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魔法先生と超能力生徒の友情物語十八番目「狂気②」(×MOTHER2) 投稿者:土星 投稿日:10/22-21:09 No.1487  

 命を懸けてゲップーへと立ち向かった信二。信二の秘策、「戦火の咆哮」によりゲップーを退けたが、ゲップーは驚異的な再生力により復活し信二を追い詰めた。
 窮地に立たされた信二は戦う力も残っておらず死を待つばかりの状態だったが、そこに異様な魔力を纏うネギがゲップーを難なく撃破し信二の危機を救った。
 しかしネギは魔力だけでなく様子もおかしく信二へと襲い掛かり瀕死状態に追い込んだ。もう立つことも出来ない信二は諦め死を覚悟した。しかしその中で信二はネギの悲しみの感情に気付き、立ち上がろうと身体に力を入れようとするがもう限界の信二は立ち上がることができず、ネギは信二に止めを刺すべく魔法の矢を絡めた拳を信二へと振り下ろした。
 
 
 十八番目「狂気②」
 
 
 スターマンDXを降伏させたネスは、スターマンDXをタカミチに任せてネギの元へと走っていた。
 ネスは森を走る途中ネギのいる方向から異様な力を感じていた。その魔力はとても禍々しく、しかし僅かにその魔力はネギの魔力が混ざっており、ネスはとても嫌な感じを受けてとても焦っていた。
 
 そして突然ネスの向かっている方向から凄まじい爆発が起こり上空へと砂煙が舞い上がった。
 ネスはさらにペースを上げて森を駆け抜けていった。
 
 
 
 「…………」
 
 舞い上がる砂煙の中、小柄な影が地面に拳を突き立てている姿があった。
 その影はゆっくりと立ち上がり、魔法で風を起こして煙を吹き飛ばしその姿を現した。
 それはネギだった。
 ネギは拳を突きたてた地面を見下ろし、一言呟いた。
 
 「邪魔しないで下さい……」
 
 ネギは視線を上げて真っ直ぐ正面を見据えた。
 そこには瀕死の信二を抱えたネギの生徒、桜咲刹那と龍宮真名が立っていた。
 
 どうやら先程のゲップーとの戦闘で気を失っていた刹那と龍宮は意識を取り戻し、殺されようとしていた信二を瞬動でギリギリのところで助け出したようだ。
 しかしさっきの戦闘で刹那のアバラ骨は数本折れ、龍宮も腕の骨が砕けており二人とも辛そうな表情をしている。
 
 「……一体、どういうおつもりですか。仲間を殺そうとするなんて」
 
 刹那は痛むアバラを押さえ声を振り絞り、ネギを睨みつけた。
 しかしネギはその瞳にたじろかず、無機質な声で答えた。
 
 「ただ殺したいだけです。僕の楽しみを邪魔するなら二人とも殺しますよ?」
 
 刹那と龍宮は心臓を鷲掴みにされているような気分だった。
 ネギの一言一言が半端じゃなく重く、ネギから感じる魔力は減ることなくどんどん増えている。
 二人はその威圧感から無意識に己の武器をネギに向けていた。
 
 「邪魔、するんですね?」
 
 その言葉に二人は今ネギに向けている武器を無性におろしたくなった。恐怖が心を埋め尽くしこの場から逃げたくなる。さっきのゲップーの数倍も大きく二人の眼には見えた。
 しかし今ここで逃げれば信二が殺されてしまうので逃げるわけにはいかない。
 だから二人はネギへと向かっていった。
 
 「神鳴流奥義・斬空閃!」
 
 刹那は抱えていた信二を地面にそっと置き、牽制に遠距離攻撃である斬空閃でネギの足下に攻撃し、砂埃をあげた。そこに龍宮は折れていない左腕で拳銃をネギの立っていた場所に向けて連射した。龍宮からも見えないがこれではネギもうかつに動き回ることが出来ない。
 そして刹那は足が止まっているであろうネギの下へ瞬動で砂煙の中へ突っ込み、剣に気を纏わせ岩をも切り裂く神鳴流奥義の斬岩剣を、ネギへと振り下ろした。
 
 その振り下ろした先に手ごたえはあった。しかし最後まで振り下ろすことが出来ない。ネギ目掛けて振り下ろした刀は途中でピタリと止まりビクともしなかった。
 刹那はその光景に驚愕した。
 ネギは確かに其処に居た。確かに斬られている。しかしネギが斬られているのは手の皮一枚だった。
 ネギは刹那の剣を片手で受け止めそれを握り締めている。しかしそこからは血がほんの少し流れているだけでネギは余裕の笑みを浮かべていた。
 
 「じゃあ死んでください」
 
 ネギは刀をより一層強く握り締め、ネギの手から血が吹き出した。
 その光景に刹那はゾッとし、次の瞬間には身体に衝撃が走りネギの姿が遠くなっていた。
 刹那は何が起きたのか分からずそのまま真っ直ぐ飛ばされ、砂埃の中の様子を窺っていた龍宮に衝突し地面に倒れた。
 龍宮がクッションになってくれたお陰で何とか衝撃を和らげることができた刹那はすぐに立ち上がろうとしたが身体に力が入らず再び地面に倒れこみ、腹部から吐き気が込み上げる。それと同じに強烈な痛みが襲ってきた。
 
 刹那は地面に腹を押さえるように倒れこみ何が起きたのか頭の中で整理していた。
 あの砂埃の中でネギが刀を掴んで血が噴出しその光景に気が取られてしまった刹那はネギの口が動いているのを見た。
 それは通常の人間には聞き取ることは不可能な超高速詠唱。それによりネギは何本か分からないが一秒足らずで「魔法の射手」を発動させて、それを集束させて拳に絡めて刹那の腹部を思いっきり殴りつけたのだ。
 
 刹那にしてみれば冗談では無かった。ただでさえ西洋魔術師の魔法の一撃は強力だというのにそれをそんな速度で詠唱されては無詠唱魔法と何も変わらない。むしろ詠唱している分威力も高いし使える魔法も豊富だ。
 それに刀を素手で掴んだところを見ると、身体の箇所によっては龍宮の銃弾が通じるかどうかも疑わしい。今刹那たちは本当の化け物を相手にしているのかもしれない。
 
 そして砂埃は晴れ、その中からネギは姿を現し不吉な笑みを浮かべている。
 刹那と龍宮はそのネギの笑みに身体を小刻みに震わし、自分の視界に入るものを担任では無く得体の知れない化け物として見つめていた。
 その恐怖しか映らない瞳にネギは体中を光悦感で震わせ、「もっと見たい」という思考に駆られた。
 今のネギには恐怖感というものは存在せず、ただ「何か」を原型が留まらないほどに殺したいと、それだけがネギの心を支配していた。
 しかしその思考の中でほんの僅かに違う言葉があった。
 しかしその言葉はネギには聞こえず、一瞬だけ訝しげな表情をするが直ぐに刹那と龍宮に集中した。
 
 
 その光景を虚ろな意識の中、地面に倒れて見ていた信二はどうにか出来ないかと呻き声を上げるがそれは言葉にならず刹那や龍宮の耳には届かない。
 信二はネギの悲しみの感情に気付いているからネギを止めたかった。
 しかし今の自分はもう立ち上がるどころか声を言葉にする力すらない。
 だが信二には希望が近づいているのが分かっていた。それは徐々にこの場所に近づいている。
 だから信二は見ているだけの自分が不甲斐ないと思いつつも、途切れそうな意識をなんとか繋ぎ止めてその戦いを見ていた。
 
 
 「『魔法の射手・集束・光の155矢』」
 
 「対魔戦術絶対防御・四天結界独鈷錬殻!」
 
 ネギの集束された魔法の矢は束ねられ一本の矢となり、刹那は龍宮を後ろにやり、その矢を神鳴流の最強の防御結界で防いだ。しかしその結界は僅かな拮抗があったもののいとも容易く貫かれ、ほんの少し軌道が逸れたようで刹那の左肩を掠めていった。
 
 「惜しいですねぇ。もう少しで心臓を貫いたのに」
 
 もう刹那と龍宮はネギを血の通った人間とはとても思えなかった。
 ネギは今人を殺そうとしたのにそれをゲーム感覚のように笑って撃ったのだ。とても同じ人間のすることだとは思えなかった。
 
 「刹那、ネギ先生の後ろに回りこめ。策がある」
 
 それでも龍宮はなんとか平常心を保ち今自分の考え得る策を練り上げる。
 そして刹那はネギの超高速詠唱によって行われる無数の魔法の矢を被弾しつつもなんとかくぐり抜け、ネギから少し離れた後ろに回りこんだ。
 すかさず龍宮は『気』をたっぷり籠めた銃弾をネギに向けて放った。
 それは銃弾の軌道も丸分かりだったし、今のネギならば銃弾が十発撃ち込まれてもかわし切るほどの身体能力があったのでかわすのは容易だった。
 しかし其処からが龍宮の考えた策だった。
 かわした弾丸はネギの後ろへと飛んでいきその辺の木にでも当たって使い物にならなくなるはずだった。しかし後ろに回りこんでいた刹那はその自分へと飛んできた銃弾に斬魔剣の破魔の効果を付加し、刀の峰で弾き返した。
 弾かれた弾丸は真っ直ぐネギの背後へと飛んでいった。この弾丸が当たればネギを覆っている禍々しい魔力は吹き飛びネギは正気へと戻る。それにこの弾丸には龍宮の『気』が銃弾の「先」にしっかり籠めてあるので如何にネギの強力な魔法障壁だろうと貫くはずだ。
 
 そして銃弾はもうネギの避けられない範囲内まで飛び込み、後はネギに当たって正気に戻るだけだった。
 しかしネギの足下から一本の「戒めの風矢」が飛び出し銃弾の「真ん中」へ正確に命中し、その矢は銃弾に絡みつきネギの背に当たるすんでのところでピタリと止まった。
 
 「正面から止められないなら横から止めれば良いだけです。その辺の魔法使いならまともに喰らったでしょうけど、僕が誰だか分かってるんですか? そこらの人達とは頭のつくりが違います」
 
 ネギは完全に予測していたのだろう。
 例え龍宮と刹那がどんな戦略を企てようと、ネギはその上の策を練り実行するだろう。今のネギにはそれを成す知力も魔力も自信もあるのだから。
 
 そして戒めの風矢の効果の切れた弾丸は地面に落ち、力と知力の差を知らされた龍宮と刹那はその地面に落ちた弾丸に合わせるように、地面に膝をついた。
 
 「もう諦めるんですか。僕はもっと足掻いて欲しかったのですが」
 
 「……どうせ敵わないんだ。なら相手の嫌がることをしてから死んだほうが相手も不快な思いをするだろう」
 
 「なるほど。日本で言う鼬の最後っ屁というやつですか」
 
 「ネギ先生、それは違うぞ」
 
 「あれ?」
 
 様子がおかしくなってもやっぱりネギだということが分かって少しだけ安心したのか、龍宮はほんの少しだけ唇を歪ませた。
 
 「それでは刹那さん、龍宮さん。さようなら」
 
 ネギは遂に人の血を浴びれると思うと自然と顔を綻ばせ、気持ちが高揚していった。
 そしてネギは三方向にいる龍宮と刹那と信二を纏めて殺すべく、普通の速度で魔法詠唱を行った。
 
 「あー、死んだな」
 
 龍宮は淡々と言う。
 
 「お嬢様、すいません……」
 
 刹那は辛そうに言う。
 
 「……いえ、死にませんよ」
 
 しかし横たえていた信二は恐怖の色も映さず、続きを言った。
 
 「助けが、来ましたから」
 
 その言葉に離れていた刹那と龍宮は同じにどういう意味なのかと信二のほうを向き、その意味がすぐに分かった。
 
 「集い来たりて敵をうて 「魔法の射「PKキアイα!」うわ!?」
 
 魔法詠唱を終わらせようとしていたネギにいきなり強力な衝撃が襲い掛かり、油断していたネギはまともに喰らいその場から吹き飛び三、四回転がった後背中越しに地面を滑った。
 
 森の茂みの中からネギに攻撃をした張本人はここに来る途中蜘蛛の巣などが引っ掛かったのかそれに葉っぱがやたらと纏わりつき、龍宮と刹那が見たのは愛・地球博のマスコットキャラの様な異様な有様で、その赤い帽子がなければ誰なのか判別しにくい状態になっていた。
 
 「ごめん、遅れた」
 
 その人物はボロボロになった信二にそっと「ライフアップ」をかけた。
 信二の身体は魔力も完全に使いきり限界を超えたうえで戦っていたので完全に回復するまでに至らず、まだ身体をあげることは出来ないが視界はハッキリとして話すくらいは出来るほどになった。
 そして信二はその人物の有様を見て身体は痛みながらも笑いながら言った。
 
 「モリゾーみたいですよ。ネスの兄貴」
 
 「だって蜘蛛の巣が多かったんだから仕方ないじゃん。それと兄貴はやめてってば」
 
 ネスは身体に纏わり付いた葉っぱを払い、信二に笑いかけた。
 
 「頑張ってくれて、本当にありがとう信二。後は僕に任せて」
 
 ネスは屈ませていた状態から立ち上がると、バットを持って真っ直ぐネギのほうを振り向いた。
 
 「ええと、誰だか知りませんが後で必ず治しますので今は待っていてください」
 
 どうやらネスは二人の名前をまだ覚えていないようで、龍宮と刹那は少しムカついたがまだ編入したばかりだから仕方ないかと納得し、ネスを黙って見つめた。
 
 吹き飛ばされて倒れていたネギはゆっくりと立ち上がり、何かを話すでもなく超高速詠唱で魔法の射手を発生させ、それを足に絡ませてとび蹴りをしてきた。
 ネスはそれをバットで防ぎ、衝撃がネスの身体を痺れさせたが、ネスはネギをそのまま押し返した。
 ネギを押し返し距離をとったネスはそこに間髪容れずPKサンダーを叩き込む。
 しかしネギはいつの間にかネスの後ろにまわり込んでおり魔法の射手を絡めた拳をネスに突き刺すべく振り上げ、ネスは振り向きながらバットを振るいネギの拳と激突させた。
 二人は弾かれるでもなく力押しを続け、互いに飛びずさるとネギは百本はあるであろう魔法の射手をある程度上まで飛ばすと一気に急降下させ雨のように魔法の矢を降らし、ネスは次々と降ってくる魔法の矢を身を屈ませて背中に数本の矢が当たりつつも走り抜け、技後硬直で動けなくなっているネギの腹部に思いっきりバットをめり込ませ、ネギは薙ぎ払われながらもなんとか踏ん張りしっかりと立った。
 
 「ゲホゲホ! ……あはは……あははははは!!」
 
 ネギはネスの一撃が効いたのか身体を折って腹部を押さえて咳き込んでいたが、どうしたのかネギは身体を折った状態で笑い始めた。
 
 「どうしたの、ネギ?」
 
 「楽しいんだよ。こんなに戦うのが楽しいだなんて、しかも戦った後に殺して浴びる血のことを考えると震えさえ止まらなくなってくる、あははは!」
 
 「………じゃあなんで泣いてたの? ネギ」
 
 「へ?」
 
 横になっている信二はネギに話しかけた。
 
 「さっき僕を殺そうとした時、ネギ泣いてたけど、何で?」
 
 「僕が、泣いてた……?」
 
 横になって話しかけている信二はネギの瞳を真っ直ぐ見つめながら話している。まるで、ネギの心に直接話しかけるように。
 ネギはその信二の瞳から目を離すことが出来ずにいた。
 
 「僕はあの時、先輩たちの意識が戻っていく感覚や、兄貴がこっちに来ている感覚が直接頭に伝わってきた。その時に流していたネギの涙から確かに、言葉で表すのは難しいけど、敢えて言うなら悲しみが伝わってきた」
 
 「悲しみ……」
 
 信二は言葉を続ける。
 
 「今も感じる……。ネギ、君は助けを求めてる。誰か助けてと」
 
 その言葉を聞いてネギはさっきから頭の中で聞こえていた言葉が、ハッキリと聞こえた。
 その言葉は、助けを求めていた。
 
 その言葉がハッキリと聞こえたネギは突然頭痛に見舞われた。
 その隙をネスは見逃さず、ネスはネギの額に手を添えて敵の脳に刺激を与えるPSI「ブレインショック」で直接ネギの頭を揺さぶった。
 モロに喰らったネギはその場に倒れこみ、ネスはその身体をそっと支えた。
 刹那と龍宮はネスに駆け寄った。
 
 「ネギ先生はどうなったんだ?」
 
 「直接脳に刺激を与えて気絶させたんだ。これで目が覚めたときには元に戻ってると思う」
 
 ネスはネギの身体を抱えて刹那と龍宮に近寄りライフアップをかけて怪我や折れた骨を治した。
 龍宮と刹那は驚いて折れていた部分を叩いたり振り回してみたがどこにも異常はなく、傷跡も無かった。
 
 「僕はネギを抱えるから、大きいお姉さんは信二を抱えてあげて」
 
 「大きい……」
 
 龍宮は大きいと言われて少しショックを覚えたが、自分の体格を見て溜め息をつき信二をおんぶした。
 
 「それじゃ早く病院に連れて行こう。ちょっと怪我が大きすぎて治せないからね」
 
 そういうとネスはネギをおんぶしてボロボロになった森の中を歩き出した。
 龍宮と刹那はそのネスの後をついていった。
 
 
 
 なんとか止まったネギの暴走。
 あれは一体なんだったのか。
 そして信二は何故あらゆるものを感じるということが出来たのか。
 
 
 To Be Continued
 
 〈おまけ〉
 
 土星 「始まりますたるは毎度お馴染みおまけコーナー!」
 
 ポーラ「え~今回からは自己紹介は終わりということでお願いします。理由はネタが尽き……、そろそろ皆さんも覚えて頂いたと思ったからです」
 
 プー 「尽きたのか」
 
 土星 「うん」
 
 ジェフ「でもある程度話数が多くなったらまた自己紹介をするつもりです」
 
 土星 「では今回も後先考えずに頑張っていきましょう! まずはこのコーナー!」
 
 
 土星 「突撃! 隣の昼ごは「今日のお話についてーー!!」っち……、はいまずはポーラ」
 
 ポーラ「油断も隙も無いわね……。ん~、ネギ君凄く強かったわね。あれは次回で理由分かるの?」
 
 土星 「どうしようかなとは思ってるけど、そんなすぐに種明かししたらつまんないからまだまだもったいぶらせるつもりだ。でもその中で気付く人もいるだろうし、もしかしたら読んでる人はもう分かってるかも。はいジェフ」
 
 ジェフ「信二君結局兄貴って呼んでるね」
 
 土星 「ちゃっかりしてるからな。次はプー」
 
 プー 「あれだけの騒ぎで街のほうは大丈夫だったのか?」
 
 土星 「魔法先生たちが結界張っておいたからな。周りにも響かないから一般人にもバレないという寸法だ」
 
 
 土星 「いやー、後二話でこのお話も二十話。早いもんだな」
 
 ポーラ「このおまけコーナーもそのときには十回目だからね。色々あったわねぇ」
 
 ジェフ「主にネスのママが来た時がね」
 
 プー 「なんの話だ?」
 
 ジェフ「え? こないだ着たじゃん。ネスのママ」
 
 プー 「いや……、記憶に無いな」
 
 ポーラ「そういえばプーってあの時……」
 
 土星 「新たな人格を植えつけられたんだっけ……」
 
 プー 「新たな人格?」
 
 ジェフ「いや、なんでもないよ! どうやら僕の記憶違いだったみたい! あはは~」
 
 土星 「ややこしくなる前に次のコーナー!」
 
 
 土星 「マザーあいうえお作文コーナー」
 
 ジェフ「今回のお題は「ぼうし」」
 
 プー 「なぁ新たな人格って「さあ行ってみよー! はいプー!」あ、ああ」
 
 プー 「「ぼ」~っとしている」
 
 ジェフ「「う」なぎが」
 
 ポーラ「「し」なやかに宙を舞った」
 
 
 土星 「おお、なんと神秘的な……」
 
 ポーラ「そんな長くて黒い物体が宙を舞ってたら気味が悪いわよ!」
 
 ジェフ「次回のお題は僕のメイン武器「じゅう(銃)」です」
 
 土星 「今回も終わりました。このグダグダ感の抜けないおまけコーナー」
 
 ポーラ「今回は一層グダグダだったわね」
 
 土星 「眠いからな」
 
 ジェフ「日を改めて書きなよ」
 
 土星 「ネタが頭から消えるから無理。なめんなよ俺の記憶容量」
 
 ポーラ「威張るな」
 
 土星 「では次回また会いましょう」
 
 プー 「新たな人格って……」
 
 ポーラ「もういいの! それでは」
 
 全員 「「「「さらば!!」」」」
 
 
 To Be Continued?

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