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『第五話 集合!!学園長室、そして戦闘テスト!?』 投稿者:ダーダー 投稿日:06/23-23:33 No.787

『第五話 集合!!学園長室、そして戦闘テスト!?』

学園長室
警備を一通り終えたラットル、チータス、ダイノボットの三人は学園長に今日の事を報告する為、学園長の部屋に集合という事になっていた。
すでにラットルとチータスは警備を終えて部屋にいるが、ダイノボットがまだ帰ってきていないので帰りを待っている。
その間にラットルとチータスは自分達の姿を見て正体を知りたがっている少女四人(真名・刹那・楓・クー)に学園長も交えて自分達の事を話した。途中、信じられないような顔をしたり警戒心を見せた事もあったが、話を聞く内にラットル達は悪い人達ではないと完全に認識してくれたようだ。その様子に安堵するラットル達だったが、これから来るダーダー恐竜の事を見るとまた印象が変わってしまいそうで心配だった(笑)。ちなみにラットル達も真名達の話を聞いて些か興奮していた(武闘四天王と呼ばれていたり、ある二人は勉強が出来ないバカレンジャーメンバー、ラットルが聞きたがっていた刹那が使う剣術の神鳴流、等)

真「今まで妖怪などを見た事はあったが、機械生命体とはな」
刹「それも動物や虫に変身するなんて・・・」
学「フォフォフォ、驚いたかのぉ。ワシも初めて見た時はかなり驚いたが」
真「でも、何で私たちに詳しい事を教えてくれなかったんですか?」
刹「そうですよ、そうすれば最初から攻撃なんかしなかったのに」
学「最初に見た時の君達の反応が面白そうだったんでのぉ。あえて言わなかったんじゃ」
真・刹《この人は・・・(汗)》

頭を抱える真名と刹那であった(笑)

楓「面白いでござるな、ラットル殿達は」
ク「私ビックリしたアルよ!どっかの部が作った物かと思たアル」
ラ「ビックリした?面白い?そりゃ光栄だ。そんでオイラ達の仲間は本当は後三人なんだけど二人は行方不明。もう一人はもうすぐここに帰ってくると思うよ」
チ「頼むからもう一人を見た目だけで判断しないでくれじゃん。あいつ、本当は優しい奴なんだ」
刹「ダイノボットさん、ですか?」
楓「見た目だけとは・・・、そんなに恐い顔の持ち主なのでござるか?」
ラ・チ「まぁ、恐い顔だけど気にしないで」
四人「????」

その頃、噂の恐い顔の持ち主(笑)のダイノボットは学園長室まで後一歩という所まで来ていたが何やら不機嫌だった。

ダ「ダー!!ったく、戦闘の時は気にならなかったが、タランスの野郎の糸が体にしつこくへばり付いてムカツクぜ!!どうしても取れないんだよなぁ、足の糸が」

どうやらタランスのクモの巣に引っ掛かった時の糸が付いて取れないらしく、地団駄を踏んでいる。どれくらいしつこいかというと、道端に捨ててあってそれを踏んでしまったチューイングガム並みのしつこさだ。

ダ「しゃーねぇ、このまま部屋に入るか。後で爺さんがうるさそうだが、しょうがねぇや。変身!」

糸を取るのを諦め、ビーストモードからロボットモードになるダイノボット。つーかここまでビーストモードでいたのかダイノボット(汗)。そして部屋のドアを開けるダイノボットだが・・・。

六人「何者(だ・でござる・アル・じゃん・だ~)!?」
ダ「ダッ!!ダ~!!!」

一斉に部屋にいた六人に攻撃を受けるダイノボットだった・・・、足の糸が取れたがのだが・・・哀れ・・・。



ダ「・・・(怒)」
刹「本当にすいません!!」
真「まさか味方だったとは・・・」
楓「異様な気を感じたでござるから・・・」
ク「敵と思っちゃったアル・・・、アハハ」
チ「まぁまぁ、そう怒るなよダイノ坊ちゃん」
ラ「そうそう、勘違いは誰にでもあるってね」
ダ「こいつら人間達はしょうがないとして・・・、テメェらは俺だと気付くべきなんじゃねぇのか!?それでも仲間か!?アーン!!」
ラ「ウッセェ、真名ちゃん達が異様な気を感じるって言って戦闘態勢にはいったからオイラ達もつられちゃっただけだよ~。そもそもアンタが異様な気を出すからいけないんでしょ~が」
ダ「何ぃー!!その小さい頭をバリバリとかみ砕いたろか!!」
ラ「やってみやがれ!!その前にオイラがアンタの頭に弾をぶち込んでやるよ」

毎度お馴染みのケンカをするラットルとダイノボット。原因はダイノボットが部屋の前で出した不機嫌オーラであり、真名達がそれを異様な気と感じて攻撃してしまったらしい。ラットル達は前文で言っている通りにつられただけだ。ちなみにダイノボットが受けたのはスナイパーライフル、斬空閃、クナイと手裏剣、レーザーガン、トドメにクーの蹴りである。

刹「あ、あのもうその辺で・・・」

二人のケンカを見かねたのか、刹那が止めようとするがチータスが刹那に声を掛けた。

チ「いいのいいの、いつもの事だし、今から始まった事じゃないから」
刹「しかし・・・」
学「フォフォフォ、ケンカするほど仲が良いと言うしの」
チ「そういう事」
真「しかし、いい加減に止めないと・・・」
楓「部屋中の物が壊されるでござるよ」
ク「そうアルね」
学「ガビーン!!!」
チ「ふ、二人とも!?もうその辺で!?」

部屋中の物が壊される前にチータスがなんとか二人をなだめてケンカを収めることに成功。そうしてケンカを収めたすぐ後にネギと高畑が部屋に来た。

ネ「あ!皆さんはもう帰ってたんですね。うぇ!な、何で僕の生徒がここに・・・」
高「刹那君と真名君の事は説明しよう、他の二人は・・・」
楓「拙者達は巻き込まれたんでござる」
ク「そうアル!いきなり恐竜に攻撃を仕掛けられてもうビックリしたアルよ!?」
ネ「きょ、恐竜ってまさか・・・」
ダ「ダー、デストロンだよ。おそらくテラザウラーかメガトロンの野郎だ、恐竜タイプはあいつらしかいねぇ」
学「まぁ、立ち話もなんじゃし、全員揃ったようじゃし、そこのソファに座りなさい。そして聞かせくれんかのぉ?今日の事をのぉ」

全員が座り、まずは高畑が真名と刹那のことについてネギに話した。話を聞いている時、ネギは不安そうな顔をしたが、真名達から心配はいらないから大丈夫!と言われ安心し、警備員の事については納得したようだ。次に今日の事についてお互い話した。もちろん話の中心であるラットル達トランスフォーマーは今日の警備模様について話した。そして最後に真名達に襲いかかってきたデストロンの事について話した。この事についてはダイノボットが詳しく説明したが、途中高畑がある疑問を投げかけた。

高「聞きたかったんだが、何故ダイノボット君はそんなにデストロンの事について詳しいんだい?」
学「たしかに、知りすぎているのぉ・・・」
ダ「・・・」
ラ「隠しても仕方がないか、こいつは元デストロンだからね」
ネ「えっ!!そうなんですか!?」
チ「おい!ラットル!?」

学園長や高畑、武闘四天王がダイノボットを警戒し始める。学園の警備をしてくれているとはいえ、襲ってきた敵の一員だったのだ。警戒をしないわけにはいかない。

ラ「でも、オイラはこいつを信じてる。オイラ達の仲間だとね、話を聞けば今日はネギの生徒を四人もタランスから守ってくれたようだし」
チ「ラットル・・・」
ダ「・・・」
ラ「だから、皆にも信じてほしいんだ。こいつの事を。口悪いし、顔恐いし、大きいし、乱暴だし、ダーダー言うけどオイラ達の仲間なんだ。だから信じてほしい、こいつはデストロンじゃなくてサイバトロンだって」

ラットルの言葉に一同は黙るが、その沈黙をネギが破った。

ネ「僕は信じます、ダイノボットさんの事を」
ラ「ネギ!」
ネ「ダイノボットさんは悪い人じゃありません、優しい人です。僕はそう思ってます。だから僕からもお願いします、ダイノボットさんを信じてあげてください」

二人の言葉にも黙っていた他の一同だったが、やがて顔から笑みがこぼれ、頷いた。ダイノボットはあいかわらず腕を組んで黙っている。

学「フォフォフォ、二人はとても優しいのぉ。ワシは信じようと思うがのぉ」
高「彼らにここまで言われるとね、僕も信じたくなりました」
真「私も先生とラットル君の思いに免じて信じてみるか」
刹「私も」
楓「拙者も」
ク「私もアル」
チ「俺は元からだけどな」

皆から言われ、お互いにウインクをするネギとラットル。

ネ「良かったですね、ラットルさん」
ラ「ネギもだろ。オイラはまぁ、あいつが疑われたままじゃ気持ちが悪いし。それに・・・」
ネ「それに?」
ラ「一緒に戦う仲間だし、友達だからさ」
ネ「ふふ、そうですね」

和む一同、ダイノボットはの中で言った。

ダ「ったく、余計な事をしやがって」
チ「おいっ!!なんじゃん、その言い方!!」

あまりの態度に怒るチータスだが、ダイノボットは皆からそっぽをむくと吹いた。

ダ「ダー、その・・・何だ・・・ありがとよ。ラットル、それにネギ坊主・・・」
ラ「はいはい、どういたしまして」
ネ「はい!!ダイノボットさん」
チ「・・・プッ!!お礼を言いたけりゃ素直に言えばいいじゃん」
ダ「~/////!!ダー!うるせぇ~!!!」

ダイノボットの問題は解決し、一通りの話と報告を終えた一同。外を見ると夜になり、満月が光る良い夜になってきた。武闘四天王は女子寮に帰り、ネギも居候させてもらっている女子寮の部屋に帰っていった。そして学園長室には学園長、高畑、ラットル、チータス、ダイノボットの五人になった。

学「さて、ネギ君達も帰った事じゃし、君達に学園の警備の他に頼みたい事があってのぉ」ラ「頼みたい事?」
チ「何じゃん、出来る事ならやらしてもらうじゃん」
高「実は君達にネギ君のクラスの3-A修学旅行の警備をしてもらいたいんだ」
ダ「ダー、旅行の警備?何でだよ?」
学「修学旅行に行く場所の京都には我々魔法使いと長年仲が悪い関西呪術協会というのがあってのぉ、今回修学旅行に行く担当の先生の一人のネギ君が魔法使いと知ったら難色を示してきおった」
ラ「ネギが悪いって事?そりゃないんじゃない」
チ「それでも旅行の邪魔をする権利は無いじゃん」
学「まぁ、話を聞きなさい。ワシとしてもケンカは止めて仲直りしたいんじゃ。ネギ君には西の長に渡す親書を既に渡してあるのじゃが、その道中に妨害をしてくる可能性が高いんじゃ」
ダ「その妨害を防ぐ警備を俺達にしろって事か・・・」
学「そのとおりじゃ、ネギ君達にも秘密で付いていって行動してもらう」
チ「えっ!!何で秘密なんじゃん?」
学「その方がおもしろそうだからじゃ」
ラ・チ「・・・」
高「ハハハ・・・」
ダ《このジジイは・・・ハァ・・・》

学園長の思わぬ理由に唖然としているラットル・チータス、乾いた笑いをしている高畑、ため息をつくダイノボットだった(笑)

学「さて、この話を受けてくれるか?」
ラ「もちろん!」
チ「友達とその大切な生徒を守るのは当たり前の事じゃん」
ダ「まぁ、受けてやらぁ」
学「そうかそうか、受けてくれて嬉しい。だが、その前に・・・」
ラ「その前に?」
学「君達が五日間の修学旅行中に本当に頼りのある警備が出来るかどうか、テストとして戦って実力を試したいと言う者がおってのぉ」
チ「えっ!マジ!?戦って試すの!?」
ラ「また面倒な事を・・・」
ダ「ダー、おもしろいじゃねえか。で、誰なんだよ?」
学「この地図に書かれている場所に行けば会える、それと名前付きの写真じゃ」

学園長は地図と戦いたいと言っている者の名前付きの顔写真を三人の前に出した。

ラ「金髪の女の子?」
チ「名前は・・・」
ダ「エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル?」
高「ハハ、取って食われないようにね」
学「フォフォフォ」
三人「?????」

突然戦いを申し込まれた三人。勝って実力を示し、修学旅行の警備に付けるのか?

ネギま!ウォーズ 『第六話 VSエヴァンジェリン、そして現れる破壊大帝』

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