HOME
| 書架
|
当サイトは「魔法先生ネギま!」関連の二次創作投稿サイトです。ネギま!以外の作品の二次創作も随時受け付け中!
書架
『第四話その2 麻帆良警備隊活動記録 チータス編』 投稿者:ダーダー 投稿日:06/20-07:03 No.775
『第四話その2 麻帆良警備隊活動記録 チータス編』
さて今回はチータス編という事で、チータスの警備活動を見てみよう。
世界樹周辺
チ「わぁお!デカイ木だな。登りがいがあるじゃん」
世界樹周辺をビーストモードで見て回るチータス。今は授業の時間なのでこの辺は生徒や先生は滅多に通らないので安心して見回ることが出来た。
チ「さてと、定期連絡をいれなくちゃな。こちらチータスじゃん、そっちはどうじゃん?ダイノボット」
[ダー、こちらダイノボット。学園内は今の所異常はないぜ]
チ「まぁ、魔法先生とかいるし、滅多に事件なんか起こるわけねえか」
[そうだといいがな、引き続き見回りを続けるからな。交信終了ダー]
チ「ハイハイ、終了っと。次はラットルかな?っとと、通信がもうはいってら」
ラットルからはもう通信がはいっており、急いで繋げるチータス。急いで繋げないとラットルがうるさいのだ。
[こちらラットル、そっちはどうだい?チータス]
チ「こちらチータスじゃん、世界樹周辺は異常無しじゃん。これから世界樹に向かう所だけど、そっちはどうだラットル?」
[オイラの所も異常無し。怪しい奴もデストロンの影も形も見えないよ]
チ「そっか。じゃ、お互い見つからないように気をつけようじゃん。交信終了」
二人と通信が終わり、世界樹に向かうチータス。彼のビーストモード時の足の速さは時速300㎞になるのですぐに目的地に着けるのだ。
世界樹
チ「近くでみると本当にデカイ木だなぁ。登ってみたいじゃん・・・」
世界樹に来たチータスはその高さに冒険心を揺さぶられ、変身してよじ登り始めた。
チ「エネルゴアではよくこういう高い木に登って昼寝したっけ~」
数十分掛けてようやくてっぺんの近くまで登ったチータスは太い枝に座り、景色を眺めた。
チ「ヒャッホー!!!広い所じゃん。今度ネギに街も案内してもらおうかな?」
景色を眺め、街の広さに感激するチータス。街を歩いてみたいようだが、まずはその姿をなんとかしないとね・・・。
チ「ちょっと早いけど、綺麗な景色を眺めながら飯といきますか~」
腰のスイッチを押し、中から携帯食料(ビーフ味)を取り出すと豪快に食べ始める。その姿はまるで獲物にありつくチーターである(チーターだけどね)
チ「ごちそうさま。ふぁ~、眠くなってきたじゃん」
お腹もいっぱいになり、眠くなってきたチータスは大きいアクビを一つした。
チ「こんな平和だし、デストロンも襲ってこないだろ。ラットル達には悪いけど、昼寝させてもらおうーっと」
枝に寝っ転がり、サボる気満々のチータス。仕事をしろよ(汗)
チ「お休み~。スリープモード・・・」
一旦機能を停止させ、眠りにつくチータス。その間にラットルやダイノボットから通信がはいるのだが、機能を停止させているため繋がるはずがなかった。
そしてチータスが平和に寝始めて数時間後・・・。
世界樹
チ「・・・・・・。あれ?俺何時まで寝てたんだろ?」
チータスが起きて景色を見ると・・・
夕日が登っていました(笑)
チ「ヤバッ!もう夕方かよっ!まだ全部回ってないじゃん!」
チータスがビーストモードになって世界樹から豪快に飛び降り、見事な着地を決めると次の目的地に走っていった。
しかし、次の目的地にはデストロンの魔の手が迫っている事をチータスは知るよしも無かった。
クラブ棟
ク「いや~、組み手に付き合ってくれてありがとアル」
楓「かまわないでござるよ、拙者も体を動かさないと鈍ってしょうがないでござる」
真名と同じ褐色の肌の小柄な少女と長身の少女がクラブ棟の草場で座りながら夕日を眺めている。二人ともネギの担当するクラス、3-Aの生徒だ。
ク「でもやっぱり楓は強いアルな~、私もまだまだ修行が必要アルね」
褐色な肌で小柄のこの少女の名前はクーフェイ。中国人であり、学園では中国武術研究会部長であり、中国武術に関しては達人級の腕前である。
楓「拙者もこれでもまだまだなんでござるよ。クーと同じ、拙者も修行が必要でござるよ」
この中学生らしからぬ長身の少女は長瀬楓。実は彼女は甲賀の忍者であり、十代にして中忍という凄腕の忍者なのである。彼女自身、クラスの皆に忍者である事を隠しているが一部の人間にはバレバレである。
ク「もっともっと世界中には強い奴がいるアル。そいつらと戦って勝つのが私の夢アルよ」楓「ふふ、叶うといいでござるなぁ。その夢が」
夕日を見ながら他愛ない会話をする二人。だが、その平和な時間も破られようとしていた。空から彼女たちを狙う強襲者によって・・・。
???「カァー、手頃な獲物を見つけたザンス。腕が鈍っていないかどうか確かめるチャンスザンスね」
その空からの強襲者は二人を見つけるとすぐさま二人に近づいた。二人もその気配に気づき、戦闘態勢をとった。
ク「何アルか?あの奇妙な鳥は」
楓「鳥にしては大きすぎるでござるよ」
???「ミーは鳥じゃないザンス。ミーはプテラノドンという恐竜なんザンスよ~。一つ勉強になったザンスね」
ク「オォ!恐竜アルか。しかも喋ったアル。喋る恐竜を見るのは初めてアルよ!」
楓「拙者もでござるよ」
???「何言ってるザンスー、ユー達はこれからミーに仕留められるというのに」
ク「ムッ!戦うアルか?負けないアルよ!」
楓「拙者達は簡単には仕留められないでござるよ、恐竜殿」
???「ユー達人間の女ごときにミーは負けないザンス!テラザウラー変身!」
体がみるみる組み変わっていき、戦闘ロボモードになるプテラノドン。その姿にクーと楓は驚愕の表情を浮かべた。
ク「人型になったアル。ロボット工学研究会でもあんなの見たことないアルよ!」
楓「彼らが作ったものではないという事でござるな、大体彼らは人に害をなす物を作るとは思えないでござる!」
テ「カッカッカッカッ、冥土の土産に教えてやるザンス。ミーの名前はテラザウラー、ユー達を殺しちゃう男ザンスよ~」
ク「殺すとは穏やかじゃないアル」
楓「放ってはおけないでござるな、甲賀中忍 長瀬楓、お相手いたす!」
ク「私も戦うアルよ、楓」
テ「生意気な、これでもくらうザンス!カァー!」
テラザウラーは背中から小型レーザーガンを取り出すと二人にむけて放った。楓は分身で難なくかわし、クーも後ろにジャンプしてよける。
楓「空中からの射撃攻撃でござるか、やっかいだが懐に飛び込めば。忍!」
楓は再び分身を作り、クナイと手裏剣を持ってテラザウラーのいる方へ高くジャンプし、クナイと手裏剣を投げる。命中したが、たいしたダメージはないようだ。
テ「そんなヘナチョコ攻撃はミーには効かないザンスよ~。ほれ、お返しザンス!!」
肩からショルダーキャノンを展開させたテラザウラーは四体に分身している楓すべてに照準を合わせ、連続でミサイルを放った。それがすべて命中し、空中は煙で蔓延した。
ク「楓!!」
テ「カァーカッカッカッ、まず一人。カッ!!!」
仕留めたと満足げにしていたテラザウラーだったが、後ろに気配を感じて振り返った。後ろには・・・。
ク「楓!良かったアル」
楓「危なかった、とっさにもう一体分身を作っておいて正解でござった」
テ「ナッ・・・ナッ・・・!!」
楓「拙者もお返しするでござる!セイッ!!」
テ「ガハァ!!!」
背後を取った楓はスキありと言わんばかりに強烈な横蹴りをテラザウラーに見舞った。蹴りをくらい、地上に落下していくテラザウラー。
テ「カァー、おのれ~!!!」
楓「クー!今でござる!」
ク「任せるアル!ハッ!」
テ「ギャッ!!!」
落下していくテラザウラーにむかってクーも追い打ちの蹴りをお見舞いし、テラザウラーは二メートルほど吹っ飛び、動かなくなった。
ク「アイヤー、もう終わりアルか?あっけないアル」
楓「確かに、拙者達を殺すと言っていたのにあっけないでござるな」
ク「倒したか確かめるアル」
テラザウラーの吹っ飛んだ方向に向かっていくクー。だが、楓は不信感を募らせていった。
楓「《おかしい。拙者の手応えから見て耐久力はかなりあると見た。それにあの体は機械の体だ・・・。まさか!》クー!近づいてはダメでござる!」
ク「ふぇ?」
狙いに気づいた楓はクーの元に走っていくが、遅かった。
テ「引っ掛かったザンスね、目から怪光線!!」
ク「!!!」
突然倒れていたテラザウラーが起きあがり、クー目掛けて怪光線を放った。クーはなんとか体に当たることは避けたが、両足に少し当たってしまい、倒れてしまった。
ク「うぁ!」
楓「クー!!!」
テ「カァーカッカッカッ!おバカー!油断のしすぎザンス」
テラザウラーは倒れているクーを持ち上げると首にレーザーガンを突きつけた。
楓「何をするでござるっ!」
テ「ミーは勝つ為なら何でもするザンス。おとなしく降参しないとこの仲良しの友だちの頭が吹っ飛ぶザンスよ」
楓「卑怯な事をっ!」
テ「何とでもいうザンス、ミーは勝てればそれでいいザンス。さぁ、降参するザンス!」
楓「くぅっ!」
ク「楓・・・、ごめんアル・・・」
クーを人質に取られた楓はなんとかクーを取り戻せないかと思案したが、いい考えが浮かばなかった。
楓「・・・。解った、降参するでござる・・・」
ク「楓!!!ダメアル。こんな奴に降参しちゃダメアル!」
楓「クーの命には代えられないでござる。それに足の手当てもしなければダメでござるよ」
ク「楓・・・」
テ「カァーカッカッカッ、感動の劇場はそれくらいにするザンスよ。足の手当てなんか必要ないザンス、今から二人まとめて死ぬんだからねー」
楓「黙れでござる、拙者もクーも誰も死なせはしないでござる」
テ「何言ってんだカァー、さぁ死んでもらうザンスよ!」
テラザウラーは楓にショルダーキャノン、クーにレーザーガンを突きつけた。楓もクーも怒りと友を助けられなかった情けなさに拳が震えていた。
楓《結局最後までいい手が思い浮かばなかったでござる、拙者も修行が足りないでござるなぁ。すまない、クー》
ク《私が油断したばかりに・・・。楓、ごめんアル・・・(涙)》
テ「じゃあ、さよならザンス~」
テラザウラーが二人にレーザーとミサイルを発射しようとしたその時・・・。
チ「この鳥野郎ー!」
テ「カッ!!!」
楓・クー「!!!」
チ「チータス変身!撃つべし撃つべし!!」
突如現れた喋るチーターに驚いた三人、チータスはそんな事はおかまい無しに戦闘ロボモードに変身し、テラザウラーの頭と手にレーザーガンを二発ずつ放った。
テ「グギャ!!!」
チ「頂き!」
すべてのレーザーが命中し、よろけてクーから手を離した。そのスキを見てチータスはクーを抱きかかえ、助けたのだった。
チ「へへっ、大丈夫かい?」
ク「あ・・・ありがとアル/////」
楓「かたじけない!クー、大丈夫でござるか?」
ク「うん、大丈夫アル!」
テ「カァー!何で、どうして、サイバトロンがここにー!!」
チ「そんな事はお前に教える必要は無いじゃん、鳥野郎。さて、どうする?まだやるかい?」テ「クァー・・・・」
形勢が逆転してしまい焦るテラザウラー、サイバトロンが出てくることなど超予想外であった。そして楓とクーからは殺気の視線をぶつけられ、チータスからは銃を向けられている。
テ「きょ・・・今日の所は撤退するザンス・・・。覚えてるザンスよ!カァー!」
悪役にお馴染みの捨てゼリフを残し、空に撤退していくテラザウラー。クーの手当てが先だと感じた楓は深追いはしなかった。
チ「へっ、おととい来やがれってんだ」
楓「拙者とクーの命を助けていただいて本当に感謝するでござる」
ク「ありがとアルな。痛!」
チ「まずはケガの手当てが先じゃん、お嬢ちゃん」
ク「そ・・・そうあるね/////」
楓「ふふ、所でお主は一体何者でござる?さっき逃げていった奴と同じで姿が獣から人型に変わったでござるが」
チ「え~と、それは・・・。《う~ん、ここまで見られちゃごまかしようがねえし、じっちゃんも場合によっては仕方がないって言ってたしな。しょうがないか》そうだな、俺とあいつの事が知りたかったら学園長のじっちゃんの部屋まで来てくれじゃん。仲間も仕事が終わったらそこに集合ってことになってるんだ」
楓「そうでござるか、じゃあクーの手当てが済んだら行かせてもらうでござる」
ク「私も知りたいからついて行くアルよ~」
チ「そうこなくっちゃ、おっと自己紹介がまだだったじゃん。俺の名前はチータス。今日から学園の警備をしている新米の警備員じゃん」
楓「拙者は長瀬楓でござる、よろしくでござるチータス殿。ニンニン」
ク「クーフェイアルよ、呼ぶ時はクーでいいアルよ。チータスさん」
チ「おう、よろしく。楓ちゃんにクーちゃん」
テラザウラーの襲撃からなんとか楓とクーを守ったチータス。彼もまたラットルと同じで彼女たちを学園長室に案内する事に。なんだかどんどん自分達の事がバレているがさてさて、どうなることやら。
残るはダイノボットだが、はたして彼はどんな警備をしたのか!
こうご期待!
HOME
| 書架top
|
Copyright (C) 2006 投稿図書, All rights reserved.