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第57話 闇を照らす金色の輝き! 投稿者:仮面ライダーマンティス 投稿日:07/27-19:10 No.2741
深夜11時52分・橋の上
ガシャン
ヴィイイン!
「ハアッ!」
ガシャーーーン!
エヴァやネギを守るため、そしてラズウェルの闇を取り払うため、電王は強敵ラファエルイマジンとの最後の戦いを開始した。
アックスモードにくみ上げたデンガッシャーを叩きつける!
「ガッ・・・!」
とっさにそれを剣で防ぐラファエルイマジン。しかしソードフォームのそれを遥かに凌ぐ重い一撃にガードしてなお、衝撃を受けてひるむ。
「俺の強さが・・・お前を泣かす! まだまだこんなもんやないでえー!」
ガシャン!ガシャン!
引き続き何度もアックスをたたきつける電王!
ラファエルイマジンを相手に一見して優勢に見える。
「バカな・・・これがあの野上良太郎の正体だというのか?奴は一体・・・」
「良太郎さん・・・」
一方眼前で良太郎の変身を目撃したエヴァと茶々丸も驚きの色が隠せなかった。さすがに600年生き続けた吸血鬼も、電王の変身とその最強クラスの魔法使いにすら匹敵するかも知れない力に驚いていた。
何よりそのすさまじい力を振るっているのがあの野上良太郎であるということに・・・・
「すごい!押してますよキンタロスさん!」
「がんばってくれよ~、熊の親分~!」
「いいわよキンタ~!そのままやっちゃいなさーい!!」
危機一髪のところで間に合ってくれた電王の登場による安堵感とアックスフォームの優勢から応援に気合が入るアスナたち
だが、そうそう都合よくばかりいかないのが戦いというものである。
ガシャン!
「ぐ・・・なるほどたいしたバカ力だ・・・だが、貴様の戦いには二つの大きな欠点がある・・・」
バサッ!
「ムッ!」
怒涛の攻めで電王の追い詰められつつあったラファエルイマジンだが、何発かの攻撃を受け、何かを悟ったように翼を広げ空中にとび上がった。
「フフ、やはり空中戦はできないようだな。貴様の戦いは唯一の取り得、その凄まじい力で相手をねじ伏せること。こうして距離をとってしまえば取るに足らない雑魚、そして二つ目の弱点・・」
そういって左手を橋の上に居る電王にかざすラファエルイマジン!
<マズイ!キンタロス!なるべくアスナちゃんたちから離れて!>
「接近戦主体ゆえ、飛び道具を持たないことだ!」
ドゴドゴドゴーーーーン!!!
「ムオオオッ!」
「きゃあああ!」
「皆さん下がってください!衝撃くらい緩和できますから!」
そう言い放ち、左手から強烈な光弾を連射するラファエルイマジン!
容赦のない破壊の光が雨のように電王に降り注ぎ、鉄筋できた橋は激しく揺れ、折れてしまうのではないかという衝撃にされされる。
「風障壁!」
ゴオオオオ!
とっさの良太郎の判断とネギの魔法によって、直撃やその衝撃によるダメージを免れたアスナたち、だが橋の上には激しい土ぼこりが立ち上がり、そしてそれが取り払われた先には・・・
ドサッ・・・
「ぐ・・ぅ・・」
「「良太郎(さん)!!」
倒れこむ電王がいた・・・
・・・・・・
橋の上で行われている死闘を見つめる二人
「チッ!なにやってるんだアイツ」
カシャン!
ラファエルイマジンの攻撃を受け動かなくなる電王に文句を言いながら、ブローカーをにらみ続けていた少年は先ほど一度しまいかけていたカードを手にする。
「ハハハッ、なんだかんだで義弟のことが心配ですか?」
「うるさい! あいつに今死なれると俺が困るだけだ! なんだったらアンタから先に始末してやろうか?」
「おおっとそれは怖い。しかし一言言わせてもらえば、それをここで使うのはいろいろな意味で“無駄遣い”になりますよ?」
期限を悪くする少年をからかうかのような態度で相手するブローカー、彼のすべてを見透かした態度に、少年はひどく腹を立てた。
「何だと?」
「フフ、まあ見てなさい・・・・君の義弟とその相棒君たち。アレでなかなか・・・ですよ?」
不適な笑みを浮かべ引き続き戦いを感染するブローカー、少年はそんな彼に対しいっそうの警戒を強めつつも、なぜかまたカードをしまった。
・・・・・
「フッ、あっけないものだな・・・たしか噂では銃を使うタイプと飛行可能なタイプが存在していたらしいが、本体がこれほどダメージを受けていればもう戦えまい・・・後は」
スタッ
動かなくなった電王を見て勝利を確信したラファエルイマジン、続いて契約を完了させるため、無力な少女とかしたエヴァのもとへ舞い降りた。
「せめてもの慈悲だ。斬り殺されるのと吹き飛ばされるのどちらがいい?」
「くっ!させません!」
「マスターは私がお守りします。」
「クラスメイトを見殺しになんかできるわけないでしょ!!」
ゆっくりと近づいてくるラファエルイマジンを前にひるむことなく構えるネギたち、電王が敗れた今、もはや彼らは自分たちの手で自らの身を守るしかないということが即座にわかったのだ。
「・・・・・もういい、ありがとうよ、ぼーやたち・・・」
(((!!)))
だが、そんな彼らの重いとは裏腹に、エヴァはどこか吹っ切れたような顔をして一歩前に出た。
「貴様の狙いは私だろエセ天使?さあ、とことんやろうか・・」
「マスター!」
「手を出すな茶々丸!お前はぼーやたちを連れて逃げろ!」
「・・・・ただ命をあきらめた、というわけではなさそうだな?」
力を持ち得ない上体でありながらエヴァの目には自己犠牲といった感じがまったくなく、その顔には笑みすらあった。
「フッ、当然だ。なんで私があんなガキどものために命をはらなくちゃならない? 私は悪の魔法使いだぞ?」
「ちょっとエヴァンジェリン!こんなときに何言ってんのよ!?」
「黙れ小娘!・・・・事実だ。私は悪い悪い魔法使い・・・何人もの人間を手にかけてきた。そこにいる神父の父親も含めてな・・・だが、だからこそ戦う!」
ブン!
ガシャーーーン!
「クッ!」
剣の間合いまで近づいたエヴァに剣を振り下ろすラファエルイマジン!エヴァは子供と変わらない反射速度ながら、長年の経験と勘でなんとかそれをかわす。
「私は・・・この姿になって、生き延びるためにたくさんの人間を苦しめた。何の恨みもない人間も・・・その家族もな! だからこそ、わたしはお前らが生まれる何百年前も前に自分に誓いをたてたのさ! なにがあろうと“悪の魔法使い”でいようとな!」
(((!!!)))
ラファエルイマジンの攻撃をよけながらそう叫ぶエヴァ、その言葉に衝撃を受けるネギよアスナ、そしてラズウェルがいた。
「最後の最後まで嫌われ者の悪の魔法使いとして改心も自害もせず、勇者でもなんでもに倒されるその日まで憎たらしく生き続けるとな!! それが・・・奪ってきた命に対しての私からのはなむけだ!! 私がべ○ータになってしまったらべ○ータに殺されたものたちがうかばれないというものだ!」
「こ・後半がよくわからないんだけど・・・」
若干意味不明なたとえを加えながらも、己の思いを語るエヴァ、悪の魔法使いである―――その戒めを胸に彼女は勝ち目のないイマジンに戦いを挑む、あくまでいき続け、己の信念を貫くために!!
だが・・・
ガッ!
「くうう!」
何度か攻撃をよけることには成功したがその際につまずき、足をくじくエヴァ。いかに経験と勘が優れているといってもやはり10歳の少女の体ではそう長くは持たないのは当然であった。
「終わりだ・・・闇に帰れ」
そういって剣を振り上げたその時!
「やめろおおーーー!!」
((((!!!!))))
その場にいた誰もが驚いた。
エヴァの最後かと思われた瞬間、身を挺して彼女をかばおうとしたのはなんとラズウェルであった!
「き、貴様!?」
「わ、私の目の前で・・・これ以上の非道は許さない!」
「・・・・どうゆうことだ契約者よ?貴様はその女を憎んでいる。私にはわかるぞ。貴様の中にあるその女への憎しみが後もう少しで私を誘う過去の扉を作り出そうとしているのがな・・・」
「・・・ああ、その通りだ。正直、今でもこの女が憎い、どんな思いで悪を貫くか知った今でも・・・恐らく生涯、この黒い感情は消えることはない・・・だが、私は神父だ!神父が人を許さなくてどうする!?だから・・・・私は、許す!どんなに苦しく、黒い感情に飲み込まれそうになっても、エヴァンジェリン・A・K・マグダウェル・・・彼女の罪を許す!!!」
「!! 貴様・・・」
「勘違いするな!・・・お前が“悪の魔法使い”であることを・・・あそこにいる少年が“貴様の先生”を選んだように・・・私は“神父”であることを選んだ・・・たとえどんなにつらくとも神父としていき続けた自分の“過去”が私に希望をくれる!!」
迷いと苦しみの果て、答えを見出したラズウェル神父!
そして、そんな彼の決意ある言葉が彼を目覚めさせる!!
<過去が・・・希望を・・・くれる・・・その・・通りだよ・・>
ググ・・・、
「!! 良太郎!」
「ああ、まったくやな・・神父さん・・・アンタの言葉にこもった強さ・・泣けたでえ・・・!」
さっきまで微動だにしなかったいもかかわらずそういって起き上がる電王!ボロボロになりながらも彼は再び立ち上がった!
「バカな!?」
「野上お前・・・・」
あれほどの攻撃を受けたにもかかわらず立ち上がる電王に言葉を失うエヴァとラファエルイマジン、そんな彼らに方へ、電王はゆっくり歩き出した。
「く・・くるな!」
ドゴーーン!ドゴーン!
そんな電王に対し、言い知れぬ恐怖を感じるラファエルイマジン、光弾を放ち、再び息の根を止めようとするが、恐怖からか何発かははずれ、そして何発かは直撃こそしたが・・・
ガン!ガン!
「クッ・・・なぜだ!?なぜ動き続ける~~~!」
2,3歩下がることはあったが直撃を受けても決して倒れることはおろかよけることすらせずラファエルイマジンに歩み寄ってゆく電王、その姿にますます恐怖を募らせてゆく・・・
「さっき俺の取り得は力だけゆうとったけどなあ、まだ二つばっかりあるんや、一つはこの頑丈さ・・・」
「く・・・来るなああああ!」
ついに1メートル圏内に近づいてきた電王、完全に恐怖の感情に駆られたラファエルイマジンは剣を振り下ろすが!
ガキン!
「なっ!?」
「(ニヤッ)つーかまえーたー!」
なんとその斬撃をよけるでも防ぐでもなく、自らの体で受け止める電王!
その頑強な装甲で受け止めた剣をそのまま左手で掴み取って離さない。
「き、貴様まさか最初から・・・!」
「へへ、当たりや!この距離ならあの光は出せへんもんなあ!せい!!」
パキン!
ドシーーーン!
「ぐわあああ!」
そういって握り締めたラファエルイマジンの剣を力任せに折り、ありったけの力を込めたゼロ距離張り手をお見舞いする電王。ラファエルイマジンは回避も防御も出来ず、吹き飛ばされた!
いかに翼をもっていてもこれだけの力と気迫に抑えられていたら手も足も出ない!
「これが二つ目や! どんだけ攻撃を食らおうとも、俺の心はお前の剣みたいに決して折れん!! この強さ、ゴッツ泣けるで!!」
「ぐ・・・ぐふっ・・・バカな・・・」
初めて攻撃をくらい、身体的にも精神的にも大きなダメージを受けたラファエルイマジン、その心は剣同様、完全に折れてしまっていた。
「これで最後や!」
ピッ!
<FULL CHAGE>
ギュウイイィィン!
そう叫んでパスをベルトにつける電王、金色のエネルギーがデンガッシャーに流れ込んでゆく
「ハアッ!」
ブン!
シュルルルル
そしてその斧をラファエルイマジンの頭上に投げつけ、自らもジャンプし、空中でそれを再び掴む!
ガシッ!
「ハアアアッ!」
「うああああああっ!」
ガシャアアアアアアアン!!!!!
ドーーーーーーーン!!!
金色に輝くオーラを纏ったまるで雷のような斧の一撃、ダイナミックチョップが炸裂!
ラファエルイマジンは大爆発した!!
「ダイナミックチョップ・・・・」
「野上・・・・」
爆炎の中、たたずむ電王の姿に、言葉にいえない何かを感じるエヴァであった・・・・
「やりましたね良太郎さん!」
「アンタまたあんな無茶して体大丈夫なの!?」
パシュウウウン
「おお、全然平気や!お前らもようがんばったなあ!」
賞賛と心配をしながら駆け寄ってくるアスナとネギに対して、変身を解除して笑顔で答えるK良太郎、その体と顔は、正直装甲を通り越してボロボロだったが、それでもK良太郎の顔には余裕があった。
<・・・いたいよ~~~>
と、いうのはモチロン鈍感なキンタロスだけの話、実際同じ感覚を共有している良太郎は心の中で痛くて一人泣いていた・・・
「どうやったエヴァ? 俺の強さは泣けたやろ~?」
「・・・フン、無様極まりない戦い方だったな。貴様がここに来たときのあのすばやい人格・・・あれを使えばもっとスマートに勝てたのに、なぜわざわざでしゃばったんだ?」
命の恩人ともいえるK良太郎に対し、あいもかわらずひねくれた態度をとるエヴァ、しかしK良太郎は笑顔のままエヴァの頭をくしゃくしゃなでた
「ば、バカこら! 殺すぞ貴様!」
「ハハッ、まあそう怒るな!俺がワカに変わってもらった理由はな俺がお前の友達で、助けたい思ったからや!」
「と、友達だと!?」
自分がこの一週間、どれほど良太郎を憎んできたか、まったく理解せずに、あっけらかんと答えるK良太郎の言葉と、まるで近所の子供にせっするかのようなその上から目線にエヴァは怒りを感じた。
「おおっ、ネギは先生として、神父さんは神父として、そして俺やアスナは友達として、お前を守った、簡単やろ?」
「ば、バカなことをほざくなタコ! 貴様ヒーローだろ!? 悪のボスたる私が友達なわけないだろーが!?」
「ハッハッハ、照れるな照れるな!」
「って、頼むから人の話を聞け~!」
初めて会ったときと同様のかみ合わない会話にエヴァは先ほどの死闘以上の疲労感を募らせるのであった。
「アハハ・・・最強の化け物とかいってたエヴァンジェリンもキンタロスにはかなわないわね・・・」
「そうですね、アハハ」
「貴様ら笑うなーーー!」
完全に子ども扱いされ、言いようのない敗北感にさらされるエヴァ―――泣けるでえ(笑)
「ハハ、まああれやな、これからは友達のたくさんおる悪の魔法使いとしてお天道様の下を歩いていくんやな!」
「友達がたくさんいる悪って・・・そんな間抜けな悪役になれるかーーー!」
「何言っても無駄よエヴァンジェリンさん、そいつ人の話聞かないから・・」
「でも、僕もそれがいいと思いますよ! その呪いだって、僕がいっぱい勉強していつか解いてあげますから。友達兼先生として♪」
「だ~か~ら~!」
「ああ、マスターがこんなに楽しそうにしているなんて・・・「楽しくなーーーーーい!!ええい、野上良太郎!いつか絶対ころーーーーす!!!」」
・・・・・・
パチパチパチ
「いや~相変わらず楽しませてもらえます♪よかったですね~、君も余分な変身をせずにすんで?」
電王の戦いに満足し、聞こえない拍手を送るブローカー、一方少年は相変わらずしかめっつらだった。
「フン、アイツ・・・あんな無茶で無駄な戦いをして・・・やっぱダメだな・・・・いよいよ俺の出番か」
「おや?私は中々好きですがね・・・・それにフフ、彼が立ち上がるとき言った『過去が希望をくれる』という言葉・・・ほかの誰でもない、貴方が送った言葉なんですよ?」
「何だと!?」
「ハハッ、まあ、いずれにせよ貴方の参戦は喜ばしい! では私はいつもどおり、あの神父殿の記憶を奪うと・・「させねーぜ?」“パシュウウウウン!”おっと!」
バチバチバチ・・・・
突如ブローカーに向かって放たれる電気を帯びた弓矢、そのの放たれた先には、黒いアンダーウェアに緑色のプロテクターを身に纏いウィルが憑依したWフィリアが弓を構えていた!
「おやおや!これはこれは!」
(あいつは・・・?)
シュウウウン・・・・
憑依を解き、18歳の姿でじっとブローカーをにらみつけるフィリア、一方少年は彼女のことは知らないようだ。
「引きなさい。どの道私や“おじさん”に知られている貴方は・・・いまさらそんなことをする意味はない・・・・」
(お・おじさんだと!?)
「フフフ、確かに・・・では今夜はこれにて、彼によろしくおつたえください。レディ」
シュウウウウン・・・
そういい残し、ブローカーは闇に溶け込むように姿を消すのであった。
「・・・チッ!」
フォオオオオン!
いくつかの不満を溜め込んだ少年もまた、自分をおじさん呼ばわりした少女を無視して乗ってきた二両編成の列車に乗って去っていった。
「・・・・・ついに貴方も来るんだ・・・侑斗おじさん・・・」
夜空の下、新たな戦いのステージを感じ取り、静かに空を眺めるフィリアであった。
・・・・・続く・・・・・
おまけ
【欲求不満がクライマックス!!】
デンライナー食堂車内
ズ~~~~ン
「あれれ?どうしたのモモタロス、全然元気ないよお~?」
コーヒーを飲みながらくつろぐイマジンたちの中、車両の片隅で体育座りをして暗い空気をを出しているモモタロスに気づくリュウタロス
そんな彼にナオミが説明をする。
「アレですよきっと!エヴァちゃん編で自分だけ出番がなかったからおちこんでるんですよ!」
「なああんだそっか~!亀ちゃんも熊ちゃんも鳥さんも僕も大活躍だったのにモモタロスだけ出番なかったもんね~♪」
「わわっ!ダメだよリュウタ!」
ピクッ、
「誰が出番がないだコラアアア!!!」
「あ~あ、さっきまで静かだったのに・・・」
空気をまったく読まない無邪気な一言で、くすぶっていたモモの怒りの炎を点火させるリュウタロス、ウラタロスはじめ、あえてほったらかしにしていたキンタロスやワカマルス、それにハナも正直、めんどーそーなであった。
「お、落ち着きなってモモ!出番だったらホラ!私やオーナーもなかったわけだしさ?」
「うるせえハナクソ女!なんで主役の俺様がこんな扱いなんだよ!やっぱムッツリ!お前降りろお!」
「なっ・・・!なぜ拙者が!?」
「うるせえうるせえ!なんかお前が降りたほうがいい気がすんだよ!作者の奴も『ああ、デンマギのクライマックスフォームどうしよう』って悩みっぱなしで困ってんだよ!!」
意味不明な言葉でワカマルスに当り散らすモモタロス、いや・・・まあ事実なんだけどね(笑)
「まあまあ先輩、釣れない時もあるから、釣りは楽しいって言うよ?」
「せやでモモ!いくらTVでもコッチでも出番が少ないからってあたったらあかん!」
「テメーこそわけわかんねーこと言ってるんじゃねえ!!見てろよコノヤロー!次回こそクライマックスでいくからなあああ!」
「あっ、でも来週は新キャラが登場らしいわよ?」
「なぬっ!?」
デンマギ58話の台本を見てそうつげるハナをモモは首を180度回転させて見る。
「あ~あ、こりゃ先輩、出番のクライマックスはもうすぎちゃってるね~」
「ちっくしょ~~お・・・番外編は見てやがれれエええええええ~~~!!!」
「車内ではしーずーかーに!・・・お願いしますよモモタロス君?」
「あっ、すんません・・・」
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