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ネギサマ第6話 「First impression in まほら」 投稿者:ドゴスギア 投稿日:02/05-19:39 No.1984
近右衛門が手配したホテルで夜を明かし、貴尋とシェイは翌朝を迎えていた。
時刻は午前10時きっかり。
ニュースキャスターが先日発生したらしい少年による暴行事件の項を粛々と読み上げ、何処ぞの大学教授らしき男がそれに関し差程アテにもならなそうな(シェイ主観)持論を垂れ流す。
新聞は読むものの情報番組系列は余り見たがらない主人に代わり、朝や晩に放映されるニュースやワイドショーを確認。それがシェイの日課であった。
アクマがベッドの上に胡座を組んで某み○さんの言葉にうんうん同調している姿は、他者にすればさぞや奇異なモノに見えよう。擬態が解除されているため、その姿はどう見てもアメコミのヒーローです本当にありがとうございましたってなもんだ。
まぁ、そこら辺を気にするヤツラは現在別の世界か夢の世界にしか居ないし。
某響く鬼と良く似た口の端にチョコレートの棒菓子を銜え、上下にぴこぴこ動かしつつテレビを眺める。可愛いと言うよりよりむしろシュール。
人間こそ純種の連中よりよっぽど“悪魔”してるじゃないか、そう投げ遺りに結論付けてシェイは息衝いた。
外は太陽が燦々と大地を照らしている。まさに洗濯日和。
と。
自分よりテレビに近い隣のベッド上で、布団塊がいきなり動き始めた。
うぞうぞ蠢く事数秒、
――もふさ。
軟性の殻を意外とあっさり剥がし、貴尋が目を醒ます。
「うー、おはよーさん…………ぁーふ」
「オハヨウゴザイマス、ますたー。良イ天気デスヨ」
寝ぼけた思考で首を可愛らしく曲げた主へ、シェイは菓子を咥えた銀色の顔面を向け爽やかに言った。合成音じみた掠れ声が寝惚けた脳に優しくない。
大欠伸もそこそこ、寝惚けの抜けない表情でぽすり布団に倒れ込む貴尋。
柔らかい布地が、自身の温もりでもって彼をもう一度の眠りへと誘いはじめる。所謂二度寝と洒落込む気だ。
…………無論、そんな暴挙を真面目(本人談)な造魔さんが許すはずも無く。
「起キマショウネー」
「ぉふゥっ!?」
声(Voice)&蹴(Kick)。
イイ角度で踵が脇腹に入り、貴尋は悶絶しながらベッドから転げ落ちた。
一応、シェイは体を軽く前に押し出しただけ。位置取りが悪い。
「なっ、何をするだァ――――ッ!」
「冗談ヲ言エルクライ元気ガアルノナラ、早々ニオ着替エ下サイ。地理ノ確認モ兼ネテ出掛ケルノデショウ?」
「俺ぁ筋肉痛なんだぜ? もそっと優しくしてもバチは当たらんだろ」
「後デでぃあデモでぃあらまデモ掛ケテ差シ上ゲマスカラ、準備ハ早メニオ願イ致シマスヨ? 待タセルノハ女ノ特権ラシイノデ」
「…………誰に教わったんだ、ンな碌すっぽ当てにもならねぇ似非トリビア」
「無論れいサンカラ」
悪びれもせずあっさり言って退けたシェイに、貴尋は無言で目を瞬かせる。そも今の貴様は女じゃなかろうて。
「もーいい。顔洗ってくゆ」
「行ッテラッシャイマセ」
拗ね口調も完ッ全にスルー。芸人にとってはネタを流される事程辛い事など無いのだ。芸人じゃないけど。
最早半泣きになりつつ、貴尋は痛む四肢に鞭打って洗面台の前に立ち自分の顔を見る。
極めて平凡で特筆すべき点など見当たらない、敢えて挙げるなれば眉毛がビシッと整っているくらいの優男じみた面構え。
感慨に浸ること一瞬。
ふっと肺から息を追い出し、貴尋は捻った蛇口が零す冷水で顔を叩いた。
ぼやけた脳を揺さぶるクールな刺激。
一仕切りそうやると、今度は水濡れた手で髪を一気に掻き上げる。
前髪だけ上に逆立たせ残りを全て後ろに流せば、お決まりのヘアースタイルが完成。整髪料が無いのは少し気になるが概ね満足のいく出来だ。
頷いて、シェイの方に首を向ける。
「なーシェイよー。ここって朝メシ出るんだっけー?」
「イエ、出ナイソウデス」
「了解。まずは何か食い行くぞー」
他のお客に迷惑にならないくらいの声で呼び掛け、貴尋は寝室の方へ戻っていった。
麻帆良での生活、一日目。
□■□
春休みである以上、学校に登校する生徒は普段のそれと比べ圧倒的に少ない。体育会系のクラブや一部の文化系ないしは委員会、人によっては悪成績故の召集もあろうが。
裏側の諸騒動など露程も気にせず、一般の生徒達は思い思いの春を謳歌していた。
…………まぁ、休みの残りなど実質数日程度なんだが。
閑話休題。
道すがらコンビニで買ったおにぎりを貪りつつ、ほてほて麻帆良の道を歩く貴尋とシェイ。その服装は双方共に先日とほぼ変わらない、というか品が無いので替えようもない。
無い袖は振れぬ、別の品がない以上着替えは不可能。諦めが肝心だぜ。
ただ、擬態を為した彼女は昨日と違う姿をしている。肌がやや作り物じみた白に、そして髪の色が目映いブロンドに変わっているのだ。こうまでなれば完全に印象も変わるもので、アノ男を回想する要素がかなり無くなった事を貴尋は有難いと思っていた。額の紅い星も消去済み。
GUMPの刺さったホルスターを無意識に撫で、首をゴキリと一度鳴らす。
そも、中身が如何に奇妙奇天烈摩訶不思議なシロモノだとて、擬態を為した今のシェイは女の子の体になっているのだ。うら若き少女が着た切り雀ってのは自称ジェントルメンな貴尋的にダウトである。ミミックリィで出た服はシェイ曰く感覚の無い肌みたいなものらしく、言い方を変えれば今なんかマッパで歩いているようなものだそうだ。
取り敢えず衣服類量販店でなんか買おう。そんな方針の元二人は麻帆良を歩いていた。
しかし、広い。
タカミチが先日の別れ際に寄越した都市内の地図、そこに記されていたのは何とも広大極まりない土地。
つくづく、歩を進める度に実感。
自転車とかの交通手段も考えるようか、思考する度にしたい事するべき事がどんどん増えていく。
――――そんなような様々のしがらみこそを、人は“生きる”と言うのだろうが。
頭の中が逸れたので軌道修正。
起床からおよそ一時間弱、本格的に腹が減ってくる頃だ。
「まぁまぁ腹も減って来た事だし、昼飯食う?」
「お腹空きました」
貴尋の提案に返事とは言いがたい台詞を返すシェイ。先日と異なり、喋りから妙なイントネーションが抜けている。
造魔と言う存在はシェイに限らず他種のアクマを身に取り込む事で成長する事が出来、その体の維持にもマグネタイトを必要としない。だが活動する以上エネルギーはやはり欠かせない、なので普通の人と同じく食事を取る必要があるのだ。
ま、そんな余事はさておき。
「ちょうどすぐそこにカヘーを発見しました。行きましょう」
「カヘーじゃなくて、カフェ、な」
「細かい事はお気になさらず。さぁレッツゴー」
食いしん坊キャラは食傷だぞ、そんな事を思いつつ貴尋は店を眺めてみた。
結構賑わっている小洒落た店鋪。規模そのものは大きく無いが全体的に品の良い造り、近付いてみれば芳しいコーヒーの香りが漂ってくる。
店名なのだろうか、掲げられた看板には『かくごかんりょう』の文字。何故か筆字で平仮名。
どういう顛末でこんな名前が付けられたのか疑問に思いつつ扉を押し開くと、入り口に付けられていたベルがかろかろ音を奏でた。
いらっしゃいませー、飲食店の決まり文句と共にウェイトレスが小走りで近付いてくる。
「お客様何名様でしょうか?」
「2人」
「お煙草はお吸いになられますでしょうか?」
「いや吸わない」
「畏まりました。少々お待ち下さい…………お待たせ致しました、お席にご案内させて頂きます」
どこか日本語として間違っている気がする接客用語を右から左に聞き流し。
案内されたのは、日射しの良く入る通り側だった。春のうららの何とやら、風も吹き込んでこず陽気がなんとも心地いい。
ちょいとばかり風情を感じている貴尋に対し、シェイは双眸を爛々と輝かせメニューを斜め読みしていた。
「お前、そんなに腹減ってたん?」
「人を欠食童子か何かのように言わないで下さい」
「口元。涎ヨダレ」
「えっ」
貴尋の言葉で、弾かれたように勢い良くガッと口を拭うシェイ。
がしかし、確認してみると袖には濡れた様子など無い。
「………………騙しましたね」
「ん。ゴメン」
悪びれもせぬ謝罪。
しばしの間続いた無言は、
――ぐー。
シェイの腹の虫で途切れた。
遠慮無しにニヤニヤ見てくる主をなるべく視界に入れぬよう、シェイはメニューを立てて体ごと顔を隠すようにする。
「マスターはレディへの対応がなってません」
「はは、悪い悪い」
「本気で悪いと思ってます?」
声を荒げこそしないものの、本気でぶすっくれている感じのシェイ。ちょっと可愛いなぁとか思ったのは貴尋だけの秘密、
結局、彼女が機嫌を直したのは注文した料理が出てきた頃だった。
□■□
「ふむぅ…………」
麻帆良学園長室にて、近右衛門はひとり思案していた。
机の上には貴尋とシェイの偽造戸籍を作成するための資料やら何やら。こういう事務的な部分のあるモノは魔法でちょちょいと済まして終えやしないのだ。
学園長としての仕事や関東魔法協会会長としての仕事がある以上、本来なら余所にばかり意識を取られているわけには行かない。
行かないのだが、貴尋の件はどうも近右衛門の心に引っ掛かった。
自分を異世界から来たと言う貴尋。その説明に大きな矛盾点が無かったからこそ、麻帆良側も当面の方針としてその言葉を用いる事にしたのだ。
が、夜を通し収集された資料は恐るべき真実を近右衛門に示した。
『櫻井貴尋』という戸籍が、既に存在している事。
それも“行方不明”という形で。
海岸沿いの都市に建築途中のビル内で倒れているのを作業員が発見、すぐに病因に搬送されたものの意識は戻らぬまま。原因不明の昏睡は既に数カ月もの時が経ってもなお続いており、関係者曰く回復の見込みは無かったとの話である。
それが、つい数日程前にいきなり病室から姿を消してしまったそうだ。
院内の監視カメラにも出歩いた様子などは無く、文字通りの消失。
魔法に関わっていた形跡は一切無し。友好関係の中にも魔法使いやそれに準ずる者はいない。
生年月日や身長体重などのパーソナルデータそして、資料の一部として同封されていた顔写真は、間違い無く今この麻帆良に滞在している青年のそれとほぼ同じものだった。相違点は生気及び覇気の有無くらいか。
入院後の『櫻井貴尋』は、面会謝絶という事も無く様子に準じた極めて普通の対応をされていた。魔法使いの介入は全く持って見受けられないどころか、出産成長学業受験生活交友金銭の何処にも、魔法使いの影など1ミクロンさえ差さず終いだ。
一点の曇り無く、彼の生涯には魔法など縁無かった。
――――そこにこそ違和がある。
悪魔召喚師でも駆け出し如きに喚べるような悪魔なぞ、せいぜいが末端の妖精種程度。だが先日の貴尋はタカミチですら一瞬危険を感じた程の悪魔を召喚し、あろう事かそれを跪かせる事までさせたのである。
調べれば調べる程、“過去”と著しい乖離を見せている“現在”。
一体何が彼を変えたのか、現状ではどうやっても計り知る事など不可能であった。
問い質すべきか。
それとも、敢えて黙するか。
「万一も起こりかねんとはいえ、つい今日昨日交した約を反故とするのも目覚めが悪いしの」
呟いて、近右衛門は軽く椅子にもたれ掛かる。
そのまま据え付けのキャスターを転がし机にまで身を寄せ、ひょいと電話をとった。
番号を打ち込み待つ事数秒。
「…………おぉ、わしじゃ。近右衛門じゃよ――――」
□■□
陽も暮れかけた頃。
ざわざわ木々ざわめく森の中、ぼうっと空を眺めている青年がいた。
貴尋だ。
傍にシェイの姿はない。彼独りが立ち尽くすだけ。
夕方、又の名を逢魔ヶ刻(おうまがとき)。家路につく人と他界より現世へ現れる魔、この時間が最も人と魔を近づけ時に交錯させる。
おぉぉぉん、獣の遠吠えにも似た音が貴尋を巻いた。
彼の眼前には、先日繰り広げられた激闘を象徴する剣。音はそこから響いている、まるで百の怨霊が哭いているように。
音叉にも似た刀身の隙間を風が抜け、淀み始めた空の闇と相まって世界を不気味に彩る。
大きく息を吸えば、感じるのは違う空気の味。
ほとんどの存在が故郷と同じでありながら、実に僅かな部分が異なった体を為していて、それが貴尋の心を無性にざわつかせた。
帰れるのか。
ふとそんな事を考えた瞬間、今の今まで元の世界に帰ろうという思考すら持っていなかった自分に気付く。
一度首をもたげた疑念が、芋蔓式に次々と記憶のおかしい点を呼び起こし――――
「こんなところで何をしているんだい?」
横合いからの言葉で、散り散りに雲散霧消してしまった。
目だけ向ければ、そこには先日色々な意味でお世話になったスーツ姿の男性が立っている。
高畑・T・タカミチ。
思考の中身を一旦追いやり、貴尋は右手をついと上げた。
「あ、えーと…………高畑サンでしたっけ。どーも」
「時間的には半日振りかな。一人かい?」
「ええまぁ」
肯定の意を見せる貴尋に、タカミチは煙草の挟まった口角を少し上げる。
こういう草木の多い場所で火が着いたモンはどうかなぁ、そんな取り留めのない疑問が湧いた。
「煙草、か」
「もしかして、駄目な人だったかい?」
「好んで吸いたいたぁ思いませんね。人が吸ってる分には別に良いんですけど」
言いつつ肩を竦めてみせ、貴尋は傍らの男を視界に入れる。
ぴんと背筋を伸ばして立つタカミチ、その姿に隙はほぼ無い。先日の顛末があるからこそだが、警戒されていると見た。
紫煙がくゆり、風に巻かれて千散れる。
どーしたもんかねーと内心ひっそり呟き、拍子に溜息も零れ。
沈黙。
静寂。
無為に時間の過ぎる事数分、タカミチが唐突に口を開いた。
「昨日は、すまなかった」
出てきたのは、謝罪。
「へ?」
「昨日の事だよ。訳も聞かずに殴り掛かってしまっただろう?」
「あぁ、あーあー!」
目を伏せての言葉に、貴尋は手を打ち鳴らす。
得心の行った様子で頷く彼へ、更に続けて壮年の彼は言った。
「春に足を掛けた頃から、麻帆良内部に現れる妖怪や侵入者の数が急増してしまってね。こちらの不備を晒すようで申し訳ないが…………外法の悪魔召喚師が侵入したのでは、という噂も立っていたんだ」
「それで警戒線引いてたら、得体の知れない男が悪魔を喚んでるとこに出くわしたってわけで? ああ、なら殴られもしますわ」
無言で首肯するタカミチ。
なるほどと呟き、貴尋は眉根を寄せ腕組みする。
残念ながら、彼はこの件に関して役立ちそうな情報を一切持ってない。当然である、彼がこの麻帆良に来たのはつい昨日なのだ。
ふと貴尋が何か思い付いたように顔を上げた。
「どうせ疑いは晴れきっちゃいないんでしょ? だったら俺も俺で調査しますよ、いつまでも色眼鏡で見られちゃ堪りませんしね」
「調査って、出来るのかい?」
「馬鹿になさるねぃ。こっち来る前は探偵やってたんだ、餅は餅屋っつうでしょ?」
「ふむ。要するに自由業だね、良くない意味での」
「…………そんな目で見んで下さい」
生暖かい哀れみの篭ったを向けられ、軽く凹む。
それで思わず吹き出したタカミチにギッと恨みがましい視線を向け、貴尋は思いっきり顔を顰めた。
もう陽は木々の網を抜け、山の向こうに消えてしまいそう。
溜息一度、表情を戻し。
「そんじゃ、そろそろ俺は行きます」
「ああ、引き止めて悪かったね」
軽くタカミチに頭を下げ、貴尋は歩き出す。
月光で創られた影が一瞬交錯し、すぐに離れて森に融けた。
消えていく後ろ姿を見詰めるタカミチ。
おぉぉぉん、風が哭く。
左程長く話をしたとは思えないが、タカミチは随分と時間が経過してしまっているように感じた。威圧を掛けられていたわけでもなく、腹の探り合いをしたわけでもないのに。
不思議な倦怠を覚えつつ、銜えた煙草を携帯灰皿に捩じ込む。随分と端まで火が回っており、あと数秒放っておけば確実に灰を落としていただろう。
結局あの男の目的は何だったのか。問い損ねていた事に気付くが、今から追う気にもなれない。
もう一本煙草を引き出し、しかし口には含まず息を灰から追い出した。
春とはいえど、夜はまだ寒い。
□■□
ホテルのベッドに身を横たえ、2人の異邦人は暗い部屋の天上を眺めていた。
時計の動くコチコチという音だけが闇に響いて、何故か心がざわめく。
「………………よぉ、シェイ」
「なんでしょうか?」
ぽつりと呟くように、唐突に貴尋は口を開いた。
「お前、こっちに飛ばされる前に何やってたかって記憶、ある?」
しん、と。
沈黙からやや間を置き、衣擦れの音。
体を起こし、シェイは申し訳なさそうな顔をする。
「…………すいません、質問の意味がわかりませんでした」
「そか、ならいいや。忘れてくれ」
「マスター?」
疑問の言葉は、そっぽを向かれ。
こうなると埒が明かない。溜息を吐いて、シェイはまた布団に潜った。
彼女としては余り一人で色々抱え込んで欲しくないのだが、今の問いに関して明確な返答が出来るかどうかと言われると。
どうしてか、質問の意図を思考が理解しようとしてくれない。
預り知らぬ場所で己を封じられているような、途轍も無く途方も無い不快感。
ぎゅっと目を瞑り、シェイは無理矢理自分を眠りの中に押し込んだ。
やがて、寝息が二つ。
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