HOME  | 書架  | 

当サイトは「魔法先生ネギま!」関連の二次創作投稿サイトです。ネギま!以外の作品の二次創作も随時受け付け中!

書架

[]

『第三話 ネギとの出会い』 投稿者:ダーダー 投稿日:06/17-23:50 No.759

『第三話 ネギとの出会い、活動!麻帆良警備隊』

時刻は朝七時、麻帆良学園中等部の廊下を長い杖を背中に背負った少年が走っていた。かなり急いでいる様子だ。

ネ「学園長先生、僕に話があるから早めに学園に来てくれないかって言ってたな。なんだろう?話って」

少年の名前はネギ・スプリングフィールド。
あの前回の話で学園長が言っていた奇人変人の集まりのようなクラス3-Aの担任である。
ちなみに彼はまだ十歳のこどもだが、この学園で先生をやっているのには訳がある。彼は幼い頃に別れてしまった父親(ナギ・スプリングフィールド)に憧れていた。サウザンドマスターと呼ばれた父のような立派な魔法使い(マギステル・マギ)になるための修行に来ているのである。背中に背負っている杖は別れる際に父から貰い受けたもので、彼にとっては命の次に大切な宝物だ。また父親に会えるという希望を持って子供ながらもがんばって先生をしているのである。
紹介をしている間にどうやら目的地に着いたようだ。では話を進めよう。

ネ「よし、着いたぞ。学園長先生、いますか?」

ドアをノックし、所在を確かめるネギ。するとすぐに声が聞こえてきた。

学「おお、ネギ君来たか。ちょっと待っててくれんかのぉ」
ネ「はい、解りました」

待っててくれてと頼まれ、素直にそれを受けるネギ。五分くらいたっただろうか、学園長室のドアが開いた。

高「やぁ、ネギ君おはよう」
ネ「おはようございます、ってあれ?タカミチも来てたの?」
高「うん、そうだよ。これから言うことに僕もいた方が話が進めやすいと思ったからね」
ネ「ふーん」

タカミチの言った『これからする話』が気になったネギだったが、これから話されるんだからと気にもとめずに学園長室に入った。

ネ「おはようございます」
学「フォフォ、ネギ君おはよう。すまんな、こんな朝早くから呼び出して」
ネ「いえ、かまいません。それで、僕にお話というのは?」
学「うむ、実はネギ君に紹介したい子達がいてのぉ」
ネ「僕にですか?なんで僕に?」
学「昨日やってきた子達なんじゃが、十歳でこの学園の先生をしているネギ君の話をしたらぜひ会ってみたいと言ってのぉ。ちなみに会ってみたいと言っておるのは今日から活動する事になる新しいこの学園の警備員なんじゃ」
ネ「警備員さんですか、そこまで会いたいっていうなら断るわけにもいかないし。僕はかまいませんが」
学「そうか、じゃあさっそく会ってもらって挨拶と紹介でもしてもらおうかのぉ」
ネ「どんな人達なんですか?」
学・高「すごく個性的な人達(じゃ・だよ)」
ネ「個性的な人ですか・・・」
ネ《個性的な人達か・・・、どんな人達だろう?恐いのかな?それともおもしろいのかな?》

ネギの頭の中で次々と出てくる個性的な人達。考えていると学園長が不意にドアの向こうに声をかけた。

学「ふむ、準備が出来たようじゃの。どうぞ、入ってきなさい」

学園長の言葉と同時にドアが開く。ネギは内心ドキドキしながらも扉に目をやる。
ドアが完全に開かれ、そこにいた物を見てネギは固まった。
そこにいたのは・・・。



恐竜とチーターとネズミ(標準よりデカイ)でした(笑)

ネ「ふ・・・ふ・・・ふぇぇぇぇぇぇぇ~!!!!」

ネギの泣き声が部屋に思い切り響いた(笑)

ネ「きょ・・きょ・・恐竜~!!!そ・・・それに・・・チーター!!!あ・・・あ・・・後・・・デカイネズミさ~ん!!!」
高「ネ、ネギ君落ち着くんだ(汗)」
ネ「だってだって~!!!」

タカミチにしがみつき、思い切りパニクるネギ。そりゃあ初めて彼らを見たらそれぐらいが子供として普通の反応だろう。

ダ「ダー、うるせえな!男のくせにピーピー泣くな!」
ネ「しゃ・・・しゃ・・・喋った~!!!」

ダイノボットが喋った事により、さらに事態が悪化。さらにパニクるネギにチータス達が文句を言う。

チ「さらに驚かしてどうすんだよ」
ラ「そうだよダーダー恐竜」
ダ「アーン、あいつが泣いたのは俺一人のせいだとでも言いてえのか」

いやいや、君達がビーストモードで現れたのが原因です(笑)

三十分後・・・
学園長とタカミチの必死の説得により、ようやく落ち着いたネギ。ようやく話が進められると学園長はため息をついた。

学「じゃあ、ネギ君。彼らについて話しておこうかのぉ」
ネ「は、はい」

学園長はダイノボット達の事についてなるべく詳しく話した。その途中にネギが目を輝かせたり、オー!と歓声を挙げたりしていた。まさに子供だなぁと思う反応である。

ネ「スゴイなぁ、この人達がロボットだなんて。別の世界から来て、それに変身も出来るなんて」

学園長の話が終わると目を輝かせながらネギはダイノボット達を見た。さっきまでの反応とはえらい違いだ(なお、話している時にネギの目の前で変身を実演したため、ダイノボット達は戦闘ロボモードである)。

チ「俺から言わせればお前がスゴイじゃん。父ちゃんのようになりたくて、十歳で先生やって修行してるなんて」
ラ「そうだよね~、オイラ達なんかそんな年の頃は遊びまくってたからなぁ」
ダ「俺はもうその年の頃は戦闘訓練を受けてたがな。ダー」
ネ「いやぁ、それほどでもありませんよ(照)父さんに比べたら僕はまだ未熟ですから」

皆から言われすこし照れるネギ。そして少し雑談した後、互いに自己紹介をした。

ネ「そうだ、学園長先生から話は聞いてると思いますが改めて自己紹介を。ネギ・スプリングフィールドと言います、宜しくお願いします」
チ「俺はチータス。宜しくじゃん、ネギ」
ラ「オイラはラットル。宜しく、ネギ」
ダ「ダー、ダイノボットだ。宜しくな、ネギ坊主」
ネ「はい!宜しくおねがいします!チータスさん、ラットルさん、ダイノボットさん」

自己紹介が済んだ後、軽く握手をするネギ達。そして握手が済んだのを確認すると学園長は言った。

学「うむ、仲良くしてくれて何よりじゃ。さて、ネギ君。これから彼らが学園の警備をしてくれるのじゃが、なにぶんここに来たばかりじゃ、彼らに学園の案内をしてくれないかの?朝早くなら人目にもあまりつかないじゃろ」
ネ「はい!喜んで。僕に出来ることなら何でも!」
学「フォフォフォ、頼もしいのぉ。それでは宜しく頼む」
ネ「はい!がんばります!」

笑顔で学園長の頼みを受けるネギ。その笑顔を見てダイノボット達は「元気だなぁ」と思った。

高「この地図を君達に渡しておくよ。地図の中に君達が警備を担当する場所が書かれているいるからね。ネギ君の道案内が終わったらすぐにでも活動を始めてくれてかまわないよ」
チ「おう、解ったじゃん!」
ラ「じゃ、学園見学と行きますか」
ダ「早いとこすませようぜ。人が集まってくるとやっかいな事になるからな」
ネ「確かに。かなり目立ちますからね(汗)」

3-Aの皆さんに見つかったら大変だなぁと内心不安なネギだった(笑)。いざ行こうとした一行に学園長とタカミチが注意を呼びかけた。

学「ああそうじゃ。それとな、なるべく生徒の目に付かないように警備してもらいたい。もしデストロンが現れたら仕方ないがの、なるべく騒ぎ立てる事は慎むようにな」
高「ネギ君ももし、怪しい奴を見かけたら無理をせずに彼らに連絡するんだ。解ったかい?」
ネ「うん、解ったよタカミチ」
高「よし」
ダ「ダー、デストロンは人目なんか気にしねえしな。なるべく気をつけてみるけどよ。もし戦闘になったら無関係な奴は早くその場から離れさせるようにしろよ。俺達だって巻き込みたくはねえ。ダー」
学「解っておる、その辺については各魔法先生に連絡している。迅速な行動をとってくれるはずじゃ」
ラ「頼もしいね。オイラ達もがんばらなきゃ」
チ「まずはこの学園の事を覚えなきゃ何も始まらないじゃん」
ダ「じゃあ、案内頼むぜ。ネギ坊主」
ネ「はい、お役にたてるようがんばります!」

話を済ませ、ネギ率いる学園見学組は学園長室を出て行った。

高「良かったですね、彼らに早くうち解けて」
学「フォフォフォ、そうじゃのぉ、案外うまくやっていけるかもしれんのぉ。ネギ君と彼らは」

ネギが早く三人にうち解けた様子に安心した学園長とタカミチ。
いよいよ活動を始めるチータス、ラットル、ダイノボットの麻帆良警備隊。次回、ついにデストロンが姿を現す。
果たしてどんな騒動を巻き起こすのか。





チ「なぁなぁ、ネギは学園長のじっちゃんがなんであんな頭なのか知ってるか?」
ネ「(汗)・・・・・さ、さあ・・・」
ダ・ラ《まだ気にしてたのか・・・》

ネギま!ウォーズ 『第四話その1 麻帆良警備隊活動記録 ラットル編』

  HOME  | 書架top  | 

Copyright (C) 2006 投稿図書, All rights reserved.