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Re^4: 偉大なる狩人魂 第二話 投稿者:ドラグナー 投稿日:03/20-21:54 No.2155
【第二話 その2 とある町で】
海と山のほど近い大きな町「海鳴」
そこにある一軒家
「なのは!まだか?」
「ゴメン!もうちょっと!」
リビングにて誰かを呼ぶ美青年。
彼の名は「高町恭也」
高町家の長男であり。
「小太刀二刀・御神流」の師範代で、達人レベルの使い手。
ソファーに座っているのはその妹
「高町美由希」
眼鏡にみつあみの明るい少女。
兄から御神流を習っている。
「今日はどこかへ行くの?」
「ああ、アリサちゃん達と一緒に博物館へ行くんだ。」
「博物館?」
「何でも、恐竜のイベントがあって、
博物館前で落ち合う事にしたんだ。
忍やノエルやファリンも一緒にな」
「へ~、で、恭ちゃんはいつものように忍さんと一緒に・・・」
「ああ・・いつもの事だけど・・・」
月村家の長女「月村忍」
彼女とはあるきっかけにより恋人同士である。
ノエルとファリンは月村家の専属メイド。
「お待たせ!」
リビングのドアにてツインテールの片方を揺らす少女がいた。
少女の名は「高町なのは」
私立聖祥大附属小学校3年生で高町家の次女
自称「平凡な小学3年生」。
だが、彼女には秘密があった。
「それじゃあ、行こうか」
「うん!フェイトちゃんやはやてちゃんも待ってる頃だし」
といい、二人で家を後にしたのだった。
「やれやれ、結局あたしはお留守番ね」
あらためてソファーにドッと座り込み新聞をつかんだ。
「さてと・・・ん?」
新聞を見た視線には不思議な事が載せてある。
『海岸にて謎の変死体発見!シュモクザメの変異体か!?』
そこに書かれてあるのは、この町よりもそう遠くない浜辺の事だ。
新聞の写真に貼られてあるのはシュモクザメのような怪物だった。
しかし、鮫とはずいぶん違う不気味な姿だった。
「変わった鮫ね・・・」
と、興味なさげに次のページをめくる・・・・
しかし、先ほどの記事にはこう書かれてあった
『斬られた後を発見!人の仕業か!?』
桃月町、桃月学園。
金髪のチビッコが廊下を歩いている
10歳にしてMITで学位を取り、高校の先生になっている。
天才「レベッカ宮本」
「おはよう!愚か者ども」
「おはようベッキー!」
「あいかわらずだな」
と教室に入っていきなり問題発言な挨拶をする。
それでも1-Cのメンツはサラリと挨拶する。
アホ毛を生やした「片桐姫子」
大人っぽい美少女「橘玲」
意外に地味呼ばわり「桃瀬くるみ」
同じく地味な委員長「一条さん」
デコが目立つガリ勉少女「上原都」
良い子が災いでパシリ扱い「6号さん」
「んあ、今日は自習だ・・・」
「どうしたんだ?」
「何かあったの?」
「いや、疲れがとれなくて・・・」
先週の金曜日、桃月学園の全校生徒マラソン大会があり、
ベッキーは無理矢理参加させられた。
という経緯により、未だにぐったり感のベッキー・・・。
「あのマラソンは本当にきついよね~」
「くそ~。体育教師め~・・・」
「ベッキー!そんな時はこれ!」
と姫子が出したのは『マムシドリンク』
「お前、あたしを眠らせない気か!!」
「え?違うの?」
「違うだろ・・・」
「でしたらこれでしょう・・・」
一条さんが出したモノは『リポビタンD』
「たしかに疲れはとれそうだけど・・・なんか違う」
「これはどうですか?」
6号さんが出したモノは『オロナミンC』
「元気ハツラツオブジイヤーです!」
「あ~、それなら飲めそうだ」
と、6号からオロナミンCを受け取り、そのまま飲む
「みなさんもどうぞ」
「6号さん気が利く~!」
と、オロナミンC入りのダンボールを出しみんなに配った
全員ゴクゴクと飲み干した。
「ぷは~!不味い!もう一杯!」
「そりゃ、青汁だろ!」
「マホ、違うの?」
「全然違う」
何が違うのかと首をかしげる姫子をよそに
ベッキーは隅にあるテレビをつけようとした。
リモコンを操作しながら、チャンネルを変え続けた。
その時
「マホー!ベッキー!さっきのチャンネル!」
「え、さっきの?」
見逃したチャンネルを戻してみれば、それはニュースだった。
それも姫子が大好きなアレが写っているニュース
「カニー!巨大な蟹が写ってるカナ~!」
姫子はカニが好物だ。
だがテレビに映っているカニはタダの蟹とは違っていた。
体格も大きければ、ハサミも大きい。
「しかも、このニュース、生放送だ」
「生放送!場所は!?」
「この町の近くの海岸からだって・・・」
「早速出発だぁ~い!」
「お、おい!姫子!?」
ベッキーの制止も空しく、姫子は一目散にその場を出て行った。
「バカで、運動が苦手なあいつもこういう時だけ早いんだよな」
「とにかく追いかけるぞ」
ベッキーの言葉に一同はすぐに追いかけた。
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