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Task.10 友情の価値② 投稿者:クローンウィング 投稿日:02/21-02:37 No.2069  

双赤の戦士と創造王は互いの獲物を構え対峙した。

「さあ、こい! 全身全霊を込めてこのリュウオーン、貴様らの信念を砕いてくれる!!」

構える龍の王。
隙のない構えにひるむことなく二人の戦士は彼に向かい突撃した!

武器が交差する。
ゴーレッドのファイブレイザー・スティックモードとボウケンレッドのサバイブレード。
その二つをリュウオーンの刀が受け止め、打撃音を打ち鳴らす!

「ふん……!」

王は剣戟を難なく捌く。
彼は一旦、双方と剣を交え、すぐに後ろへと飛び退った。
そこから構える。
彼の持つ剣技の中でも最高の一撃…。
それをリュウオーンは放とうとした。

だがその時、意気込むリュウオーンの足をがっし、と掴む者がいた。
腹を切られ死んだはずのSSスタタンゾである。

「よ、よくも……スタタ…」

死の間際。
SSスタタンゾは薄れ行く意識の中で一言、恨みを残して逝こうとした。

だが、
リュウオーンは冷たい眼で、切り捨てた元部下をみる
そこにあるのは嫌悪と軽蔑。
間違っても自分の仲間に向けるものではない。

そして創造王は剣を振り上げ………。

「この、亡霊めが!!」

肉を削ぐいやな音がしてSSスタタンゾは今度こそ本当に息絶えた。
魔王は躊躇うことなく、その剣を彼の腹に振り下ろしたのだ。

「貴様!!」

ゴーレッドは驚愕した。
いくら非道だからといってここまでする必要があるのだろうか?
SSスタタンゾはもう立ち上がることすらできなかった。
その彼に暴言を浴びせてまで切りつけるとは…『創造王リュウオーン』この男、一体どこまで冷酷なのか。

「リュウオーン……貴様、人の命を何だと思っているんだ!!」

命を扱うゴーレッドにとってこの所業は見過ごすことのできないもの。
だが、目の前の王は………。

「駒などいくらでもすげ替えが聞く。…見るがいい!」

言葉と共にリュウオーンは自らの腕を斬り、死んだはずのSSスタタンゾの口に己の血を含ませる。
ドクン!と大きく痙攣するその体。
リュウオーンはさらに彼の体に剣をつきたて、険しい声と共にどす黒いオーラをSSスタタンゾの体へと流し込んだ。

「ハァァ!! ボーゾックの肉体うつわを借りて蘇るがいい! 邪悪龍ターロン!!」

その肉体がきしむ。骨格が変わっていく。
体が鱗で覆われ、死んだはずのSSスタタンゾは再び眼を覚ます。

「ウウウ……ウォォォ!!」

起き上がった彼は口から電気を吐き出す。
死者の身体を弄ぶものが作り上げた…それは龍。
その名をターロン。
風水を武器とするリュウオーンの配下、邪悪竜である。

「久しぶりだねぇ。ボウケンレッド」
「お、お前は……」

震える指でボウケンレッドはその邪竜を指し示した。
彼は以前、ターロンに(ものすごく情けない状態で)殺されるところだったのだ。

「……明石、あいつそんなにやばいのか?」
「…いえ、大丈夫です。奴はプレシャス『龍眼』がなければそれほど恐ろしくはない………はずです」

過去のトラウマを振り切り、構えるボウケンレッド。

「……ふっふっふ、そんな風に侮っていると痛い目を見ることになる……よ!!」
ターロンは強力な電撃を放つ!

かわす二人。そしてその様を見て……正確には自分におとなしく従う邪竜を見て、高笑いを続ける創造王。自分をあれほど憎んでいたSSスタタンゾが従順なる僕と化したことが彼は可笑しいのだ。

「ハハハ!見たか!これが命!無限に、沸き、増える。いくら殺しても永遠になくならないこの世で最も醜いもの……それが命だ!!」

創造王は言う。
プレシャスがあれば自分は全知全能だと。
その力を持って全ての人を滅すると。
故に自分に仲間はいらぬ。
ただ従順で優秀な兵とプレシャスがあればそれでいいと。

だが、高笑いを続ける龍王の手前、邪竜ターロンに異変が起きた。

「ごほごほ…!! あ、が……」

雷撃弾を口から吐き続けた彼だが、いきなり咳き込みはじめたのだ。
長い口を両手で押さえ、ターロンは何かを吐き出した。
口元に当てていた手の平を見る。

掌についていたのは邪竜の血だった。
皮肉なことに人間よりも強固なものとして目覚めるはずだったターロンは不完全な状態で………人より脆弱な状態で復活してしまったのだ。
ターロンの症状は吐血だけにとどまらない。
彼は…彼の震える手はシュウシュウ……といやな音を立てて煙を吹き始めた。

「……ふん、ボーゾックの体は邪竜には合わなかったか…ターロン! 貴様このリュウオーンに何も報いずに逝くつもりではあるまいな!?」

リュウオーンはつくづく非道な台詞を吐いた。
ここまで来ると、彼の血液には氷が流れているのではないか?とまで思えてくる。
彼は邪竜が余命いくばくもないと知りながらも、死ぬその瞬間まで形に残る成果を残せ!
さもなければ許さん。そういっているのだ。

「な……なんということだ!?……こうなれば!!」

邪竜はせめて、戦士たちを道連れにしようとしたのか、戦士たちに向かって突貫しゴーレッドとボウケンレッドの首を締め付けた。先ほどのSSスタタンゾとは完璧に別人である。

「ふふふ…ヒーローの諸君、残念だがこのターロンはここまでのようだ。せめて君たちに風水の呪いをプレゼントしよう」

ターロンはそういうと、口から二人の『何か』を吸い込み始めた。
彼は器用にもその何かを吸い込みながら末期の言葉を説く。

「……風水とは気の流れを変えるものだ。なら、誰かの運を別の誰かに移すことも可能だとは思わないか?」
「な、ばかな! プレシャスも使わずにそんなことができるはずが……」

ターロンの言葉にいいかえそうとして、ボウケンレッドは目を向いた。
邪悪竜ターロンの胸には陰陽の印…タオが刻まれている。
それがぐるぐると回っていた。
まるで自動車のタイヤのように。

「くくくく…見たか!これが、ボーゾックと融合して手に入れた最初にして最後の力!!
ボウケンレッド!ゴーレッド!貴様らの運…吸い取ってリュウオーン様に捧げてくれる!!」

そういうと、ターロンは吸い込んだ運を主に向けて黄金のブレスを吐き出す。
息吹を受けてリュウオーンは光り輝いた。

「ふ・ふ・ふ……ヒーローの諸君、これで君たちはお終いだ。今、君たちの運勢は最低にして最悪なものに設定された………」

そこまでいったターロンの体から幾条もの閃光が放たれる。
次いで…彼の体が轟音と共に爆散した!

悲鳴を上げて二人の戦士が弾き飛ばされる。
彼らはよりにもよってリュウオーンの目の前へと落下した。

「くく、無様だなボウケンレッド ゴーレッド」

足元に倒れ付す戦士たちに向けて剣を突き刺そうとするリュウオーン。
彼らののど元に剣が迫る。
転がりながらそれを回避するゴーレッドとボウケンレッド。
ボウケンレッドはホルスターから銃をぬき打ちだす!!

「サバイバスター!!」
カチッとトリガーを引く音がする。………だが、音しかしない。

「………サバイバスター!」
カチッ。

「…サバイバスター!」
カチッ。

「サバイ……」
「ええい!鬱陶しいわ!!」

音を立てて、リュウオーンがボウケンレッドを斬りつける。

「明石!くそっ!ファイブレイザー!!」

ゴーレッドもリュウオーンに向けて銃を発射する。
だが、そこから放たれるはずの光線は銃内部で暴発した。

「うあぁ!!!」

ゴーレッドは銃の破片で傷つき、焼け付く両手を押さえ呻く。
その様を見て創造王は笑った。

「どうした?随分と“不幸” じゃないか?スーパー戦隊」

戦士たちの受難が始まろうとしていた。




Side DA(バラノイア帝国)

「……ヒステリアとブルドントの様子はどうだ?」

皇帝バッカスフンドは背後にいる自分の忠臣、アチャとコチャに尋ねる。
かつてそうしていたように、バラノイアは月面にその拠点を造り上げていた。
皇帝の視線の先には青い地球。正確には地球の島国、その中の小さな都市。

アブレラとの盟約によりバラノイアは鋼の牙の矛先を、麻帆良に定めていた。

「ざ、残念ながらまだ、開放には多少の時間がかかるかと」
「かかか、かかるかと」

アチャ、そしてアチャの肩に乗った小型ロボット…コチャは緊張と恐怖で顔の部分に滲み出たオイルを拭いながら平伏し、答えた。
この皇帝…正確にはバラノイアの一族全員は、気が短いことで有名なのだ。
作戦を失敗し酷い目にあったことは数え切れない。
コチャなどはアチャの台詞を繰り返すだけなのにスピーカーの声がぶれている。
怯えすぎではなかろうか。

「……まあいい。妻と愚息が目覚める前に地球を鋼で覆ってしまうのもいい開放記念になる……そう思わんか?アチャ」
「は、はい。その通りでございます」
「そういうこっちゃ」

「……それにしても、我らが開放される前から破壊活動を行っているというのになぜ人間共は降伏しようとしないのか?」
「はっ、アブレラによるとDAは正体を隠し、人間共の不安を煽るのが目的のようで」
「そういうこっちゃ」

バッカスフンドは地球を覗き込んだ。
「む~ん! 人間共の不安を煽るのはいいが手段が姑息過ぎる! それではまるで我々が手段を選ばなければ愚かな人間に勝てないというのか!!」

「そういうこ…むぐっ!……」
「いえいえ、そんなことは」

最後まで言おうとしたコチャの口をアチャは分厚い手で押さえる。

今、コチャがその台詞を言ったら自分たちはゴミ捨て場ジャンクヤードに一直線。命が無い。
怯えるところはおびえるのに、そのくせ少し頭のねじがゆるい相棒にアチャは肝(動力部)を冷やした。

「アチャ、コチャ!」
「は、はいいい!」

すわ処刑か。
そんなことを考えた瞬間にアチャはバッカスフンドから一枚の書簡を手渡された。

「地球征服を宣言してくるがいい。そして愚かな人間達に恐怖させてやれ」
「は、ははっ!!」

かしこまり礼をして、アチャは地上へと舞い降りる。


過去、盛大に敗北しておいて尚、バッカスフンドに自身は尽きない。

彼にとって自分達の敗北はあまりに運が悪かったか。
さもなくば、オーレンジャーが少々ラッキーだったか。
その程度のこと。

再戦すれば必ず勝利する、という確信がバッカスフンドにはあった。

そう、月面におかれた基地にある新兵器を投入すれば……。


そして、地上にて悪巧みをたくらんでいるのがもう二人。
悪の芽を蒔く真の黒幕というべき者達が暗躍を続けていた。


Side DA(アブレラ&サーガイン)

「で…、何故おめおめと逃げ帰ってきた?」

アブレラは自分の背後にいる機械人。バラモビルに皮肉を混ぜて言った。
だが、皮肉られた本人は死の恐怖に動揺したからか、はたまた元々馬鹿なのかそんな皮肉には気づかない。彼は自分の歯車が覚えている限りの記憶をたどり始めた。

「危なかったぜ、あのハバネロ兜。いきなり相棒の腹切り裂いたと思ったら、なんか怪しいこと叫びだすからよぉ。いやぁ、九死に一生を得たね。オーレンジャーに追いかけられるより数倍怖かったし」

アブレラは額を押さえた。
彼はてっきりバラモビルがスーパー戦隊に恐れをなして帰ってきたかと思ったのだ。

だが真相はそれと逆であった。
あれほど、怪人はレンタルだと言ったのに。
まったくあの創造王は。

「一応、聞いておこうか?ハバネロ兜とはリュウオーンのことだな?」
「そうだ。ちなみに相棒はSSスタタンゾだ」

そのやり取りを聞き、二人の脇でパソコンにデータを入力していたサーガインは創造王の真赤な顔を思い起こした。
彼は自分が食べていた地球産のスナックの袋を見る。

なるほど、袋に印刷されているこの香辛料のキャラクター……ハバネロに兜を被せれば確かに似ていなくも無い。どっちも暴君だし。

「……もういい。お前は市街地に行け。ちょうど三、四体ほど好きに暴れさせているところだ。車人間を量産し、軍備を整えておけ」

アブレラはひらひらと手を振り、バラモビルに指示した。
バラモビルはおとなしく出て行く。

「………さっき開放したうちの一体といい、あのバラモビルといい、ついでに大々的にバラノイアを宣伝するバッカスフンドといい、どうして効率よく動けないのか」
「愚痴を言うな。あの男とバラノイアのあの怪人に任せておけば結界を破られる心配もあるまい」

あの男とは…?
そしてバラノイアの怪人とは何者なのか?

さまざまな疑問を孕んだまま自体は進む。


バラノイアのシンボル 歯車のように。


Side MAGI

「くそっ!」
ダン、と足を踏み鳴らして……デカレッド―バンは拳を握り締めた。
先ほどのバッカスフンドの宣戦布告。
明らかに人権侵害+異世界侵略罪の現行犯だ。
あれだけの悪党をのさばらせておくのは彼にとって我慢しがたい。

その時である。立体スクリーンが消えた場所から何かが降ってきた。

皆が警戒する。

それは…そいつらはバラノイアの侍従にして執事。

現れたのは全身が銀色に彩られ、四肢がパイプのようなものでできているロボット。
その姿をみた何人かは、オズの魔法使いに出てくるブリキのきこりを思い出した。

ごつい体を持つブリキ怪人は魔法使いたちに一礼した。
彼は手に持っていた書簡を開き、朗々とよく通る声で朗読を開始する。

「おっほん! 魔法使いの皆さん。我がバラノイア帝国を含め、幾多もの組織が繰り返し降伏するように勧めて来ましたが、未だ何の回答もありません。」

そこまでいうと、ブリキ怪人の肩に乗ったマスコットのようなロボットが合いの手を入れる。
「ないねぇ」
「我がバラノイア帝国は、本日よりこの地、麻帆良を力で征服する所存であります」

そこまでいって怪人は書簡を閉じた。
彼は向き直り、改めて魔法使いたちに自分たちの名を告げる。

「バラノイア帝国皇帝バッカスフンド 代読 侍従アチャと」
「コチャ」

彼らは再び一礼する。
だが、その彼の頭に火花が飛んだ。
一発の銃声と共に。

「…」
「何が降伏ダ…何が征服だ……!!」

超である。
彼女は、どこかに隠し持っていた銃をアチャの側頭部へと打ち込んだのだ。

「痛いザンスねぇ」
「ねぇ」

アチャとコチャはギリギリと駆動音を響かせて超をにらみつける。
だが、超はそれよりもさらに恐ろしい表情でアチャとコチャをにらみつけた。

「ダークアライアンスが掲げる征服とは名ばかりのもの………彼らは人間を改造し自分たちに従順な僕にし、ただひたすらに破壊の限りを尽くす……それはもう、侵略じゃない!蹂躙であり、殺戮だ!!」

すさまじい形相のままで超は言葉を吐き捨てる。

「貴様らは知らないだろう!大地に生きた者たちの悲しみを!!改造された友と戦いつづける苦しみを!!自らの体にメスを入れられる恐怖を!!」

超は絶叫する。その姿は普段、彼女の姿を見ているものにとって想像出来ないものだった。

「私はお前たちを許さない!」

血の涙を連想させるような慟哭。
だが、アチャとコチャはそれを愉快そうに聞いた後、立った一言告げた。

「お涙頂戴は結構、人間の涙なんかメンテの油にも使えないざんすからねぇ」
「そういうこっちゃ」

文字通り、血の通っていない鉄人の体が透け始めた。
別の場所…おそらく、アジトに転移するつもりなのだろう。

「待て!」

ゲキと飛羽がアチャ、コチャを成敗しようと駆けるが、二体はすでに転移を終えてしまう。去り際に彼らは不気味な言葉を残して消え去った。

「スーパー戦隊の諸君。いつまでもこんなところにいていいんですかね?はやくしないとこの都市の人間たちが大変なことになってしまいますよ~?」

「何!?」

ヒーローたちはアチャの不気味な予言の真意を測りかねる。

だが、それはすぐに分かった。
轟音と、地響き。

「おい!見ろ!!」
「っ!!」

人差し指の先、三階建てのビルが爆発した。
麻帆良の料理店舗ほぼ全部が入っている食堂棟である。

「超さん、市民からの救難信号が出ています!………3、いや4件!」
「…さっきの放送で連絡が遅れたのか!……概要は?」

「………市民の半数以上がパニックになっています。現在確認できている事件は、音楽講堂の爆破事件、子供たちが突如行方不明になる事件、ワニのような姿を始め、怪物じみた不審者たちが麻帆良をうろついている。あと、今我々の目の前で起きた料理店舗の爆破事件…………」

超は地面に拳を殴りつけた。そしてハカセの方を向いて言う。

「私たちは魔法使いの力を取り戻す方法を探す!」
「はい!! それと、平行して都市の破壊状況をスーパー戦隊の皆さんに連絡します!」

飛羽も他の三人を見回す。

「………いくぞ、皆!」

赤鷲の言葉に三人は頷いた。
四人は散開して破壊と暴走を止めるために動き出す。




今、激戦が巻き起ころうとしていた。


予告

運を失い、満足に戦えないゴーレッドとボウケンレッド。
そして、ついにその牙を都市そのものに向け始めたDA。
未だ静観を守るブーバ達。
力を失った魔法使い。
さまざまな災厄の芽を抱え麻帆良に悪夢がやってくる!

次回 麻帆良レンジャーズストライク Task10.友情の価値③

お楽しみに!!



今回の新規登場

邪悪竜ターロン(轟轟戦隊ボウケンジャー)

ボウケンレッドの宿敵。彼のトラウマでもある。
今回は風水の呪いを死の間際に残し絶命した。
ちなみに『あの呪いのどのへんが風水?』という
突っ込みは無しでお願いしたい。いや、マジで。


アチャとコチャ(超力戦隊オーレンジャー)

愛嬌あるおっちょこちょいにして中間管理職&マスコット。
怪人を巨大化させたり、怪人についていって作戦の行方を
見届けたり、怪人がやられて怒った皇帝に蹴られたり、
王子に殴られたりするのが彼らの任務。二人の努力が報われ
る日は………多分来ない。

麻帆良レンジャーズストライク!! Task.10 友情の価値③

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