HOME
| 書架
|
当サイトは「魔法先生ネギま!」関連の二次創作投稿サイトです。ネギま!以外の作品の二次創作も随時受け付け中!
書架
-第6章-2-Aの副担任兼女子寮管理人兼女子寮近辺専属警備員(長っ!?)にジョブチェンジ完了!! 投稿者:kaname 投稿日:09/06-18:01 No.1213
――――――NON SIDE
ネギに吹っ飛ばされた制服の変わりにジャージを着こんだ明日菜が物凄い剣幕で奇妙奇怪な頭蓋骨をした人間(?)に食って掛かっている。
会話の内容はというと、
「どういう事ですか、学園長!!
こんな、人に失礼な事を言ったくせに罪悪感の欠片も無い様な無神経でチビでマメでミジンコで出会ったばかりの乙女の制服を吹っ飛ばして恥をかかせた上に、どう見たって私達よりも年下の餓鬼が高畑先生の代わりに2-Aの担任になるなんて、おまけに私達の部屋に下宿させるだなんて何の冗談ですか!!!?」
「まあまあ、アスナちゃんや、落ち着きなさい。
冗談でもなんでも無いし、ネギ君はあのオックスフォード大学をこの歳で主席卒業する程の学力の持ち主じゃから先生として、生徒に勉強を教えるのには問題無いわい。」
「そういう意味じゃありません!! 第一・・・」
と、まあこんな具合である。
因みに悠二はあの後、霧島とタカミチのとりなしによって、2-Aの副担任になる事がもう既に決定している。
「アスナちゃんや、ネギ君は先生になるだけの為だけにイギリスから出て来たんじゃよ。
もしやアスナちゃんはそんな純粋な少年を追い出す気なのかの?」
「うぐっ・・・・」
もしも、明日菜一人ならば躊躇せず追い出していただろう。
しかし、明日菜が住んでいる部屋には木乃香も一緒に住んでいる。
木乃香は既に、明日菜達の部屋にネギが下宿する事を許可している、これこそ明日菜がどもってしまった最大の理由である。
「決定じゃな。」
フォフォフォとバ〇タン〇人みたいな笑い方をしながら学園長が顎から伸びた鬚を撫でる。
「それじゃあ話も纏まった事じゃし、ネギ君、アスナちゃん、木乃香、しずな君は早速2-Aに向かって貰いたい。
悠二君はまだ話したい事があるので残ってくれい。」
「了解しました。」
「それじゃあ悠二さん、先に行ってますね。」
ネギ達が扉を閉じると、学園長室内は悠二と学園長の二人だけとなる。
「それで、近右衛門さん。
話とは何ですか?」
悠二が真面目な顔で切り出す。
「うむ、実はの・・・」
こちらも随分と真面目な顔である。
が、次の瞬間飛び出した言葉はその張り詰めた空気を打ち消した。
「今現在存在しない、女子寮の管理人をやってくれんかの?」
「は、はい~~~?」
何とも間抜けな声を上げて悠二の肩から力が抜ける。
「そ、そんな事だったんですか?」
「何を言うんじゃ! 女子寮の管理人は心が寛大な人間じゃなきゃ勤まらんのじゃよ・・・
前々回雇った管理人さんが一番長く滞在してくれて、4ヶ月程楽だったのじゃが、東大を受けるという理由で止めてもーた。
あの後別な女子寮の管理人になった為に来れなくなってしまったらしいがの。
前回ようやく雇う事が出来た管理人さんもたった2週間で心労が原因で止めてもーたし、それ以来悪い噂が立っての、誰もやろうとせんのじゃよ。
其処に、非常にタイミング良く悠二君がネギ君と一緒に来てくれたもんじゃから頼んでみよう、と思うて・・・」
「う、まあ暇ですし、そんなに大変なら寧ろ眠気とか病気とか気にしなくてもいい僕の方がよっぽどマシでしょうからね。引き受けますよ。」
「ほんとかの? 本当に女子寮の管理人をやってくれるんかの?
出来れば女子寮付近の警備もお願いしたいのじゃが。」
その言葉に近右衛門がズズイと身を乗り出してきた、はっきり行って不気味な光景である。
「は、はい。」
少々後退りながら悠二が肯定する。
しかし、悠二は気付いていなかった、近右衛門が悠二に見えないようにガッツポーズをしていた事に。
「そうか、それじゃ、悠二君の麻帆良学園での身分は女子中等部2-Aの副担任兼女子寮管理人兼女子寮近辺専属警備員という事になるぞい。」
「異様に長いですね(汗)。」
「むむ、それではもう2-Aに行っても構わんぞ。
したい話は全部終わったからの。」
悠二が学園長室を出た後、近右衛門はこっそりと一冊の冊子を机から取り出した。
因みに表紙にはこう書いてある。
《木乃香と朴念仁の悠二君をくっつけろ! 完全攻略まにゅある》
・・・色々とツッコミ所満載なタイトルである。
「むふふ、作戦の第2段階、{女子寮の管理人に任命する}に成功したぞい、次のステップは、と・・・」
・・・まるで恋愛シミュレーションゲームでもやっているみたいだ。はっきり言おう、滅茶苦茶気味悪いと・・・
HOME
| 書架top
|
Copyright (C) 2006 投稿図書, All rights reserved.