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魔法先生と超能力生徒の友情物語二番目「突然」(×MOTHER2) 投稿者:土星 投稿日:04/08-05:48 No.109  

ポーラ、ジェフ、プーたちと別れ別世界に飛んでいったネス。

彼はスペーストンネルに乗り込み、違う世界に来ていた。そして異世界にやってきたネスは早速、



………黒コゲになっていた……。





二番目「突然」





「うぐぐぐ……」



ネスはどせいさんたちの住む「サターンバレー」から「スペーストンネル」という時空移動装置により異世界にやってきてはいたが、スペーストンネルはこの世界に着くなり軽く爆発を起こし、黒い煙をあげていた。

そのせいでネスは見るも無残に真っ黒に焦げていた。

それはもう体の所々が焦げてるとかではなく、不自然なほどに隙間なく真っ黒にこげているのです。(しかも微妙に笑っている、怖!)



しばらく黒コゲになって微妙に笑っていたネスだが、まるで画面が変わるように元に戻りネスは周りを見渡していました。



ネスが現在いる場所は都市全体を見渡せる所で(二巻参照)もう夜になっていて見えにくいがとても大きな都市だとすぐにわかった。

その暗い風景の中に、異様にでかい木を見つけ少し不思議な力を感じさせていたのでネスはその木に向かうことにし、その場から歩いていった。





「すごい……」



木のふもとに着いたネスは思わず口をひらき呟いていた。

それもその筈。

ネスは一年前の戦いで、ゾンビやUFOや動く木や宇宙人に恐竜すら見てきた。

しかしこの木はその恐竜よりも大きく、見る人には感動すら与える程だった



ネスが木に見とれていると、突然雷がネスの10m後ろに落ちその中から謎の銀色の宇宙人の様なものが五体出てきはじめた。

ネスは後ろを振り向き、それを見ると驚きの声をあげた。



「スターマン!?」



スターマンと呼ばれた謎の生物は、形は人みたいだが手がとがっていて、目もなんというかザ○のモノ○イの黒い部分(?)の様な目です。



「な なんで!? スターマンはもう……!」



ネスが言い終わる前に五体の内、一体がいきなり腕をムチの様に振り回し、ネスはそれを自分の武器である「バット」でギリギリで防いだ。

ネスは何度も話しかけているが、スターマンはただ攻撃をするだけで何も言わなかった。



「くそ! ナメるな!」



ネスは何も言わずただ攻撃を仕掛けてくるスターマンにだんだん腹が立ち、スターマンの攻撃を掻い潜りバットで思いっきり顔面(らしき部分を)殴りつけ、攻撃を受けたスターマンは一撃でバラバラになり、ネスは他のスターマンたちの方を向きました。

すると……、



「マタ、ジャマヲシニキタカ」



スターマンは突然喋りだし、ネスに向かって腕の先端からビームを撃ち、ビームはネスの足元に飛んできて、ネスはその場から飛び退きなんとかかわしましたが、他のスターマンがビームを一斉射撃し、ネスはそれを走りながらかわしていた。

そのせいで、木の周りの地面が抉れてしまってきていた



「こんにゃろ! まだこの世界のこと何も分かってないんだから、いきなり滅茶苦茶するなーー!」



そう叫ぶとネスの足元にどんどんヒビが入り、スターマンたちに手をかざした。



「一年前とは威力が違うぞ!」



「コ コレハ!?」



ネスから異常なまでのPSIの力を感じ、スターマンたちはネスに再度攻撃を仕掛けたが、とき既に遅し、ネスはスターマンたちに向かって大きな声と共に技を放った。



「PKキアイβ!」



ネスが叫ぶと同時にスターマンたちに向かってオレンジ色に光る玉が飛んでいき、それを受けたスターマンたちはバラバラになって吹き飛んでしまっていた。

そしてもう原型すら無くなったスターマンたちにネスは叫んでいた。



「どうだ! これが僕のポーラに向こうで核ミサイル(らしきもの)を受け、更にスペーストンネルが壊れて帰れなくなった上に一年ぶりに真っ黒コゲになった僕の怒りだーーー!!」



つまり腹癒せ。





しばらく暴れていなかった分を発散し、すっきりしていたネスはふとスターマンの言っていた言葉がよぎった。



『マタ、ジャマヲシニキタカ』



どういう意味なのか分からずしばらく考え込んでいると、突然後ろから無数の蒼い閃光が飛んできた。

ネスは間一髪かわしたが今度は上空から人影が飛んできてネスに殴りかかり、ネスは一歩下がり攻撃をかわした後自分に攻撃力を上げるPSI、オフェンスアップを掛けその人影に蹴りをいれた。

蹴られた人影はすごい勢いで飛んでいき、何回かバウンドした後体制を整え、小さな金髪の女の子の側で立ち上がっていた。

よく見ると攻撃を仕掛けた人影は耳に変わった飾りを着けていた。それに表情もあれほどの蹴りを入れられたにも関わらず、無表情でしっかりとした姿勢で何事も無かったように立っていた。

すると10歳ぐらいであろうかと思われる少女がネスに話しかけてきた。



「貴様何者だ? その地面にあいている穴もおまえがやったのか?」



「え あ いやこれはちが……!」



「問答無用だ!」



「ええええ!? おまえが聞いてきたんだろうが!」



ネスは少女の質問に答えようとしたが、少女の理不尽な発言によってこの穴の犯人に決め付けられた。(まあネスがPK技で一番でかい穴をつくったのだが)



「見たところまだガキの様だな、まあ不法侵入したからにはロクな輩ではないだろう」



「(こ 子供にガキ呼ばわりされた……)」



「じじいの所に連れて行けば良いのだろうが、素直に着いて来るわけも無いだろう。……少し痛めつけるか」



少女は物騒な発言をした後、ネスに名乗り上げた。



「我が名はエヴァンジェリン・A・K・マクダウェル! 死にたくなければ全力でかかって来い!」





異世界に着くなり突然襲われたネス。

突如現れた謎の宇宙人スターマンに襲われ、退けたネスに休む間も無く襲い掛かってきたエヴァンジェリン。

彼はこの世界でどうなるのか!?



「死にたくなければって、殺す気マンマン!?」





To Be Continued

魔法先生と超能力生徒の友情物語 魔法先生と超能力生徒の友情物語三番目「勝負」

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