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星から来た人々2話 宿敵の襲来 投稿者:NEXUS 投稿日:03/23-11:23 No.2162
マイナスエネルギーの調査と言う任務でウルトラマン80、矢的猛は麻帆良学園を訪れた。
学園では期末テストが近づいており、教育実習生のネギに最終課題が出されようとしていた。
時、同じくして、宇宙空間で不気味に地球を見つめる宇宙船の1機が隕石に紛れ、麻帆良山に降下した。
廊下 ネギが明石、椎名と歩いている。
ネギ「皆さんピリピリしてますねぇ。」
明石「もうそろそろ期末テストだからね。」
椎名「来週の月曜からだよ、ネギ君。」
ネギ「へぇ~、期末テスト・・・って2ーAもそうなのでは!?」
明石「ああ、うちの学校エスカレーター式だしね、あんま関係無いんだ。」
椎名「特に2ーAはずっと学年最下位だけど大丈夫大丈夫。」
ネギ(だ、大丈夫じゃ無いでしょ~!!)
心の中で突っ込みを入れている所に猛がやって来た。
猛「ネギ君、学園長がこれを。」
猛の差し出した封筒には、「ネギ教育実習生 最終課題」と書かれている。
ネギ「さ、最終課題・・・。」(今頃出るなんて~。なんだろう、魔法修得?怪獣退治?)
恐る恐る封筒を開けるネギ。そこには・・・
ネギ「期末試験で2ーAが・・・」
猛「最下位脱出出来たら正式な先生にしてあげる・・・」
・・・
ネギ「・・・なーんだ、結構簡単そうですねー。良かったー。」
猛「・・・そうかなぁ、このままじゃきついような・・・」
2ーA教室 猛が隕石から発せられる特殊なエネルギーの調査のため、ネギ1人で授業をしている。
ネギ「皆さん!今日のホームルームは大勉強会にしようと思います!!このクラスが最下位脱出出来ないと(僕が)大変な事になるので、皆さん頑張りましょう!!」
明日菜(何なの、突然)
椎名「じゃあ、皆で英単語野球拳しよー!!」
ネギ(野球を取り入れた勉強?・・・よし、ここは生徒の自主性に任せて・・・)「ではそれで行きましょう」
明日菜「え!?ちょっとネギ!!あんた野球拳て何か知ってんの!?」
椎名「ほらこっち来て明日菜。」
明日菜「いや~!!」
明日菜の必死の叫びも全員の歓声に飲まれネギには届かなかった・・・
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数分後
猛「皆ゴメンね、遅れてしまって・・・」
調査から戻った猛が教室に入ると、そこには下着姿になってしまった2-Aの成績下位組(バカレンジャーと言われる5人衆)がいた。
猛「み、皆服を着なさい、はやく!!」
振り向くと顔が真っ青になったネギがいた。
ネギ「・・・こ、このままじゃ・・・そうだ!3日間だけ頭の良くなる魔法があったんだ、それを使えば・・・」
そう言って杖を構えるネギ
ネギ「副作用で1ヶ月パーになっちゃうけど・・・」
明日菜「やめんかー!!ちょっとこっち来なさい!!」
階段 踊場 明日菜がネギに説教をしている。これじゃあ、どっちが教師か分らない。
明日菜「まったく何やってんのよ!!そんな簡単に魔法使うな!!」
ネギ「うう・・・」
心無しか、ネギがどんどん小さくなって行くように見える。
明日菜「ばれたら強制帰国なんでしょ!!使いすぎ!!」
ネギ「で、でもこのまま最下位だったら僕先生にも立派な魔法使い(マギステル・マギ)にも・・・」
猛「言葉はきついけど、明日菜君の言うとうりだよ。」
明日菜「矢的先生。」
猛「僕たちの力は、そう簡単に使って言い訳じゃ無い。皆が一生懸命頑張って、それでもどうにも出来ない時に、はじめて使う事が許されるんだ。」
ネギ「一生懸命・・・」
猛「そうだ。君はまだ、最後の最後まで頑張っていない。魔法に頼らず、自分の力だけで生徒とぶつかるんだ。」
ネギ「!!」
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放課後 広場
ネギ(・・・僕は間違っていた・・・ギリギリまで頑張っていないのに、魔法に頼ってしまって・・・よぉし、期末テストまでの間魔法を封印しよう!1人の教師として、生徒とぶつかるんだ!!)
そう決意すると、杖を構え呪文を唱えはじめる。
ネギ「ラステル・マ・スキル・マギステル、誓約の黒い三本の糸、我に3日間の誓約を・・・」
ネギの体の中に光が入っていき、その直後に腕に黒い輪が三本現れていた。
ネギ「これで僕はただの人間だ。正々堂々、頑張ろう。」
夜 学園長室 猛が学園長に調査結果を報告している。
猛「・・・以上が、あの隕石についての報告です。」
学園長「異常は無かったか、隕石には・・・」
猛「はい。特殊なエネルギーを発していたのは、その隕石に紛れ降下した宇宙船です。」
学園長「う~む、どこの星人かは分らんが、侵略や破壊目的で無い事を祈ろう。」
ピリリリリッ 学園長の携帯が鳴る。
学園長「儂じゃ、・・・何じゃと!分ったすぐに応援を・・・」
ブツッ 中途半端に回線がきれる。
学園長「む!?」
猛「どうしたんです!?」
学園長「図書館島に怪物が現れ、警備員と魔法先生が行方不明になった・・・」
猛「僕が行ってきます。」
学園長「うむ、接触は慎重に行ってくれ。」
同時刻 図書館島裏口 ネギ、バカレンジャー、木乃香、早乙女、宮崎ら9人が集まっていた。
佐々木「ココが図書館島・・・」
木乃香「大丈夫かな~。結構危ない罠とかあるらしいけど・・・」
明日菜「大丈夫、それはアテがあるから。」
そういって眠そうにしているネギの方を向く。
明日菜(出番よネギ。魔法で私達を守って。)
ネギ「え・・・僕魔法封印してるんですけど。」
明日菜「え・・ええ~!?」
ゴゴゴゴ 裏口の開く音に明日菜の叫びはかき消された・・・
図書館島 内部 明日菜達よりも先に侵入者はいた。
???「イソゲ、コノタテモノノナカニアルめるきせでくノショヲモチカエルノダ!!」
隊長格の者が叫ぶ。その近くには3人程の部下がいた。
???「アノホンヲウバイ、マホウてくのろじーをカイセキシ、ニンゲンタチニメニモノミセテヤルノダ~!!」
???「フォフォフォフォフォ・・・」
不気味な笑い声がその一室に響いた・・・
図書館島 正面入口前 車から降りた猛が、巨大な図書館を見つめている。
猛「この中か・・・入るのは初めてだな・・・」
そう言うと、猛は建物内の暗闇の中へ入って行った・・・
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