第六話『さくらとネギとハラハラテスト結果』



桜達が図書館島に来てから一日、桜達はネギ達が勉強している間にこの場所からでるための出口を探していたが、全く見つけられずにいた。

「ほぇ〜・・・もうつかれたよ〜」
「出口なんてほんまあるんか?」
「もう汗だくだし・・・水浴びしに行こ知世ちゃん。」
「はい。」

桜は一日お風呂に入っていないのを気にし、知世をつれて水浴びをしに行った。
桜と知世が水浴びをしに行くともうアスナが水浴びをしていた。

「アスナさん」
「あ・・・桜ちゃんに知世ちゃん」
「アスナさんも水浴びですか?」
「そりゃあね・・・昨日お風呂に入ってなかったし。」

当然の事だがアスナも桜達と同じく昨日からお風呂に入っていなかったのである。
一応女であるアスナもお風呂に入っていなかったのを気にしていたみたいであった。
そこにケルベロスが突っ込んだ。

「まあ 昨日お風呂はいれんかったんは自業自得やろ」
「う!・・・はっきり言うわね」
「そうやろ、わいの忠告も聞かずに魔法の本探しに来て行方不明になったのはだれや」
「それは私だけど・・・」
「これは前に言わんかった事やけど魔法ちゅうもんは危険で、魔法で誰かを幸せに
してもそのかわり誰かがその分不幸になるねんで」
「ケロちゃん・・・そのセリフはちょっとアニメが違うような・・・」(また芳○桜かい!)

まあ芳○桜のことは置いといて、アスナは自分の考えの過ちはケルベロスが突っ込
む前からわかっていた事なのでアスナは一言桜と知世に誤る事にした。

「桜ちゃん 知世ちゃんゴメンね、こんな事に巻き込んじゃって」
「別にいいですよ・・・この事も私達が勝手に助けに来た事ですし」
「私は桜ちゃんの勇姿がビデオに納めることができましたのでもうほくほくですわ」

桜が良ければ全て良しの知世である。

そして桜達が話していると桜は木の影の向こうにいるネギを見つけた。

「あっ!・・・ネギ君だ!」
「えっ・・・ネギ?」

桜達はそのままネギがいる場所へ走っていった。

「ネギくーん!」

桜達がネギの所へ行くとネギは桜が見つけた時の場所を去ろうとしていたところであった。

「ネギ君何しているの?」
「いえ・・・あの・・・その・・・僕は別に・・・」
「ほぇ?」

ネギは顔を赤らめとてもあたふたしていた。
それもそうだ桜達は水浴びしていたのでタオル一枚の姿である。
イギリス紳士のネギとしては見てはいけないと思っている。

「ネギ君大丈夫・・・顔すごく赤いよ」
「あれ・・・大変 熱あるの」

アスナはおでこをネギに近ずけようとするとネギは余計に顔を赤らめる。
それを桜は心配そうに見ているが知世はその横で笑っていた。
その瞬間、木乃香が大声を出しながら桜達がいる方向に走ってきた。

「大変やアスナー!」
「どうしたの木乃香?!」
「ツイスターゲームの所に追ったゴーレムが出たんや」
「なんだって!」

それを聞いたアスナや桜達はすぐに服を着てゴーレムが出現した場所へ急いだ。


アスナと桜はゴーレムが出現した場所に行くと巨大なゴーレムがまき絵を右手にかかえていた。

「なんやあのゴーレムは!」
「ケロちゃん今しゃべっちゃ駄目 それよりもあの大きな人は!」
「またあのでかいの!」
「動くゴーレムですよ!」

アスナや桜達はゴーレム出現に驚きもう頭の中が収拾の付かない状況になってきた。
だがこの状況でも知世は冷静に桜をビデオに収め始めた。(もうすでにプロである)

「フォフォフォ・・・もう観念するんじゃ」
「迷宮を歩いて帰ると三日はかかるしのう〜」
「三日!」
「それではテストに間に合わないある」

その時! 頭が混乱しているネギが言ってはいけない助言をした。

「大丈夫です! この魔法の杖で飛んでいけば一瞬ですから!」
「さっきから何言っているのよ!」
「ネギ君・・・その言葉はまずいよ」

ネギの口を押さえようとするアスナそしてみんなの前で魔法を使えない事をどうしようか考える桜、知世はその間も桜をビデオに収め続けている。

どうしよう・・・ネギ君は魔法が使えないし魔法が使えてもみんながいるし・・・

さくらは考えた結果あるカードを使う事にした。
そのカードとは・・・

「眠(スリープ)」

であった。
桜が「眠」のカードを使うとバカレンジャーの面々や木乃香が眠りに付いたのだが!

「なに寝かしてるんや桜!」
「これじゃあ逃げる事が出来ないじゃない」
「桜ちゃんも少し混乱していますわね」
「もうあのゴーレムを倒すしかない」
「まずはまき絵さんを助けないと」

こうして桜とゴーレムの戦いが始まった。

「まずはわいがいくでー!・・・があー!」

ケルベロスはゴーレムに飛び掛り火を吐いた。

「あちー!」

ゴーレムがケルベロスの火をくらい一瞬ふらつくその隙に桜は2枚のカードを同時使用した。

「剣(ソード)+翔(フライ)」

桜の背中から翼が生え杖は剣になり桜はゴーレムの右手に向って飛んだ。

「フォフォフォ仕返しじゃ〜」

ゴーレムは左手を桜に頭上に振り下ろす。
だが桜はその手をひらりとかいくぐって右手に行き「剣」で右腕を一刀両断にした。
その瞬間ゴーレムの右腕は落ち、まき絵はその落ちた右腕の手のひらから落ちた。

「おっと」

ケルベロスの背中にまき絵は落ち、ケルベロスはネギとアスナの所へ飛んだ!

「桜!・・・いまや「火」と「地」のカードをつかうんや!」
「うん・・・わかった」

ケルベロスの言葉を聞くと桜は「火」と「地」のカードを取り出し剣を杖に戻しゴーレムに向って使った。
桜がカードを使う瞬間ゴーレムはサウザンドマスターであるナギ・スプリングフィ
ールドおも上回る魔力を感じた。

「なんじゃこの魔力は!」
「火(ファイヤリー)+「地」(アーシー)」(燃える大地)
「ちょっとま・・・わしじゃ・・・」

すると地中から燃える地の竜が飛び出しゴーレムに向って突進した。

「「す・・・すごい!」」
「ひ・・・ひぇー!・・・」

ネギとアスナは桜のあまりの魔法の威力に驚き、ゴーレムは逃げようとしたが、時すでに遅く燃え盛る地の竜はもうゴーレムのすぐ後ろに迫っていたのである。
そしてその瞬間!

「ギャー!!!!●★■▼」

燃え盛る地の竜がゴーレムと衝突し、ゴーレムの悲鳴とともに大爆音をたてた。
そして言うまでもなくゴーレムはバラバラになり、ただの岩石になった。
桜はゴーレムを倒すと地面に着地しネギ達のところへ歩いていった。

「久しぶりの桜ちゃんの勇姿・・・サイコーでしたわ〜」
「す・・・すごい魔力と威力でしたね・・・桜さん!」
「そりゃそうや、今さっきのは桜カードの中でも1・2を争う威力があるカードを
2枚同時につかったんやから」
「それと桜はわいらがおった世界で一番高い魔力の持ち主やからな」
「まあ木乃香の姉ちゃんもわいが見た感じからするとだいたい桜と同じぐらいの魔
力があると思うけどな」
「へぇ〜・・・すごいですね」

ケルベロスの説明にネギは感心した。

「そういえば、まき絵さんや古菲さんはいつになったら起きるんですか?」
「もうそろそろ起きるやろ、起きたら皆で出口を探さなあかんな」
「そうよ・・・じゃないとテストが受けられないじゃない」

その瞬間会話を聞いていた桜にどこからともなく知らない人の声が聞こえた。

・・・滝の裏に地上への近道の扉がありますよ・・・・

「ほぇ・・・?」
「どうしたんや桜?」
「何か知らない人の声が聞こえた」
「なんて聞こえたんや?」

桜は知らない人の声どうりにケルベロス達に聞こえた声を話した。

「滝の裏に地上への近道の扉がありますよって・・・」
「どこから聞こえたかわからんのか?」
「わからない」
「せやったら木乃香の姉ちゃん達が起きたらその場所へ行ってみよか」

その後木乃香達も目を覚まし、桜が聞いたとおりの場所へ行ってみると本当に滝の裏に「地上への近道」と書いてある紙が張ってある扉があった。
しかし扉に張ってある紙にはこうも書かれていた。

―この扉を開けたければ次の問題に正解せよ―
―光の速さは秒速約何Km?―

「という事はこの問題を解くことが出来ればこの扉をあけることが出来るのですね」
「光の速さでござるか・・・」
「これは私が答えるです」

夕映は扉の前に出て問題の答えを答えた。

「正解は30万Kmです」
「ピンポーン!」

そして夕映が問題に正解した瞬間効果音が流れ扉が開いた。

「すごいですよ夕映さん」
「たまたま知っていたです」
「さあ・・・どんどん行くある」

古菲の一言の後ネギ達は全員開いた扉の中に入っていった。


そしてネギが去った後、ネギ達が入っていった扉の前にフードをかぶった一人の謎の青年が姿を現した。

「あの子が我が友ナギ・スプリングフィールドの息子であるネギ君ですか・・・」
「確かに前を見る目はナギに似ている」
「しかし私と出会うのはまだ早いみたいですね」
「もう少し成長しましたら私のほうから出会う事にしましょう」

「・・・それにしても学園長は今回痛い目にあいましたね」
「だいたい回復魔法を使いながらでも全治2週間といった所ですかね」
「まあ私が治せば一瞬でケガは完治しますけど面倒なのでやめておきましょう」
「ベッドの上で包帯まみれになっている学園長も見ものですしね」

すると謎の青年はその場から去っていった。(まあ正体バレバレやけど)


ところで変わって扉の中に入っていったネギ達は、延々と問題を解きながら階段を上っていた。

「はあっ・・・はあっ・・・いつになったら頂上に着くのよ」
「もう足ががくがくだよ〜」

知世や夕映はケルベロスの背中に乗って移動しているのだがアスナやまき絵など体
力があるものは普通に自分の足で登っていたのでそろそろ疲れが見え初めてきた。

「頑張ってください・・・あと少しで頂上ですよ(たぶん)」
「あっ!・・・見てくださいです」

夕映は前方に地上まで直結のエレベータがあるのを見つけた。

「やったー!これでこの図書館島の地下から開放されるよ」
「早く行くあるよ」

全員が急いで見つけたエレベータの所へ行くと木乃香がある重要な事に気づいた。

「そういえば、全員乗る事が出来るんかな〜?」

その瞬間全員が考え始めた。

「そういえばそうでござるな」
「どうするのよ」
「まあ・・・どれだけ人数が乗れるのか乗ってみるです」

夕映の一言により一度全員で乗ってみようとすると丁度ケルベロス一匹分重量オーバーしていた。

「ふむ・・・これはこの獅子を置いて行くしかないようでござるな」
「そのようですね」
「このライオンかっこよかったのにおしいある」
「ライオンさんにはごめんやけどな〜」
「(えっ・・・えっ・・・わいを置いて行くんか?)」

ケルベロスが誰にも聞こえぬように桜やネギに話しかけると桜は両手のひらを合わ
せてケルベロスに謝りながら答えた。

「ゴメンケロちゃん!・・・ケロちゃんは後から飛んで図書館島から出てきて」
「(何でわいだけ置いてけぼりやねん)」

桜が謝っているのに対してケルベロスはすごく不満げであった。
そこで知世は1つ荒技に出る事にした。

「後から来ましたらケロちゃんの思う存分お菓子やケーキを作って差し上げますわ」
「(ほんまか知世?)」
「はい」

ケルベロスは知世の(これが本当の)あまい言葉にすぐ答えを出した。

「だったらわい後から行くで」
「(今日はお菓子・ケーキ三昧や〜♪)」
「ケロちゃんってばげんきんなんだから。」
「それでは参りましょう」

最後の知世の一言で全員エレベータに乗り終え、エレベータのドアはしまり桜達は
ケルベロスをおいてけぼりのまま地上へと戻っていくのであった。


そして桜たちの乗るエレベータが地上へ着き「チンッ!」の音とともにエレベータ
が止まるとエレベータのドアが自動で開いた。
エレベータのドアが自動で開く最中桜達はやっとのおもいで地上に戻ってこれたかとおもった瞬間!
目の前に呼吸の乱れきったケルベロスの姿があった。

「ケロちゃん!」
「「早!」」
「(知世・・・お菓子・・・ケーキ・・・はよう作ってくれ・・・)」

桜はいきなりのケルベロスの再登場に驚き、ネギやアスナはケルベロスのあまりの速さに桜以上にすごく驚いていた。
一方ケルベロスの頭の中はお菓子やケーキでいっぱいだったという。

さてこのケルベロスの異様な行動に、魔法の事を怪しむものが出てきてもいいのだが、

「この子付いてきちゃったんだ」
「エスカレータに乗っている拙者達に付いて来るとはこの獅子すばやいでござるな」
「でもこのライオンどうするある?」
「動物園にでも連絡を入れておきますわ(ウソ)」

ケルベロスの行動を楓・まき絵・古菲は全く見当違いの方向に解釈し、しかも一番
こういう事を怪しむであろう夕映はそれどころではなく今まで気がつかなかった地
上までの直通のエレベータについて木乃香と「あーだこーだ」と喋っていた。

そしてこの日の夜ケルベロスは今までで史上最高の幸福を味わった・・・・


それから数日後・・・
テスト当日図書館島の反動により遅刻はしたもののアスナ達のテストは終わり、テ
ストの結果を発表する日がやってきた。
桜やネギ達は朝からテストの結果発表会場にいた。

「私はテスト受けてないのにドキドキするよ〜」
「そうだね・・・でも私はもっとドキドキするよ」

テストを受けて以内のにもかかわらずドキドキする桜とテストを受けてもっとドキドキするまき絵。

「私は2−Sに食券十枚ある」
「あら・・・私は2−Aに食券百枚かけましたわ」
「そんなのあたるはずないある」
「そうです」
「それはどうでしょう」

トトカルチョに食券をかけている者達、しかも知世は桜子の二倍の枚数で最下位の
2−Aの一点買いである。
色々いるが、とうとう成績順位発表の時間がやってきた。

「2年生の学年平均点は73.4点・・・では第2学年のクラス成績の順位を発表しましょう」

その瞬間皆順位発表の画面へと釘付けになる。

「では第一位は・・・・・・・」

皆緊張のあまり自分のつばを飲み込む。

「・・・の前にブービーから発表しましょう。」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「だあ〜〜〜〜〜!!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

イレギュラーが入れば必ずと言っていいほど入るお決まりであるが、いきなりの事に
画面に釘付けになっていた皆がこけた。
このイレギュラーがなんなのか読者の皆さんは知っているであろう。

「ではブービー賞は・・・・・・」

その時、ネギを含め皆の心は2−Aとなっていた。

「2−Pです・・・平均点70・8点!」

皆の期待もむなしくブービーだったのは2−Pであった。

「あちゃー!」
「これで最下位脱出の確率が低くなったー」
「取れるなら良くてブービーくらいだと思ってたのにー!」

その後も順調に順位発表が続いていき、残す順位は最下位と1位・2位だけになっていた。

「うわー・・・もうだめだー!」
「まずいよ・・・1位か2位じゃないとネギ君クビ決定だよ」

2―A皆の心にはもうすでに焦りと緊張のあまり半分諦めモードになっていた。
そして第2位の結果発表!

「さて第2位は2−え・・・」
「A!・・・A!・・・絶対A!」
「2−F組!・・・平均点80.8点!」

次の瞬間もうどんよりモードが2−Aを取り巻いた。

「ズ−ン・・・・」
「もうネギ坊主クビ決定あるー!」
「あー・・・ネギ君―!!!!!」

まき絵はもうすでに泣き状態に入り他の皆も目がまん丸モードになっている。
一方世界中の下で結果発表を見ている委員長たちは・・・・

「こうなっては学園長先生を殺しに行くしかありませんわー」
「委員長ストップストップ!」
「止めないでください朝倉さん・・・でないとネギ先生がクビになってしまいますわ」
「まだ諦めるのは早いね」

委員長が学園長を殺しに行こうとするのを止める朝倉とまだ諦めていない超。
色々といるが最後の一位と最下位の発表となった。

「さて今回残っているのは2−Aと2−Kどちらもいつも最下位とブービーを取っ
ているクラスだが、今回この二クラスの内どちらかがクラス平均ナンバー1です!」

「そうだったんだ・・・と言うことは2−Aが優勝ってことも・・・」

桜がそうつぶやいた瞬間一位のクラスが発表された。

「第一位は2−A平均点81.5です!」
「「「「「「「「や・・・やったーーーーー!!!!!!」」」」」」」

桜子と知世が食券長者となり古菲やまき絵などは飛び上がりハルナはガッツポーズをとっている。
そしてネギ達が2−Aトップに嬉しがっているとしずな先生が現れた。

「やりましたねネギ先生」
「あ・・・しずな先生何か御用ですか?」
「ええ・・・ちょっと学園長が神楽坂さん達一人一人のテスト平均を発表するようにとの事で・・・」

そしてしずな先生はバカレンジャーのテスト結果を一人一人発表していった。

「まずは佐々木さん・・・66点今回は良く頑張りましたね」
「ええ・・・うそー!」

その後も発表が続いていき古菲は67点・楓は63点・夕映は63点後の図書館探検部はいいとしてアスナは71点であった。

「最後に大道寺さん」
「はい」
「あれっ・・・知世ちゃんテスト受けていたの?」
「はい・・・2−Aの皆さんに少しでも役立てればと思いまして」
「すごいわね・・・平均点99点よ」
「ありがとうございます」

知世のテストの平均点の結果にその場にいた皆が驚き大声を張り上げた。

「「「「「「えーー!!!」」」」」
「でも少し惜しかった事はテスト結果テスト第2位の葉加瀬さんと2点差と言う事ね」
「葉加瀬さんも大道寺さんも両方とも1問だけ不正解だったんだけど、大道寺さんの間違えた問題ほうが点数配分が大きかったみたいなの」
「おしかったね・・・知世ちゃん」
「次回は私もテストを受けるから一緒に頑張ろうね」
「はい」

こうしてネギのクビはまぬがれ2−Aが学年トップと言う快挙を成し遂げたのであった。

「そういえばおじいちゃんなんで自分で発表せんかったんかな〜?」
「なにか用事でもあったんじゃない」

木乃香とアスナがそんな会話しているとき学園長はベッドの上で包帯ぐるぐる巻きのミイラみたいな状態で寝ていた。

「うーん・・・うーん・・・それにしても桜ちゃん強かったの〜少し甘く見すぎていたわい」
「くっくっくっく・・・あなたのゴーレムが弱すぎたんですよ」
「見舞いに来てくれたのなら見とらんとお主の魔法で治してくれんかの」
「いえ・・・私は学園長の包帯巻き姿を見に来ただけですので・・・くくく・・・」
「・・・・・・・・(怒!)」

図書館島の地下にいた青年が見舞いに来ていたのだが治す気が全くなく、学園長は
後もう数日包帯巻き姿のまま寝ていることとなった。


<第六話終>


『ケロちゃんの次回予告コーナー』

「こにゃにゃちわ〜」

「さ〜て今回も『ケロちゃんの次回予告コーナー』がやって来たでー!」

「さて今回のゲストは・・・・・」

「図書館島の地下に現れた謎の兄ちゃん・・・その名も・・・」

「おまちください・・・今回は謎の人という事にしていてください。」

「そうか・・・まあどうでもいいけど。」

「さて・・・それでは次回予告いくでー」

「・・・とその前になぜ2−Aの面々ではなく謎の兄ちゃんがゲストなのか不思議に思っている見たいやな。」

「何でそう思ったんや?・・・誰も2−Aの面々が必ず出てくるなんて言ってないで。」

「と言う訳で今回そう思った奴はちゃんとこの小説を読んでないという事や」

「もう一回この小説を位置から読み直す事をお勧めするで」

「では次回予告やー」

「さて次回のタイトルは・・・」

「『桜とまほら学園最後の日』ですね」

「いきなり地球に降ってきた隕石・・・そして逃げ惑う人々・・・」

「魔法使いであるネギや桜はいったいどうするのかー」

「・・・ってコラー!・・・いきなり嘘つくなや」

「ハハハハハ・・・いいのりツッコミでしたね」

「これは関西暮らしが長かったわいの癖なんやはようさっさと本当の予告せんか
い」

「わかりましたよ」

「はあ・・・はあ・・・なんかこの兄ちゃんどっかの陰険魔術師に性格にとるな。」

「まあ・・・そんな事よりもこれがほんまの次回のタイトルやー!」

「『さくら争奪部活対抗戦』ですね」

「風香史伽姉妹の案内でまほら学園を回る桜とネギ!」

「突如勃発した桜争奪部活対抗戦!」

「運動神経がむっちゃいい桜をゲットする部活動はどこなのかー!」

「・・・が次回の見所ですね」

「そういやこのコーナーをいっつも楽しみに見とる人には申し訳ないんやけど今回ももう時間がない」

「と言う事で最後のキメと行きましょう」

「コラー!・・・わいのセリフとるなや!」

「ほら・・・もう終わりますよ」

「ほなな〜(怒)」「ハハハハハー」

<終>


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