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二人?の異邦人IN麻帆良(ネギま×GS美神) 「番外編 世界迷作劇場2」 投稿者:九重九十九 投稿日:08/18-18:25 No.1125

どことも知れぬ空間の中、いつぞやのように劇場のようなものが浮かび上がる。
そしてその劇場の中はすでに観客でいっぱいのようだ。

やがて、舞台の脇に光が集まり、そこにキーやんとサっちゃんが現れた。

<さて、それではまもなく開演でございます、皆様ごゆるりとお楽しみください>

<語りは今回もワイとキーやんでいくで>

<今回の演目は皆様おなじみ『ヤマタノオロチ』でございます>

<ほんじゃま、みんなあんじょう楽しんでいってやー>

二人の口上が終わると、満場の拍手と共に開演のベルが鳴り響いた。



二人?の異邦人  番外編  「世界迷作劇場2」




<時ははるかなる昔、まだ太平洋の西の端にうかぶ弓状列島が形成されたころです>

<そこには高天原っちゅー神の世界にスサノオという神がおったんや>

<このスサノオという神がまた粗暴な上に、とんでもなく強いもんですから他の神々はほとほと困っていたのです。早い話がジャ○アンですね>

<なんせ弓状列島最大にして最強の荒神やからなー>

<そうなんですよ、この前なんか5千年ぶりにスサノオがアマテラス、ツクヨミコンビと大喧嘩をやらかして・・・>

<そんなんあったんか・・・>

<はい、その喧嘩を収めるためにオオクニヌシを筆頭にタケミカヅチやタケミナカタ、はては毘沙門天と不動明王と阿修羅まで動員してやっと収めたんですから>

<く・・国津神と天津神、はては仏教系の武神総動員やないか・・・ちなみに原因はなんや?>

<なんでもオヤツのケーキの分配でもめたらしいですよ・・・・>

<・・・・・・・・・なあ、キーやん>

<なんですか?>

<神の世界も大変やなー・・・・つかむしろ魔界のほうが治安いいんとちゃうか?>

<言わないでください・・・時々なにもかも投げ出してこう・・・・いっそのことラストハルマゲドンでも起こしてしまおうかと・・クククククク・・・・・>

<は、はよ本編いこか・・ほんじゃまスサノオはんでばんやでー>





「いや、もういいんだけどね・・・・やっぱりアタシってこういう役柄なわけなの」

<いいじゃないですかアスナさん、粗暴で乱暴で狂暴なアナタにはピッタリじゃないですか>

「誰が粗暴で乱暴で狂暴なお猿よー!!!!」

<いや、さすがにお猿までは言うてへんで・・・否定はせんけどな>

「ちょっとは否定しなさいよー!!!」

<まあ、些細なことはいいじゃないですか。はい、アスナさんこれ小道具です>

「なによこれ・・・」

<馬やな・・・しっかし見事な芦毛の馬やなー後足の筋肉もしっかりついとるし>

<なんでも現役時代はすごかった馬ですからねー、芦毛の怪物って呼ばれたほどですよ>

<キーやん・・・現役時代って・・・まさかコレ、オグリ・・・>

「なんか知らないけどこれをどうするの?」

<あ、すみませんでした、向こうに機織娘たちの小屋がありますからそこにこれを投げ込んじゃってください>

「ちょっと!なんでそんなことしないといけないのよ!!それにか弱い私がそんなことできるわけないでしょ・・・・・ってそこの魔王さん、急に辞書を調べだしてどうしたのよ」

<いやな、ちょっとか弱いって言葉の意味を調べようと思ってな・・・もしかしたらワイの知らない寓意でもあるんかと>

<大丈夫です、アスナさんなら馬ぐらい簡単に放り投げられます、さあ、時間も押してるんですからやっちゃってください>

「まったく・・・もう、こうなりゃヤケよ!ふんぬうりゃあああああああ!!!」

<ほ・・本当に放り投げよった・・>

<さすがに私が見込んだだけのことはありますね。おー機織小屋から悲鳴が上がってますね>

「どんなもんよ!!」

<はい、アスナさんどうもお疲れ様でした。では次のシーンへいきますよー>





<スサノオの高天原での乱暴狼藉は目にあまり、とうとう先のオグリ・・・ゲフゲフ、先の機織小屋へ馬を投げ込んだ事件により、太陽をつかさどる神、アマテラスは嘆き悲しみました>

「あらあら、アスナさんったらオテンバねー」

<ちづるの嬢ちゃん・・・アレをオテンバの一言で片付けるのはどうかと思うんやが・・・>

「そうなんですか?」

<いや、そこでそうなんですか?と聞かれてもこっちとしては返事に困るんですが・・・・・・やはり委員長のほうが適任でしたかねー(ボソ)」

「何かいいましたか・・・・・」

<いえ!なんでもありません!!やはりちづるさんしかこの役は無理です!!>

「ほほほ、そんなおだてたってなにも出ませんよ」

<サっちゃん・・いまの見ましたか・・・>

<お・・おなごはやっぱおっそろしいなー・・・・一瞬鬼子母神が現界したかと思った>

<き・・鬼子母神ですか・・言いえて妙ですね>

「何か?」

<<い、いえ!!何でもありません!!どうか劇を続けてくださいませ!!!>>

「そうですか、では・・・ごほん。ああ、スサノオよ我が弟ながらなんと言うことを・・・ここは姉として責任を取るためにもスサノオのお嫁に・・」

<ちょっとまちーや!!!なんでそこでお嫁になんつー発言がでるんや!!>

「いえ、なんとなく・・・それに責任を取るといえばやはり・・・」

<いや責任の意味が違うっちゅーに!>

「では切腹でしょうか?それでは介錯をお願いしま・・・」

<その小柄どっから出したんやー!!つーか切腹も違うやろーが!!それにキーやん、なに本当に介錯しようとしとるんや!!!>

<突っ込みどころが多いと大変ですねー>

「まったくねー」

<誰のせいやと思うとるんや、本来こういうのは横っちやタマモの嬢ちゃんの役やで・・・・>

「ほほほほほ、それでは冗談はこれぐらいにして天の岩戸へ行って来ますね」

<確信犯かいワレー!!>

<むう・・・魔王を手玉に取るとはなかなかやりますねー>





<つ・・・疲れた・・・>

<まあまあサっちゃん、ほら場面が変わりましたよ。ナレーション続けましょう>

<せ、せやな・・ゴホン、スサノオの暴虐にえろー悲しんだアマテラスは天岩戸へ駆け込み、出てこなくなったんや>

<今風に言うとひきこもりってやつですね>

<なんちゅーか神秘性の欠片ものーなるな、そう言うと・・・ともかくアマテラスが天岩戸に引きこもったもんやから、高天原から太陽が消えてな、永遠の夜の国となっちまったんや>

<そして高天原の神々はアマテラスを岩戸から出そうと、ありとあらゆることをするんやが一向に出てきませんでした>

<ほいで神々は、高天原の知恵袋のヤゴコロオモイカネに知恵を借りようとしたんや>

「ねえねえ、ハカセ・・・じゃなくてオモイカネ。ちづねえ・・じゃなくてアマテラス様を岩戸から出すいい知恵はないの?」

「うーんそうですねー・・・あ、村上さんそこのスパナ取ってください」

「え、これ?・・・ところで何作ってるの?」

「フフフフフ・・・こんなこともあろうかと・・・そう!こんなこともあろうかと!!!」

「こんなこともあろうかと?」

















「岩戸を爆砕するために、ちょっと精製ウランを手に入れときましたからその爆弾を・・」

<何を作るつもりですかハカセさん!!!!>

<核の炎を上げてどうするつもりなんやー!!!太古の世界がいきなり世紀末救世主伝説な世界になっちまうやろーが!!!>

「というか岩戸ごとづねえと私達も炎に包まれるー!!」

「えーだって材料さえあればすっごく作るの簡単なんですよ、これ・・・難しいのは制御と小型化だけですし」

<ともかくそれは却下です!!!このまえのネギ君じゃないんですから爆破はダメ!!というかシナリオ読んでますか貴方?>

「ちぇ、しょうがないな・・・じゃあ続きは本編で作りましょうか。あ、茶々丸ーウランを研究室まで持って行っといてー」

<<没収ー!!!!>>

「あー高かったのにー!!!」






<マッドサイエンティストって怖いなー・・・>

<まったくです、というかどういう入手ルートでアレを手に入れたんでしょうか・・>

<気にせんとこーや・・・後でウチとこのチェルノボーグに命令書だしてルート潰しとくさかい>

<くれぐれもよろしくお願いしますね・・・ともかく続けましょう>

<せやな・・・>

<それでは・・・オモイカネの案とは、岩戸の前で皆で楽しく踊り騒げばアマテラスは好奇心に負けて岩戸を開く、その時に岩戸を強引にこじ開けてしまおう、と言う案です>

<現実にも使えそうな案やな・・・・というか弓状列島には神代から引きこもり対策が神話として示されとるわけか・・・>

<まあ、それはともかく・・・神々はその案を聞くとすぐに宴を始めました。豪華な食べ物、美味しい酒、そして扇情的な格好で踊るアメノウズメ、神々はにぎやかに騒ぎ出しました>

「・・・・・・・・・・・・」

<どうしたんや?>

<おや、刹那さん。あなたはアメノウズメの役なんですからはやく踊らないと>

「なんで私がアメノウズメの役なんですかー!!!!!それにこの服ほとんど布がない上に透けてますー!!!」

<別にいいじゃないですか、一応配役上回りは全員女性ですし。あ、なんでしたら横島さんも呼びましょうか?きっと喜びますよ>

「ななななななな!!!」

<一つ不満があるとすれば、もうちょっとボリュームがあれば確実に横っちが暴走して面白いことになってたんやがなー>

<あ、それは面白そうですね。では横島さんに刹那さんが大人に見える幻覚かけときましょう>

<おお、ナイスアイディア!!!刹那の嬢ちゃんもそれでいいやろ?このまえ横っちとまんざらでもなさそうやったし>

「し・・・・・神鳴流斬魔剣ー!!!!!!」

<<ぐはああああああ!!!!!>>






<あたたた、けっこういい感じの気がこもってたなー>

<なかなかいい素材ですねー、将来が楽しみです>

<つかキーやん・・・・なんで斬"魔"剣でダメージうけとんのや?>

<・・・・・・・・・・・気のせいです>

「桜咲さんったら顔を真っ赤にして・・・可愛いわねー」

<あの顔で横島さんに迫れば、かなりいけそうなんですけどねー>

<特に最近キーやんの暗躍のおかげで守備範囲が低年齢化しとるみたいやからな・・・>

「では私も守備範囲にはいってるのかしら」

<そりゃーもうちづるの嬢ちゃんは・・・・・・ってなんでここにいるんや!!!>

「いえ、なんか面白そうでしたし・・・」

<こ・・この人は・・・・>

<どうする?キーやん・・・・せっかくダチカラオ役でゲスト呼んだっちゅーのに出番消えてもうたで>

<しょうがありませんね・・・帰ってもらいますか>

<不憫やな・・>

「ちょっとまったワッシの出番<では送り返しますよ、さよーならー>」

<まあ、ある意味ワイら命の恩人やな・・・このまま行ってたら間違いなく刹那の嬢ちゃんに首チョンパやで」

<別にそうなってもすぐに復活しますよ・・・・虎ですし。さ、次いきますよ>

<せやな>

「あの・・・私が恥ずかしいのを押して踊った意味は?」

<無駄骨ってやつやな>

<まあ、気を落とさないでください刹那さん、その服あげますから横島さん用に使ってください>

「何に使えって言うんですかー!!!」

<何って・・・ナニ?>

「神鳴流決戦奥義 真雷光剣ー!!!」

<ぐはあああああああああああ!!!!>

<おー、よー飛んでいくなー・・・・しっかし退魔の技でダメージを受けるキーやんって・・・ホンマに魔族になったらいい魔王になるんやけどなー>




<さて、アマテラスが岩戸から出たおかげで高天原に太陽が戻ってきました>

<復活はや!!!>

<あの程度で深刻なダメージ喰らう様じゃ神なんかやってられませんよ。さ、続き続き>

<ま、それもそうか・・・ほな、神々はアマテラスの引きこもりの原因やったスサノオを地上に追放したんや>

<しかしそこは歩くトラブルメーカー、その面目躍如のごとく問題にぶち当たります>

<なんや村に入ると一組の夫婦が娘をかこんで泣いていたんや>

<そこでスサノオは珍しく仏心をだし、泣いている理由を聞きました>

「ねえ、そこの人。なんで泣いてるの?」

「おお、これはお侍様、良くぞ聞いてくれました」

「ヨコシマ・・・この時代侍なんていないわよ・・」

「別にいいだろタマモ、雰囲気の問題だって」

「まあ、別にいいんだけどね・・・・」

「あの・・・・タマモさん、横島さん・・アスナさんがほっとかれてイジケてますけど・・」

<夫婦が横っちとタマモの嬢ちゃんは別にいいんやけど・・・なんでクシナダ姫がネギ坊主なんや?>

<いえ、なんとなく・・・だって他に配役といったらオロチしか有りませんし>

<それもそうか・・・>




「なんですって!オロチに毎年イケニエに娘を差し出してて今夜はネギの番ですって!!!」

「説明的セリフねー」

「細かいこと言うなってタマモ・・・ともかく、このクシナダが最後の娘・・もしこの子がいなくなったらワシらの老後は誰が面倒を・・・」

「いや、そこでリアルな事情ぶちまかれても困るんですけど・・・それにさ・・」

「それに?」

「オロチって何?・・・・もしかして八傑衆とか言うのが出てくるとか言うんじゃないでしょうね、風のなんちゃらとか」

「えらく古いゲームを知ってるわね・・・違うわよ。正式にはヤマタノオロチ、頭と尻尾がそれぞれ8個もあるとてつもない大蛇よ」

「ふーん・・・・・・・・・じゃ、元気でねー」

「ちょ!アスナさーん助けてくれないんですかー!!!」

「そんなのに勝てるわけないでしょうがー!!というかタマモちゃんや横島さんが戦ったほうがよっぽど勝ち目あるじゃないのよー!!」

「えーそんなこと言わずに助けてくださいよー!契約執行でパワーアップしますからー」

「そういう問題じゃなーい!!そんな捨てられた子犬のような目で見るなー!・・・って横島さんとタマモちゃんは?」

「あれ・・・・いませんね・・・いつの間に・」






「いーやー!!!!!!アスナちゃん、ネギー助けてくれー!!!!」

「なによー最後の娘がいなくなるんだから、これからもう一度新婚気分で楽しむんじゃなかったのー?」

「なにが新婚気分だー!!つーかいつ結婚したー!!」

「だって夫婦じゃない♪」

「それは配役上だー!!」

「それに本編では婚約したじゃない、お母さん公認なんだから男らしく責任とりなさい」

「いつ婚約したー!!つーかアレは夢だー!!」




「ネギ・・・・・いこか・・・オロチ退治に・・・」

「行きますか・・・アスナさん・・」

「誰か助けてくれー!!!!!このままじゃやロリコンにー・・・って刹那ちゃんその格好は!!!」

「ななななななんで横島さんがここに!!」

「むう、視覚効果を利用するとは・・刹那やるわね・・・負けないわよ」

「む・・・よ・・横島さん・・あの・・」

「マテヤお前ら・・・んなもんで張り合うなー、ちょ!二人ともくっつくなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・あへ」






<まあ、あれや・・・横っちイキロ・・>

<刹那さんを煽ったかいがありましたねー、いいものが見られました>

<キーやん・・・ほんまに魔族になる気ないか?>

<イヤです>

<まあ、考えといてや・・・さて、次はっと・・>

<いよいよオロチ退治ですね。スサノオは村人に巨大な酒樽を八つ用意させました>

<その酒でオロチを酔わせて討ち取ろうって算段やな・・・なんかどっちかっつーと美神玲子や横っちがやりそうな作戦やな>

<まあ、効果的な手段ではありますね・・・しかし弓状列島最大の荒神のクセに存外コスイですね>

<ま、楽に勝てるんならいいやないか・・お、準備が出来た見たいやで>




「じゃあ、ネギ・・オロチが酔っ払ったら契約執行で私が突っ込むから後ろで魔法よろしくね」

「任せてくださいアスナさん!」

「頼んだわよ・・・・あ、来たわね」


<スサノオが物陰に隠れているとオロチが山から降り、やがて酒樽の酒を飲みだしました>

「今よ、ネギ!!!」

「契約執行  180秒間  ネギの従者  神楽坂アスナ!!」

「いっくわよー!!!」





「おや、アスナ殿とネギ坊主ではござらぬか」

「先にいただいてるアルよー」

「ネギ先生、どうしたんだ?杖なんか振り回して」





「な・・・長瀬さんにクーちゃん・・それに龍宮さん」

「あの・・なんで皆さんがここに・・」

「ああ、なんでもここにくれば酒があるとそこの神にいわれてな」

「おいしいアルよー」

「いい酒でござるな」

「ちょ!!私達未成年でしょうがー!!それにオロチはどうしたのよー!!!」

「ああ、オロチは私達だ・・・」

「へ?でも三人しか・・・」

「これでいいんだよ・・・さて、酒も飲んだしいくぞ、楓、クー」

「あいあい」

「いくアルよー」



<何をするつもりなんでしょうか・・・あの三人>

<あの仕込みはキーやんじゃなかったんか?>

<いえ、私は何もしてませんけど・・・・・ってなんか合体してますね・・・>

<どういう仕掛けなんやろう・・・>

<おおかたハカセさんかチャオさんでしょうけどね>








「さて・・・これが私達の真の姿だ・・・いくぞ!アスナ、そしてネギ先生!!」

「ちょと待ちなさいよー!!!!」

「こここ・・・金色の三つ首ドラゴン・・・・じ、自衛隊とメーサー車!!!」

「そんなやられ役呼んでどうするのよ!!せめてスーパーXⅢとかメカゴ○ラとかじゃないと勝ち目ないわよー!!」


<どっちも負けとるけどな・・・>

<むしろゴ○ラでも呼ばないと勝てませんね>

<なんせ金星を三日で滅ぼした龍やからなー>





「「誰か助けてー!!!!!!!」」




<あははははは・・・・さて、どうしましょうか・・・>

<幕や幕・・・どうせこの後は怪獣大決戦や・・・>

<そうですね・・・ではコレにて幕でございま・・・ってイタ!!物を投げないでください!!>

<あたたた誰や魔法を使ってるやつは>





観客総出のブーイングの嵐の中、やがて舞台の幕はおりていった。
そして観客は一人減り、二人減りやがて劇場に誰もいなくなった。




「ちょ!!幕はおりてるんですから変な光線吐くのやめてくださーい!!!」

「いやー・・・さっきから止めようとしてるんだけどな・・・なんか暴走してるみたいだ」

「「いやー!!!!!!!!!!」」


最後にネギとアスナの悲鳴が誰もいなくなった劇場にすいこまれていった。





二人?の異邦人IN麻帆良  番外編  end






<キングギ・・もといオロチを無事に倒したスサノオはオロチの尻尾が光っているのに気付きました>

<どうやって倒したんや、あのバケモノを・・・>

<深く聞かないでください>

「あれ?これなにかしら」

<スサノオが尻尾を切ると、そこには見事な剣が・・・・・ってコレは・・・>

<これ用意したのキーやんか?>

<そんなわけないでしょう!!!>

「わー見事な刀ですねー刹那さんへお土産に・・・・」

<ちょ!!ネギ坊主、それさわったらアカン!!!>








『ぐへへへへへ切る切る切る切る』

「ちょっとネギ!!アンタなに刀振り回してんのよ危ないじゃないのよ!!!」

<いけませんアスナさん逃げてください!!!それは妖刀シメサバ丸です!!>

「なによそのふざけた名前はー!!ってネギこっち来るなー!!」

「うわーん!!僕じゃありませーん!!体が勝手に動くんですー!!」

『戦はどこじゃー!!!切る切る切る切る切る切る!!!!!』

「うきゃああああああああ!!!!!ネギー覚えていなさいよー!!!」

「僕の意思じゃありませーん!!!!」


<・・・・・・・まあ、なんや・・・イキロ・・ネギ坊主>

<神の試練ということにしときましょうか・・・>

<せやな・・・というか包丁からなんで元の刀にもどってるんや?>

<時空を超えたことによって何かあったのかもしれませんね・・・>





そのころ、別の時空では

「あれ?シロちゃーん私のシメサバ丸知らないー?」

「オキヌどのの包丁でござるか?それならさっき拙者のコレクションの刀と共に、先生の消えた場所にお供えしておいたでござるが」

「なんでそんなことを?」

「拙者の愛用の刀とオキヌ殿の愛用の品をあの場所に置けば、先生が戻ってくるときの目印になるんじゃないかと思ったでござるが・・・」

どうやら原因は再びシロのようである・・・・




(あとがきに替えて 特別偏 おまけ)

「離せ!離してくれ龍宮ー!!」

「落ち着け刹那、夕凪振り回して何をするつもりだ」

「決まってる!よくも私にあんな格好を・・・絶対に切る!!」

「だから落ち着け!二回連続で役をもらったのに何が不満なんだ」

「不満だらけです!!前回は河童、そして今回はストリップ・・作者は私を一体なんだと思ってるんですか!!」

<おもちゃやろな・・・>

「切る!絶対切るー!!!真雷光剣を食らわしてやるー!!」

「よせ刹那!!せっかく本編でいい感じなのに干されるぞ!!」

「かまいません!!離してください、せめて一太刀なりともー!!!!」



おわっとけ・・・・

二人?の異邦人IN麻帆良 「第20話 史上最強で最低の弟子」

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