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魔法先生と超能力生徒の友情物語十九番目「優しい」(×MOTHER2) 投稿者:土星 投稿日:11/27-01:00 No.1665  

 麻帆良学園へと突如現われた謎の生命体たち。
 魔法使いたちとネスの活躍により撃退したものの、ネギはその中で異変が生じ圧倒的な力で仲間にその猛威を振るった。
 ネスは苦戦しつつもなんとかネギを鎮め、戦いの中で重傷を負った信二を病院へと運んでいった。
 
 
 十九番目「優しい」
 
 
 今ネスがいるのは麻帆良都市にある病院。
ネスは龍宮と刹那に手伝って貰い信二を病院へと運び信二の怪我の状態を診てもらっていた。
 
「ふむ……、魔法で治療もしてありますし、一応入院という形にはなりますが三年生方の修学旅行が終わる頃には全快するでしょう」
 
「そうですか、ありがとうございます」
 
 この病院は魔法関係にも通じているのでこの手の患者は珍しくなく、どういう経歴でこれだけの怪我をしたのかは聞かないようだ。
 ネスは取り合えず昏睡している信二を病院に預け、外で待っている龍宮と刹那のもとへと戻っていった。
 
 
 
病院の外にでるとネギを抱えた龍宮と刹那がネスを待っていた。

「春野信二君の容態はどうだった?」

「暫く入院すれば治るって」

龍宮はどうやら信二の容態が気になっていたようだ。もちろんそこに変な意味はなく、仲間として心配しているだけである。

「そうか……。全く、自分が情けない。見習い魔法使いに護ってもらうなんてな」

龍宮は自分よりもずっと弱いはずの信二に護って貰ったことが後ろめたいようだ。
刹那は黙って龍宮に抱えられているネギを見つめている。
 
「龍宮、私は学園長先生に今回の報告をしてくるが、おまえはどうする?」

「私は神社の様子を見てくるよ。今頃ボロボロになってるかもしれないからな」
 
 龍宮はそういうとネギをネスに渡し森の方向へ、刹那はネスに会釈をしてから学園長室へと歩いていった。
 ネスはというとネギをおんぶし直し、明日菜と木乃香になんと説明するか考えながら、帰るのを躊躇う女子寮へと向かっていった。
 
 
 
 ~学園長室~
 
 「学園長先生、失礼します」
 
 「刹那ちゃんか。どうぞ」
 
 学園長からの返事を聞くと静かに学園長室の扉を開けた。
 学園長は窓から見える襲撃にあった森を眺めながら背中越しに刹那に話しかけた。
 
「刹那ちゃん、ネギ君はどうだったかね?」

「はい、やはり可能性は高いと思われます。あれほど異質な魔力は初めてです」

刹那と学園長の様子はどこか重々しく、夜で暗いせいもあり少し不気味であった。
 それに二人が話しているのはネギのことで、何やらただ事ではない感じである。

「うむ、もう少し様子を見るにしても更に警戒しておく必要があるのう。ネス君はいつもネギ君と一緒におるからネス君を監視しておるタカミチくんにでも頼んでおくかの。もちろん刹那ちゃんもこれからも警戒を怠らないように」

「はい」

 刹那はその場から一歩引くと学園長に背を向け学園長室を後にした。
 学園長は刹那が学園長室を出たことを確認すると、刹那が出て行った扉とは別の扉のほうを向き、一人の男性の名前を呼んだ。
 
「タカミチくん。もうええぞ」
 
 すると扉から学園一タバコとスーツが似合う渋い男、高畑・T・タカミチが出てきた。
 
「そっちはどうじゃった?」
 
「今回の事件はネス君が関係している可能性はありますが、ネス君と彼らは敵対関係にあると思われます」
 
「というと?」
 
「今回ネス君が戦った敵は完全に敵意を剥き出しにしていました。それにネス君が倒した敵の数は明らかに向こう側に損失が出るほどの数です。とても芝居で出来ることではありません」
 
 どうやらタカミチはネスの調査報告をしているようだ。
 その報告を聞いた学園長はどこか安堵したような表情になり、窓から視線を外すと大きな机に設置されている椅子へと座った。
 椅子に座った学園長は再び表情を引き締め、重々しく口を開いた。
 
「ではネス君のほうは安心じゃな。となると、残る問題はネギ君じゃが……、タカミチ君はどう思うかね?」
 
 タカミチは苦々しい表情をして顔を俯かせた。
 
「……ネス君が、ネギ君たちの手助けにいった時、ネギ君の魔力を含んだ膨大な魔力が「森一帯」を包みました。それもとても禍々しい魔力が。可能性は高いと思われます。しかし……!」
 
「タカミチくん」
 
 言葉を続けようとしたタカミチの言葉を、机に肘を突いて顔の前で手を組んでいる学園長が遮りタカミチは顔を上げた。
 タカミチが見た学園長の顔は今まで見たことの無いような厳しい顔つきで、学園内最強の魔法使いということを再認識させる表情だった。
 
「今は公私混同をしとる場合ではないのじゃよ。ワシとて信じたくは無い。それがネギ君ならば尚更じゃ。しかし今はまだ様子を見るが決断をいつかは出さねばならんのじゃ。いつまでもその調子ではいざと言う時へまをする破目になるぞ」
 
 その言葉を聞いたタカミチは歯が割れるのではないかというくらい歯を食い縛り、手は拳を固めすぎて血で滲んでいた。
 学園長はその様子を見ると溜め息をつき、前に屈めていた身体を背もたれに預けた。

「君の気持ちは痛いほどに分かる。ワシにとってもあの子は最早孫の様な存在じゃ。しかしこのことはあの子が産まれた時から決まっておったのじゃ。……もう、彼が言い伝えにある『英雄の子』でないことを祈るしかないのじゃよ」
 
「学園長……」

 タカミチは暗がりの中、学園長の手が震えているのに気付き何も言えなくなってしまった。
 暫く沈黙が続き、二人とも何も言えなくなっていると扉から鬼気迫る顔で色黒の男の魔法先生、ガンドルフィーニが出てきた。
 
「どうかしたかの、ガンドルフィーニくん」

「とぼけないで頂きたい! なんですかあれは!」

 ガンドルフィーニは顔を真っ青にし、学園長の机に両手を思いっきり叩きつけ身を乗り出して学園長に怒鳴りつけた。
 タカミチは後ろでそれを黙ってみている。

「学園長はあのことを知っていて彼を、ネギ・スプリングフィールドをこの学園の教師にしたのですか!」

 ガンドルフィーニはネギの名前をだすと同時に声を一オクターブ上げ、学園長の胸倉でも掴もうとせんばかりの勢いだった。

「落ち着きたまえガンドルフィーニ君。まだネギ君と決まったわけでは……」

「そんな悠長なことを言っておられる場合ですか!」

 ガンドルフィーニは声を更に荒げ学園長の声を遮った。
 学園長は溜め息をついて取り合えずガンドルフィーニの言い分を聞くことにした。

「10年以上も前に予言された内容と、今回のことを考えればネギくんであることは明白じゃないですか。だというのに何故監視するだけにとどめるのです! 唯でさえこの学園にはエヴァンジェリン・A・K・マクダウェルや超鈴音といった要注意生徒、他にもあなたのお孫であらせられる近衛木乃香の護衛のこともあって大変だというのに……、何かあってからでは遅いのですよ!?」

 「せめてオコジョにしておくべきです」と続けるガンドルフィーニの言葉を聞くと学園長は人差し指と親指でこめかみを押さえた。

「ネギ君のことはわしに任せてもらえんかのう? もしもの時は責任は取る」

学園長は抑えるように伏せていた顔を上げると、ガンドルフィーニを見上げ眼光をぎらつかせながら言葉を発した。
ガンドルフィーニはその学園長の鋭い眼光に怯み何も言えなくなってしまい、一歩下がりタカミチにぶつかってしまった。

「学園長もこう言っているんだ。もう少し待ってみても、いいんじゃないか?」

 タカミチはガンドルフィーニにそういうと、明日菜だったら骨抜きにされてしまいそうなダンディ・スマイルを浮かべ、ガンドルフィーニはタカミチを睨むように眼を細め学園長室を出て行った。

「参ったのう……」

 学園長は椅子に深く腰掛け、この数分の間に何度ついたかも分からない溜め息を吐いた。
 タカミチはガンドルフィーニの出て行った扉に向けていた視線を学園長に戻し、さっきガンドルフィーニに言った「責任を取る」とは具体的にどうするのかと聞いた。

「わし自らが動く」

 つまり恐れていた事態が起きた場合自分自身が戦うということだろう。
 タカミチはその言葉に驚いた。
 学園長は関東魔法協会の理事もやっており、もう自分から戦うこともなくなってからは一戦から身を潜め、学園長の実際の実力を知るものは二十年前に起きた魔法使いたちの戦争に参加していた者しか知らない。
 その実力はかの有名なサウザンドマスターには及ばないものの、サウザンドマスターの仲間たちよりも強大だといわれている。
 その学園長が戦うなど想像もしていなかった。実際タカミチも学園長が戦っているところは殆ど見たことがない。

「しかし学園長、それは……」

「あの魔力を抑えられるのは、この学園ではワシしかおらん。いや、わしでもあれは止められんかもしれん。しかし、わしとて世のため人のために力を行使する魔法使いじゃ。わしもその時は命を懸けて食い止めようぞ」

 学園長はそう言うとタカミチに帰るように言い、タカミチは学園長に一礼して歩いて帰って行った。
 学園長はタカミチが出て行ったのを見ると、刹那が入ってきたときのように窓の外を眺めた。

「……ナギよ。お主ならどうしたかのう……?」



タカミチと学園長が話している頃、女子寮ではこっそりと帰ってきたネスは気絶しているネギを明日菜たちの部屋に届け、明日菜はネスの胸倉を掴んで前後に金魚運動よりも激しく揺さぶっていた。ちなみに木乃香はネギの介抱をしている。

「ど―――してネギが気絶して帰ってくるのよ!! しかも怪我して!」

 揺さぶられているネスの眼は既に白目になっており、口からは泡が出てきている。
 そんなネスは見覚えのない、しかしどこか心安らぐ黄色い花畑で懐かしい人物を見つけた。その人物は黒い帽子とサングラスをかけた髭の生えた短足の泥棒のおじさんだった。
 その人物はネスにゆっくり近づき、こういった。

「おまえは、昔の俺に似ている」

 ネスは落ち込み、そしてそのおじさん、トンチキさんと握手をしたところで現実に戻ってきた。
 我に返ったネスは口から出てきた泡を拭うと明日菜に落ち着くように説得した。
 
 そして説得の末なんとかある程度落ち着いた明日菜は取り合えずネスを床におろし、ネスに外に出るように言われ大人しく部屋を出た。



女子寮の外にでた二人は月明かりの綺麗な夜空の下、二人きりで話をしていた。
ここだけを聞けばロマンチックではあるが実際はそんな雰囲気ではなく、明日菜は阿修羅像の顔をしてネスに問い詰めており、ネスはリスの顔をして必死にことの成り行きを説明するという赤い帽子を被った少年には命に関わる状況だった。

 そして約20分間の説得の末遂に理解した明日菜はいつもの顔に戻り、ネスは安堵の息を吐いた。説得の途中明日菜があまりにも怖くて土下座したのは今となっては過去のことだ。

「それで、ネギは大丈夫なの?」

落ち着いた明日菜は途端に不安そうな顔になり、ネスはその表情にドギマギしたが明日菜の手が無意識にネスの服の襟をギッチギチに絞めているのでそれどころではなかった。

「う うん。一応ライフアップはかけて ゲブ……、あるから大丈夫……ゲホ。完治してないのはネギを覆ってた魔力がジャバジ……邪魔したから。明日もう一回かければ治るよ、ゲハァ! だから離して――!!」

 再びあの世にいざ逝かんとしていたネスは早口で説明し、明日菜はその説明を聞き終えるとネスの襟から手を離しホッと胸を撫で下ろした。
 ネスは明日菜のその表情を見てふっと微笑んだ。

「な なによ」

 笑われたのが気に入らなかったのか、明日菜は少し口調をきつくした。

「いや、明日菜って実は優しいんだなって」

「なっ…………!」

明日菜は顔が一瞬で赤くなった。正に瞬間沸騰。
ネスはそれを見てまるで畳み掛けるように言葉を続けた。

「いつもは何だかネギに凄く厳しいけど、いざとなったら凄く優しくて、エヴァンジェリンの時もネギが襲われてる時に僕が飛び込もうとしたときも明日菜のほうがずっと早く飛び蹴りしてたからね」

「ネギがちょっと羨ましいな」

明日菜はその言葉を聞くと首まで真っ赤になり、それを見たネスは風邪でもひいたのかと思い顔を近づけた。
すると明日菜は素早くネスを抱え上空へと飛んだ。
明日菜はネスの首を肩に掛け、逆さになっているネスの太ももをがっしりと掴みそのまま落下していく。

「こ これは!? 地面に尻餅をつくように落下し、その衝撃で首折り、背骨折り、股裂きのダメージを与えるとあるキン肉王家の王子が使った「48の殺人技」の一つ! や やめ―――」

「喰らえ! キ○肉バスター!!(※絶対マネしないで下さい。スゴイことになります)」



 リーングーにー 稲妻走る――



「恥ずかしいこと言わないでよね」

「いや あの、すんません……」

 ネスは褒めたのに何故攻撃されたのか解らずに地面にひれ伏していた。明日菜はといえば腕を組んでまだ赤面しつつもネスを仁王立ちして見下ろしている。
 そして明日菜がネギの状態の再確認をし、ネスは明日は魔力の反動で動けないので学校を休ませるように言っておいた。

「そっか。それじゃ、ネギのこと助けてくれてありがとう。おやすみ」

 そう言って明日菜は倒れているネスの手を引っ張って起き上がらせて寮の中に戻ろうとしたが、不意にネスに呼び止められた。
 明日菜を呼び止めたネスは明日菜の胸の前辺りに手を翳すと、手から青い光を放った。どうやら身体の異常を治すPSI「ヒーリング」のようだ。

「何したの?」

「いや、さっき顔が赤くなってたから一応ヒーリングを……」

 その言葉を聞いて明日菜はポカンとした表情になった。
 どうやらネスは未だにさっき明日菜の顔が赤かったのが風邪だと思っていたようで、明日菜にはそれがおかしく思いネスのことをアホだと少し心で罵った。
 そしてそれと同時にもう一つの言葉が明日菜の心の片隅に浮かんだ。
 その言葉に明日菜は気付くと顔がさっきよりも凄まじい瞬間沸騰を起こし、ネスを置いて寮の中に駆け出していった。心に浮かんだ、


「すごく、優しい」


という言葉を紛らわすように。



 ~夜~

皆が寝静まった頃、ネギは以前とは違う何かの夢を見ていた。
その夢はネギの目の前で美しい金髪の女性と、黒髪の男性が話し合っている夢だった。
その様子をネギは見上げており、なんだか自分が別人になっているような不思議な気分だった。
場所は家の家具や二人の顔立ちからしてどうやらアメリカのようだ。この二人は恐らく夫婦なのだろう。
 その二人はどうやら言い争っているようだった。

「危険だ。小さいうちに早く殺さねば」

 黒髪の男性は鬼気迫る顔でいきり立っており、チラチラとネギのほうを見る度に顔を青ざめさせている。

「まだ子供なのよ。そんなの可哀想だわ」

 そう言うと金髪の女性はネギを抱きあげた。その女性の腕の中はとても温かく気持ちが良かった。
 そして女性は子守唄を歌い始めた。しかし何故かその歌を聴くと心地よい気分になるのに、ネギはその歌が全く聞こえなかった。
 歌い終わると、女性は腕の中にすっぽりと納まっているネギを見下ろした。

「あなたは、私の子供よ。『○○○』」

 そこでネギの夢はプツリと途絶えた。いや、途絶えさせられた。
 ネギはなにかとても揺さぶられているような気分だった。いや、揺さぶられている。それと同時にとても大きな声で名前を呼ばれていることに気付いた。

「……ギ、ネギ……、ネギ!」

 ネギは目を覚ました。
 どうやら二段ベッドの下の木乃香のベッドで寝かされていたようだ。周りには明日菜と木乃香とネスがいる。枕の横にはカモもいた。
 そしてネギは起きるなり凄まじい不快感に襲われた。頭はボーッとし、吐き気までする。それにパジャマも汗でぐしょぐしょになっていた。

「ネギ、大丈夫?」

 明日菜は不安そうな顔で二段ベットの中に顔をいれ、ネギの顔を覗き込んでいる。
 明日菜に平気だと言うと、ネギはベットから起き上がろうとした。すると明日菜に頭を枕に押し戻され「あう?」と間抜けな声を出して頭を枕に埋めた。

「あんた熱41℃もあるのよ? 今日は寝てなさい。私は補習があって看病できないけど、木乃香が診ててくれるから」

 ネギは明日菜の後ろをチラリと見ると、木乃香がネスに「がんばるえー」と言っている姿が目に映った。
 その言葉を聞いたネギは、自分のことは良いから学校に行くようにと言うと木乃香に少し怒ったような顔で怒られた。

「こんな時まで遠慮せんといて。前にも言うたけど、ネギ君のこと弟みたいに思っるんやから」

 そう言うと木乃香は顔をニパッと笑顔にした。
 その表情を見てネギは微笑むと「僕は、先生ですよ?」というと、「今日はネギくん授業でけへんから今日は弟や」と解るような解らない様なことを言われた。少なくともネギは今は頭が回らないから解らなかった。

 そしてうやむやの内に納得させられたネギは黙ってネスと明日菜を見送った。部屋を出るときのネスの不安そうな表情が気になったが今の状態では何も考えられないので無理に笑顔を作っておいた。
 そして見送った後、木乃香の作ったお粥を木乃香に食べさせて貰い、薬を飲んで再び眠りについた。



 それから何時間経っただろうか。
 12時ごろに起きたネギはずっとボーっとしており、少し意識がハッキリすると昨日何があったのかを思い出していた。
 ネギはゲップーとの戦いのときに「風陣結界」を張ったところまでは覚えているようで、時々襲ってくる頭痛に逆らって思い出していた。
 そしてその途中、何か声が聞こえて思考がクリアになったところまで思い出すと後は簡単に思い出せた。
 信二を蹴り飛ばしたこと。刹那や龍宮を殴ったこと。ネスに襲い掛かったこと。
 
 そして全てを思い出したネギは強烈な嘔吐感が襲うまで、むせび泣いた。


 
 仲間を傷つけたネギ。そのことを思い出したネギを襲ったのは深い悲しみと、後悔だった。


To Be Continued

〈おまけ〉

土「久々にやってきましたおまけコーナー!」

ポ「このコーナーは大体十分くらいで作成されている一生グッダグダ感の抜けないポンコツ作者が書いているコーナーです」

土「パーソナリティー紹介が無くなっても罵られてる!」

ジ「ていうかこの一ヶ月間何やってたの?」

土「親戚の結婚式に行ったり、引越しの手伝いしたりとかそんなん」

プ「今回は理由があるんだな」

土「そりゃいつもサボってるわけじゃ」

ポ「御託は済んだかしら?」

土「はい?」

ポ「それだけで一ヶ月間も空くわけないわよねぇ?」

土「い いや、あの……」

ポ「正直に言いなさい。今なら軽めにしてあげるから」

土「……ボケッとしてました」

ポ「PKファイアーΩ!!」

土「オオオオファァアア! あっちゃあああ!!」

ポ「そう、熱い? じゃあ冷やしてあげるわ。PKフリーズΩ!」

土「ごぉぉおぉおお! さむ――――!!」

ポ「寒いの? じゃあ暖めて……」

土「寒くないっス! 丁度いいです! ていうか軽くないじゃん!」

ポ「あら、出力は弱めておいたんだけど」

土「くぅぅぅっ……、完璧にこっちに非があるから言い返せない……」

ジ「それではお仕置きも済んだところでこのコーナー!」


プ「今回のお話について。土星が使い物にならないから俺がやる。まずはジェフ」

ジ「ネギ君可哀想だね」

プ「これもまた試練なのだろう。乗り越えられればもっと強くなれると俺は信じている。次はポーラ」

ポ「ネスと明日菜さんが随分といい雰囲気ねぇぇぇ……」

プ「だからおまけコーナー始まる前から不機嫌だったのか。まあネスは女に好かれるような性格をしてるのかもしれんし、周りは女ばかりなのだから仕方あるまい」


ジ「土星さん大丈夫?」

土「だいぶ良くなってきた。司会ならできる」

ポ「あんたそれしかしてないじゃない」

土「失敬な。あいうえお作文考えるの大変なんだぞ。「ン」が付いてるやつとか選べないし」

ポ「だったらもう少しいいの考えなさいよ」

土「何も考えないのがこのおまけの特徴なのさ~。るらら~」

ジ「だめだこりゃ……」

土「では一番考えていないこのコーナー!」


土「マザーあいうえお作文! お題は「じゅう」。さあ始め!」

ポ「「じ」ゆうという名の」
ジ「「ゆ」たんぽを」
プ「「う」ばいとった」


土「自由っていいね!」

ポ「確かにいいけど、これは唯の自由って名前の付いた湯たんぽじゃない!」

ジ「しかも奪い取ってるのか……」

プ「湯たんぽとはなんだ?」

ジ「昔日本人が使ってた寝るときに使う道具。お湯を入れて足を暖めるんだ」

土「流石ジェフ! 物知りぃ!」

プ「テンション高いな」

土「久しぶりだからな!」

ポ「次回のお題は「どろぼう」です。出して欲しいキャラがいる場合は感想掲示板まで」

土「さてさて、今回も負傷者一人でなんとか無事に終わりました」

ジ「無事じゃなくない!?」

ポ「自業自得よ」

プ「次の更新はいつ頃だ?」

土「そんなこと言ったらのんびり出来ないだろ……、ハッ! 殺気!」

ポ「あんたなら大丈夫よ。フライパンの側面で108回殴っても死にはしないわ」

土「煩悩の数だけ!?」

ジ「それではお二人には挨拶のあとにゆっくりと続けて貰いましょう。それでは」

「「「「さらば!!」」」」

To Be Continued?

魔法先生と超能力生徒の友情物語 魔法先生と超能力生徒の友情物語二十番目「温もり」

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