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偉大なる狩人魂 第一話 投稿者:ドラグナー 投稿日:03/20-16:13 No.2153

【第一話 現代の世界にて大発見】


深夜

とあるマンション開拓の工事現場


突如として、大勢の大人たちが集まった。
工事現場の人達もいるならば、白衣や制服を着た学者たちもいた。

「これはまさしく大発見だ・・・・」

大きく掘った穴から見つけたモノ・・・・
それは骨格の化石だった。
地中で見つかる骨は血も涙もない殺人鬼が埋めた白骨死体もあれば
大昔に絶滅した恐竜の化石も見つかる。
しかし発見した骨格は違っていた・・・・
頭骨の部分は二つの角が付いており
両腕には翼のような形が現れた。
そして不思議なほど長い尻尾。
翼竜のような姿だった

「これは・・・恐竜か・・・?」

大人の学者はアゴをつまみジロジロとその姿を見つめた。

「恐竜だったらプテラノドンの一種かも知れません」
「ちょっとまってくれ!」

一人の学者が今のその言葉を否定した。

「もしプテラノドンの一種ならば、この頭骨をよく見て下さい!」

そう言われ学者たち全員その頭の部分をまじまじと見つめた。
すると一人の学者が声を上げた。

「これはプテラノドンの一種でもない!」

もしプテラノドンの一種であれば、長いクチバシがついている
しかし、この骨格にはクチバシがない・・・・
あるのは、ティラノサウルスとおなじ、恐ろしい牙だった。

「これは紛れもない新種だ・・・間違いなく大発見だ!!」
「でも・・この翼竜は一体・・?」

そんな事を考えている内に、尻尾の方を見ていた女性の学者は
ある不思議な事に気付いた。

「先生!こちらの方を見て下さい!」

そう呼ばれ、いそいで尻尾の方まで向かった。

「どうしたんだ?」
「この尻尾の方、見て下さい!」

尻尾の部分を見てみると、確かに何かが変だった。
しかし、よくわからない・・・

「え~・・・どういう所かな・・・?」
「分からないんですか?この尻尾、斬られているんですよ!」
「斬られている!?」

もう一度よく見ると、尻尾の先が少し斜めになっているのが分かる
そして、キレイに斬られている・・・
そして驚くべき事があった・・・

「これは動物の仕業でもありません・・・」
「じゃあ・・一体・・・」
「人の業です!」

その言葉に全員が凝視した。

人だと・・・

「じゃあ!この翼竜が存在する世界に、
 人間も存在すると言うんですか!?」
「そう言う事に疑問はありません・・・」
「・・・・・・・」

翼竜が存在する時代に、人も存在している・・・
一体どういう時代なのだろう・・・
そうしている内に、
たくさんの記者やカメラマン、レポーター達が集まり
この骨格について取材させて下さいとお願いするが・・・
この大発見についてはノーコメントという事になっている。
しかし、新聞に載せる記事にはこう決定した。



『現代にて化石を発見する!!その名は伝説の生物ワイバーン!!』

偉大なる狩人魂 【第二話 その1 とある女子寮】

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