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星から来た人々6話 異星獣、出現 投稿者:NEXUS 投稿日:05/23-22:11 No.2458

 夕方の学園長室 猛と学園長が真剣な面持ちで話している。

猛「行方不明事件!?」

  猛の驚いた声が響く。

学園長「うむ、ここ最近頻繁に起きておる。被害者は全員が魔法使い、もしくは高い魔力をもっておった。」

  学園長の机の上には、その事件に関する資料や報告書が並んでいる。

猛「どこかの組織の誘拐じゃないんですか?」

学園長「目撃者がその犯人・・・いや人ではない怪物を見たと言っておる。目撃者はあまりにもパニックになり過ぎていたので記憶処置をかけたが・・・」

猛「怪物・・・?」

学園長「50cm程の大きさでグニョグニョと不定形、触手を伸ばして人間を捕まえていたそうじゃ。」

猛「・・・分かりました、調べてみます。」

  そう言うと、猛は資料を片手に部屋を出た。


怪獣出現も無く、気が緩んできた春休みの中ごろから発生したこの事件。当初は被害者たちが無断で外出等をしているのかも知れない程度だったが、連絡も無く、いつまでたっても寮や家に戻ってこない事から事から、行方不明事件として捜査する事となった。・・・もっとも、被害者の体の一部が消化途中の状態で発見された事から、生存は絶望的だった。


  薄暗い裏通り 住宅街への近道として使う人が多いが、事件の噂で誰も居ない。そこに猛、ミライ、刹那、龍宮等の協力者が集まっていた。

猛「大体日が沈んでから事件は発生しているな・・・」

刹那「他の班も既に動いてます。」

龍宮「そろそろ私たちも動こうか。」

ミライ「気を付けてください、どこから飛びかかって来るか・・・危ない!!」

  隣に居た龍宮を突き飛ばし、飛んで来た怪物を叩き落とす!!

  ビシャッ!!

  気味の悪い音をたてて潰れる怪物。しかしすぐに再生し、どこかへ飛んでいってしまう!!

猛「奴が犯人だな!!追うぞ!!」

  からかう様にして飛び回る怪物を追い掛ける猛達!!次第に森の奥深くまで来てしまう。

ミライ「なんて速さだ!!」

刹那「龍宮!!撃ち落とせないか!?」

龍宮「弾は当たっているんだ!!だが奴にはたいして効果が無いんだ!!」

  確かに命中しているがすぐに傷が治ってしまう。地面には怪物の傷から排出された弾が無数に転がっている。

怪物「ギィィィッ!!」

  木の影から別の怪物が猛達に向かって触手を伸ばす!!

刹那「はぁっ!!」

  ザシュン!!

  迫る触手を切り裂く刹那!!だがすぐに再生してしまう!!

猛「実弾がダメならレーザーはどうだ!!」

  ズギュゥン!!

  ライザーガンからレーザーが発射され、怪物に直撃する!!

怪物「ギシャアアア!!」

  無気味な声を上げ、廃工場に入ってしまう怪物!!飛び散った肉片が地面に落ちる。

猛「・・・逃げたか。」

ミライ「追いましょう!!」

猛「いや、何があるのか分からん。一旦戻って対策を立てる。」

ミライ「でも、あの中には行方不明の人達が・・・」

  猛はミライの言葉を首を振って否定した。そして、地面から何かを拾い上げるとミライ達へと突き出した。 

猛「・・・奴の肉片の中にこれが混じっていた。・・・状態からして消化途中の物だ。」

  彼が見せた物は、人間の指であった。それを見て、ミライは言葉を失った。

龍宮「・・・今突入すれば、私たちもこうなるか。」

猛「こいつのサンプルを持って行かないと対策は立てられんな。」

  そう言うと猛は地面にへばりついている怪物の肉片を採取し、その廃工場から去って行った。その顔は、悔しさに満ちていた。


 翌日 対策本部  猛や他の魔法使い達が集まっている。

猛「この怪物の細胞は地球上には無く、宇宙から飛来した物と思われます。」

瀬流彦「この怪物には魔法は効きませんでした。」

高畑「銃も刀も効果が無いとは・・・どうすればいいんだ・・・」

  全員が沈黙してしまう。

  ガチャッ

  ドアが開き、研究員が入ってきた。

研究員「やりました!!奴らが行動する時に発生する特殊振動波をキャッチするレーダーと、奴らの細胞を消滅させる事ができる特殊ビーム弾の開発に成功しました!!」

高畑「本当か!!」

猛「良くやってくれた!!たった1日で・・・」

研究員「おかげで所員全員ダウンですよ・・・」

  その後ろから、ワゴンにレーダーと銃を乗せたミライが入ってきた。

ミライ「既に起動してあります。それと、皆さんこの銃を使ってください。」

  全員が銃を手に取り、色々な角度から眺めている。

ミライ「矢的先生、ライザーガン専用カートリッジです。」

猛「ああ、これで奴らを・・・」

  ミライからカートリッジを受け取り、セットした瞬間・・・

  ビーッ!!ビーッ!!

  レーダーから警告音が発せられる。慌てて瀬流彦が状況を確認する。

瀬流彦「怪物が街に向かって進行を始めました!!これは・・・以前の倍以上の数です!!」

猛「行くぞ!!」


  薄暗い裏通り ネギ、明日菜、木乃香が怪物達に囲まれている。刹那が救援に来るが、その数に押されていた。

刹那(やはりお嬢様とネギ先生の魔力を狙ってきたか!!だがそう簡単には!!)

  バシィッ!!

  刹那が木乃香に迫り来る触手を切り払って行く!!

ネギ「くっ、てやっ!!」

  バシッ!!

  詠唱をする暇も無く迫る触手を杖で叩き落とす!!

明日菜「あんた格闘技出来たの!?」

ネギ「昔、猛おじさんに少し教えてもらったんです!!はっ!!」

  ベキッ!!

  杖の連打に弾きとばされる怪物!!だが・・・

怪物「ギシャァァァ!!」

  ズバァッ!!

  触手で手の甲を切り裂かれ、杖を落としてしまう!!

ネギ「ぐうっ!!」

刹那「ネギ先生!?」

木乃香「ネギ君!!大丈夫!?」

怪物「グゥゥゥゥ・・・」

  ジリジリとネギ達に迫る怪物。その触手がネギを捕らえた!!

ネギ「うわっ!!こんな・・・ところで・・・」

  必死に木に捕まるネギ。だが切り裂かれた手では力が入らない。支えている明日菜も体力に限界が来ていた。徐々に手が離れて行くネギ。その時!!

「諦めるな!!」

ネギ「!!」

  ドバァン!!

  ネギの耳に声が聞こえた瞬間、ネギは体の底から力が湧いて来るのを感じた!!そして、ありったけの力を込めて、体を掴む触手を断ち切った!!

怪物「ギャァァァァァ!!」

  その一撃を受け、怯む怪物!!

明日菜「すごい・・・」

ネギ「はぁ、はぁ・・・」

  膝を付くネギ。その胸には、ぼんやりとだがVのような形をした赤い光が輝いていた。

怪物「ガァァ!!」

  逃げ出そうとする怪物。その時、ネギ達の後ろから猛とミライが走ってきた。

ミライ「大丈夫か、ネギ君!?」

  膝を付いていたネギに駆け寄るミライ。

猛「食らえ!!」

  光弾が怪物に向かって放たれる!!

  ズガァン!!

  だが、怪物の離脱の方が光弾よりも僅かに早く、地面に弾痕を作ってしまう。そのまま森の奥の廃工場に逃げ込む怪物。その瞬間、巨大化した怪物が姿を現した!!

猛「まだあの中に残っていたのか!?」

ネギ「・・・スペース、ビースト・・・あの怪獣の名前?・・・光は絆・・・誰かに受け継がれ・・・再び・・・輝く・・・うわあぁぁぁっ!!」

ミライ「ネギ君!?」

  悲鳴を上げそのまま倒れてしまうネギ。それと同時に、胸の赤い光も消えてしまう。

猛「くっ!!」

ミライ「矢的先生、ネギ君達をお願いします!!」

猛「分かった!!・・・逃げるぞ、皆!!」

  猛達が行ったのを確認して、ミライは左腕にメビウスブレスを呼び出した!!

ミライ「メビウーーース!!」

  シュィィィン!!

  眩い閃光と共に、ウルトラマンメビウスがその勇姿を現した!!

メビウス「セヤァッ!!」

  構えを取り、ビーストに向かって行く!!

ビースト「グオォォォォ!!」

  触手を伸ばし、メビウスを引き離そうとするビースト!!だがメビウスの攻撃により地面に叩き付けられる!!

メビウス「テヤァァッ!!」

  ビーストの腹部に強烈な拳の連打を入れる!!そして、止めと言わんばかりに蹴りを入れる!!

ビースト「ガァァァァァ!!」

  グジュッ!! 
 
  無気味な音を立てて、メビウスの右足がビーストのめり込む!! 

メビウス「ウワァァッ!!」

  だがダメージを受けたのは、攻撃を仕掛けたメビウスの方だった!! 蹴りの命中する寸前に、ビーストは腹部の補食用の口を開いていたのだ!!膝を付いてしまうメビウス!!

ビースト「ゴァァァッ!!」

  ドゴォン!!

  ビーストの吐いた光弾がメビウスを吹き飛ばした!!

メビウス「ウウッ・・・」

必死に立ち上がろうとするが力が入らない。ジリジリとビーストが迫って来る。
  
  ピコン、ピコン、

  無情にもメビウスのカラータイマーが点滅を開始してしまう。

猛「イカン!!」

  ドゴォン!!

  猛がライザーガンを放つ!!更に他の魔法使いからもビーストに攻撃が加えられる!!攻撃に耐えられず、後退するビースト!!

メビウス「ハァァァ・・・セヤァッ!!」

  メビウスは力を振り絞り、その体に炎を纏い、バーニングブレイブへとパワーアップした!!そして全身の力を集め、炎の球を作りだす!!

ビースト「ギシャァァァ!!」

  逃げ出そうとするが、猛や魔法使い達の攻撃で身動きが取れない!!

メビウス「ヤアァァァ!!」

  ズゴォォォォン!!

  炎の球を叩き付ける必殺技、メビュームバーストが直撃し、ビーストは爆発と共に消滅した。それを見届けて、メビウスは天空へと飛び去った。


  翌日 夕方 猛や魔法関係者が廃工場で発見された被害者の墓に黙祷している。

猛「・・・安らかに眠ってくれ。」

  そう言って、黙祷を捧げる猛。

学園長「・・・彼らの犠牲をムダにしない為にも、我々が一生懸命戦わねばならん。」

  学園長の言葉を胸に刻むと、全員が静かにその場を去った。

学園長「・・・奴らは消滅した。これで終わりじゃ。」

猛「・・・だといいんですが。」

  猛が不安げな表情で森を見る。赤い夕日が木々を染め、炎のように写っていた。


  深夜 ビーストが爆発した地点より少しばかり離れたところで、地面が盛り上がる。

  ボコッ!!
 
  5cmにも見たない小型ビーストが更に分裂し、そのまま夜の闇の中に消えて行った・・・ 

星から来た人々 星から来た人々7話 吸血鬼、現る

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