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EXFile「勇者皇光臨」 投稿者:赤枝 投稿日:05/11-02:18 No.485
注1:徹頭徹尾ネタですのでご注意ください。設定も適当です。
注2:バージョン変更はほぼ無し。
注3:赤枝の良心により一部検閲済み。
魔導探偵、麻帆良に立つ
EXFile 「勇者皇光臨」
リューガは不敵に笑うと、豪速で真上に向かって拳を繰り出した。
突き出された拳は空間を破壊し、何処とも知れぬ空間へと繋がる孔を形成した。
空間のひずみより、一冊の書が堕ちてくる。禍々しい魔力を蓄えたそれは紛れもなく魔導書。
リューガはその魔導書をまるで神剣を執るかのような仕草で掴み取った。
「契約執行<アクセス>!! 『屍食教典儀』!! 魔術礼装<マギウススタイル>・サンダルフォン 変神<イクィップ>!!」
リューガが起動キーを唱える。
魔導書から溢れ出たページが瞬く間にリューガの体を覆い尽くし漆黒の鎧へと変貌してゆき――――――――
此処に、王国を司る『暗い天使<サンダルフォン>』が顕現した!!
「破ァァァァァァァァァァァッ!!」
リューガ――いや、サンダルフォンの体内に内蔵された『Defective Deus Dynamo』――通称DDDが唸りをあげ、周囲の字祷子を吸収し莫大な量の魔力を生み出す!!
「来いッ!! 虐隷怨<ギャ■オン>!」
読み上げられてた名に応え、莫大な魔力が物質化を果たし、巨大な白骨化したっぽいライオンが姿を現す。燃える黄金色の鬣を持つライオンは、死してなお鋭さを失わぬ鍵爪を備えた四肢を以て中空へ――サンダルフォンのもとへと駆け寄った。
「合神<フュージョン>!!」
ライオンとサンダルフォンは極光を放ちながら、溶けあい、絡み合いながら一つの存在へと昇華していった!!
「骸餓<ガ■ガー>!!」
「よーし、今こそファイナルフュージョン承認なのであ~る!!」
んずびしっ!! と意味もなく中空を指さすウェスト。白衣が何故か今日に限って真っ黒である。眉がやたらとごつくてぶっといが、あれは海苔か。襟元でゆれるネクタイがセクシーだ。
「ファイナルフュージョン!! プログラムドラァァァァァァァァイブロボ!」
なにやらうれしそうなエルザがどこからともなくボタンを取り出してぽちっと押した。ボタンに髑髏マークが付いているのは如何なる意図からか。もしくは仕様か。
いつもエルザがかぶっている帽子が無くなって、代わりにアンテナが二本ぶっ刺さっているのは何者の意志か。
「究極合神<ファイナルフュージョン>!!」
どっからともなく新幹線やらステルス爆撃機やらドリルやらが飛んでくる。鎧餓<■イガー>がなんか真っ白な霧をあたりに振りまきながら複雑怪奇な変形をかまして、がっしゃんがっしゃんぶしゅーぶしゅーと合体してゆく。
そして霧の中から現れたソレは大気を奮わせその名を叫んだ。
「餓皇骸餓<ガオ■イガー>!!」
「――――――いや、そろそろつっこんだ方が良いんだろうか、あの絶対無敵っぽい破壊神に…………。あとネギ、コタロー、そのやたらめったらキラキラした目を向けるの止めな、アレは絶対ろくでもないもんだから」
EXFile「勇者皇光臨」………………………Closed.
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