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第33話 雪広家おたく訪問、スケベ亀大暴れ? 投稿者:仮面ライダーマンティス 投稿日:06/01-13:47 No.2488  

2003年3月25日火曜日午後7時・デンライナー食堂車内

「だから何度言えばわかるでござるか!殿には思い人がいるのでござる!だというのにお主は毎晩毎晩、お、女子と・・・」

食堂車内で白い顔を真っ赤にして怒鳴り散らすワカマルス。彼の言う毎晩毎晩遊び歩く男というのは当然ーーー

「まあ、それはそれでいいんじゃない?良太郎は良太郎、僕は僕で。自由恋愛くらいしたっていいじゃないか」

女好きエロガメ・ウラタロスである。

「主の身体を使って何が自由恋愛でござるか!大体お主のそれは恋愛ではござらん!!あ、愛というのはもっとこう・・・純情な・・」

「もう、硬いな~ワカマルス君は~。そんなんだから、ほら!」

怒鳴り散らすワカマルスに対し、ウラタロスは先ほどまで自分が読んでいた。水着の写真集を見せた。

「ひゃ、ひゃあ~~~」

ブシュウウウウ・・・

「あ~あ~、大変だこりゃ」

食堂車の床を真っ赤に染めるワカマルス。彼が良太郎の身体に入ってから一週間、すっかり打ち解けた反面、それぞれのイマジンとの相性のようなものができてきた。
基本的にキンタロスとは、それほど衝突することはない。二人とも根本的に良太郎に対し恩義を感じているし、何より一本木な性格が似通っているためだ。モモタロスにしても、前回のプリン事件以降、目立った衝突もない。
ただ、問題はこのウラタロスである。純情一直線なワカマルスと色ボケひねくれ亀。この二人の相性は最悪であった。ワカマルスにしてみればウラタロスの軽薄なその性格、透かした態度、スグうそをつくところ、その全てが気に入らないといった感じである。

(何故このような忠義もやる気もないものを良太郎殿は家来にしているでござる?)

前回の事件から、モモタロスの必要性はわかった。キンタロスも話を聞く限り、必要なのだろうと感じる。しかし、ウラタロスの戦うところをまだ一度も見ていない彼にしてみればその存在が疑問なのであった。

カフェミルクディッパー・午後8時

「皆~、お夕飯そこに用意したから先に食べちゃって」

「「「「「はーい!」」」」」

愛理に言われ、空いた席に着く良太郎、アスナ、このか、刹那そしてネギ。今日はアスナたちのアルバイトの日で、前からの段取りでバイトがある日は、ネギにこっちにきてもらい、店で食べようということになっているのだ。ちなみに夕飯の担当は愛理とこのかである。

「・・・姉さん・・・なんか僕の分だけ多くない?」

テーブルに並べられた料理を見て唖然とする最近ますます疲れ気味の良太郎。彼の席におかれている料理は、アスナたちのに比べ明らかに多く(ご飯は一人だけ丼)、また、レバーやうなぎなど他の皿にはないものもいくつかある。
しかし、これはなにも愛理が自分の弟だけ贔屓しているというわけではなかった。

「男の子ならそれくらい大丈夫よ。たくさん食べて体力つけないと幸運の星も逃げちゃうわよ?」

「・・・・姉さんって、昔から結構強引だよね・・・」

「そんなことないわよ~」

わずかばかりに抵抗してみたが、やはり食べる以外に選択肢は残されていないようである。ちなみに良太郎が姉に逆らえたことは生まれてこのかた一度もない・・・。

「まあ、確かにね・・・。ていうか良太郎、アンタまたやせたんじゃない?」

「ほんまやな~、でも、女の子としてはちょいうらやましいわ~」

良太郎の姿を見ながらアスナが言う。元々、男子の中でも細い部類に入る体が、イマジンの憑かれてからの2ヶ月で、育ち盛りにもかかわらず明らかにやせていたのだ。実のところ体重も3キロほど落ちている。

「うん・・・、特にウラタロスが夜遊びしてるから、あんまり疲れも取れないし、最近はワカマルスが悪気はないんだけど出てくるたび鼻血を出してるせいで貧血気味で・・・」

「イ、イマジンダイエットですか・・・ワカマルスの奴・・・」

ワカマルスによって良太郎の疲労が一層溜まっていることに負い目を感じる刹那

「ソレより問題なのはあのエロガメよ! あいつがいなけりゃ良太郎も少しは休めるっていうのに!」

「うう~ん、でも最近はウラタロスも僕のこと気遣って毎日だった夜遊びを三日に一回に減らしてくれたし・・・」

「充分多いっつーの!良太郎がビシィっと言ってやればいいのに、あんたときたら全然怒んないんだから!大体あんた!そんなんじゃ好きな娘に愛想つかされちゃうわよ!?」

ピクッ、

「あっ・・・」

言った後自分の発言を後悔するアスナ。その一言で刹那とこのかのハシも止まり、しばし、沈黙が食卓を包んだ・・・。

「?? あっ、そう言えば良太郎さん、明日って空いてますか?」

その沈黙の意味を理解できなかったネギは、ふと、良太郎に質問をした。

「ああ、あやかさんのところに行くんだよね? でも、僕までいっていいのかな?」

「ていうか、ついて来てよ! 私らだけじゃ、ネギをあのショタコンから守りきる自信ないし」

「あははは、せやなぁ。それにあそこはプールもあるし、良太郎君も生き抜きになるんとちゃう? せっちゃんもいくやろ?」

「よ、よろしいのですか?(こ、このちゃんの水着・・・)」

一人もんもんとする刹那であった・・・。

・・・・・

???夢の中

麻帆良学園初等部。これは、とある少女の夢の中。少女がまだ幼かった日、後に彼女の宿敵(?)となる少女との出会いの日の夢である。

「海外から転校してきた神楽坂アスナちゃんです。皆、仲良くしてあげてね」

「「「「「はーい!」」」」」

この日、彼女のクラスには一人の転入生がやってきた。頭に鈴をつけた物静かな少女である。そして、少女には何故かこの転校生が気に入らない感じがしたのだ。

「ちょっとアナタ、その態度と目つき、転校生のくせに生意気じゃなくて?」

「・・・・ボソッ、」

少女が聞こえない大きさの声で転校生が囁いた。

「え?・・なに?」

「ガキ・・・・」

ブチッ!

耳を近づけてようやく聞き取れた転校生の言葉に少女がキレた。

「なによぉーーー!アンタの方がガキでしょ!このチビ!!」

「・・・・!それがガキだって言ってるんでしょ・・・このバカ!」

会って早々喧嘩を始める少女と転校生

「わあ、ケンカだケンカだー!」
「委員長に5円」
「転校生に10円」

そんな彼女たちのケンカを止めるどころか面白おかしく観戦するクラスメイトたち。いや、一人だけ止めようとする者がいた。

「や、やめなよ~二人と・・・「「うっさい!」」わ~~あ!」

会えなく吹き飛ばされてしまった。

「わああ、りょうたろうの奴また吹っ飛ばされた!」
「放っとけよ、いつものことじゃん!」

「なんでこうなるの~~~・・・・」

この女の子に吹き飛ばされ、当時から運も体力もないこの少年が、数年後、まさか世界を守るヒーローになるとは、このとき誰も思わなかったのである・・・。

・・・・・

3月26日水曜日午前7時・雪広邸

「クッ!あ、あ、あ、あのガキーーーッ!」

ガバッ!

「ハァ、ハァ・・・」

久しぶりに帰ってきた実家のベッドで目を覚ます少女=雪広あやか、目覚めは最悪のようであった。

(・・・全く、春休みで実家に帰ってきたというのに・・・最悪の休日になりそうですわ・・)

モーニングティーを飲みながら、今朝の夢を思い出しては不機嫌になるあやか。そんな彼女に執事が近づき

「お嬢様、実は先ほど担任の方からお電話が・・・」

「えっ?ネ、ネギ先生から!?」

執事の言葉に、素早く食いつくあやか、

「きゃーーー!やったーー!今日いきなり家庭訪問したいですって~~っ!?イヤーン、ホホホッ、やりましたわ!最高の休日ですわよ!!」

あやかのテンションはたった一枚の手紙から180度回転したのであった・・・。

「い、いつにもまして・・」
「うん、」

いつもながらのハイテンションなあやかを暖かく見守るメイドたち。だが、そんな中一人だけ浮かない顔のメイドが一人だけいた。

(・・・あやかお嬢様・・・)

落ち着きのある20代後半のキレイな女性、霧島小夜子。彼女はこの若さで、雪広家のメイド長を勤める優秀な使用人であり、あやかが寮に入るまでは専属のお世話係をしていたため、あやかからの信頼も厚かった。
だが、そんな彼女は、喜び舞い上がっているあやかを見て、何故か不安な顔をしていたのだ。

・・・・・

午前10時・雪広邸門前

「お、大きいお屋敷ですね・・・お嬢様のご実家と同じくらいあるのでは・・・?」

「お、お城みたいですね・・・」

初めてあやかの家を目撃した刹那とネギはその圧倒的な大きさに呆気にとられていた。

「ホントよ。これじゃあいいんちょの部屋まで辿り着くだけでもいい運動・・「ネ・・・ネギ先生~~っ!ようこそいらっしゃいました~!」・・ってアンタ何時の間に!?」

シュン!

「わあ~~~!」

ふと気が付くと、いつの間にかドレスを着たあやかがネギの眼前に現れ、手を握り締めていた。

「早い!」
「クロッ○アップみたいや!」

そのありえない素早さに刹那とこのかは目を疑った。

「ようこそお越しくださいました・・・って、なぜ、アスナさんまでいらっしゃるんですか!?」

「うわっ!今頃ウチらに気が付いたわ!」
「遅っ!あれ?そういえば良太郎はって・・・ええ~~~!?」

さっきから見当たらない良太郎を探すアスナ、確かつい先ほどまではネギの近くにいた・・・そう、ネギの近くに・・・

「ひゃあああ!良太郎君がいいんちょに轢かれてあんなところに!」

そう、良太郎はありえないスピードでネギに向かってきたあやかにはねられ、十数メートル吹き飛び、庭の木に激突していたのだ・・・

「なんでこうなるの・・・」

あのあやかの夢の中から早数年・・・少年は基本的に、全く進歩していなかった・・・。

「ようこそいらっしゃいましたネギ先生にアスナ様、良太郎様は客室でウチのものが看病しますので」

そう言って、吹き飛ばされ気を失った良太郎はメイドたちに運ばれていった・・・。

「あっ、小夜子さんお久しぶりです。」

久しぶりにあった小夜子に挨拶をするアスナとこのか。幼少のころからあやかの世話をしていた彼女とは当然、アスナもこのかも顔見知りであった。

「それでネギ先生、今日はまたどうして私などのところへ家庭訪問へ?」

「えーと、その、今日は・・」

どういうわけか、本当の事情が話せないネギ。アスナの方に視線を向けると、ごまかしてくれという合図をしていた。

「いえ・・・あの・・クラス委員長であるいいんちょさんとは是非仲良くしたいなと思って・・・」

「まあ!!そ、そんなっ~~!」

ごまかし半分にいったセリフなのだが、ネギのその一言はあやかの心を掴んだ!

「う、うれしすぎますわネギ先生・・・。わかしました!もう仲良くなどと悠長なことを言わず、よろしければさらに深く親密な仲に・・・」

ハァハァと息を荒げるあやか、その姿ははっきり言ってちょっと危なかった・・・。

「では、早速寝室へ・・・」

「早っ!」
「コラコラーーー!」

色々なステップを省いていきなりモモタロスばりにクライマックスへと向かおうとするあやか。アスナたちのおかげでなんとかそれは阻止できたが、その後のあやかのネギに対するおもてなしは異常さを極めた。

「ハーブ茶がお好きと仰っていたネギ先生のために各地の農園を買収しておりますわ。どれでもお好きなものをどうぞ」

「買収ってあんた・・・」

「スイーツの方も世界中のパティシエを拉致・・・じゃなかった招き入れて、よりどりみどり取り揃えました。」

「拉致って言うた!今一瞬拉致って言うたでせっちゃん!?」

「き、きっと気のせいですよお嬢様・・・というか、気のせいということにしておきましょう・・・。」

という、まさに常軌を逸したものであった。

「・・・・・・」

「あれ?小夜子さん元気ないけどどうかしました?」

そんなあやかの奇行を先ほどから悲しげな顔で見つめる小夜子に気付くアスナ。

「あっ、いえ・・・、そ、それよりお嬢様、折角ですし、おやつがおいしくなるように皆様でプールを使っては如何ですか?水着のほうはご用意いたしてますし」

「えー、プールまであるんですかここ!すごーい!」

「ネ、ネギ先生が仰るなら・・・」

「で、では、私は良太郎さんにプールへいったと伝えてきますね。」

こうして、ネギたちはプールへ、刹那は小夜子に連れられて良太郎が休んでいる客室へ向かった。

・・・・・

「そうですか。このか様の護衛を、ではある意味私と同じですわね。私も幼少のころからあやかお嬢様のお世話をさせていただいているんですよ?」

「そうだったんですか」

客間へ向かう最中世間話をする刹那と小夜子。二人とも名家の所で働いているという共通点からか気があっていた。

「・・・・・・ねえ、刹那さん?一つお尋ねしてもよろしいでしょうか?」

「はい?」

「もし・・お嬢様・・あなたにとってはこのか様が、過去にとらわれ、今も引きずっているとしたら・・・アナタならやはりそのことを忘れさせたい思いますか?忘却を悲しみから逃れる手段に使うのは罪だと思いますか?」

「えっ?それは一体どーゆう・・・「「「「いや~ん、良太郎様~~~!!」」」」って、今のはまさか・・・」

そこそこシリアスな雰囲気で話す二人の前に聞こえたメイドたちの黄色い声、客室から聞こえた。

・・・・・

客室

「いやいや、皆本当に可愛いですよ。やっぱり働く女性って素敵だですよ。」

「も~う、良太郎様ったらお・じょ・う・ず!」
「お姉さん釣られちゃいそ~う♪」

そこには、いつかの病院の時のように、あま~い言葉で年上のメイドを誘惑するU良太郎がいた。

(・・・・プチッ!)

シュン!

「わっ!」

「・・・・おはようございます。ウラタ・・良太郎さん。すっかりお元気そうで・・・」

その光景が頭にきた刹那は瞬動でU良太郎の元へ素早く近づき、夕凪を首筋につきつけ冷たい口調で挨拶した。

「やあ刹那ちゃん?もしかして怒ってる?僕に?それとも良太郎に?」

首に刃物を突きつけられながらいたって冷静なU良太郎、例によって反省の色は全くない。

「いえ・・・、ただ、体調がいいようなら是非プールにと・・・小夜子さん、プールへはどうやって?」

「あ、はい、玄関を出て、右側の庭園の中に」

「そうですか・・・では、失礼します。」

「あいたたたた・・・・」

笑顔でそう言って、刹那はU良太郎の耳を引っ張って客室を後にした。

「な~んだ、彼女いるんじゃん」
「がっかりね~」

「貴方達!仕事中に何を遊んでいるんです!?早く仕事に戻りなさい!」

「「「「「ご、ごめんなさ~い!」」」」」

サボっていたメイドたちを叱り、客室から追い出す小夜子、一人残り部屋を片付けた

(全く・・・・、ハァ、それにしてもあやか様の新しい担任の方・・・お嬢様はやはり、未だに引きずってらっしゃるのですね・・)

一人考え事をしながら片づけをする小夜子、そこへ・・・

シュウウウン・・・・
ザアアアア・・・・!

・・・・・

「全く!呆れたものです!!ワカマルスが怒るのも当然ですよ!」

珍しく、怒っている刹那。良太郎(の身体)がメイドといちゃついていたのを怒るというより、ウラタロスのあまりの自分勝手さに腹を立てている感じである。

「ご、ごめん・・・」

「あっ!べ、別に良太郎さんを責めているわけじゃ・・た、ただ、自分のことですし、もう少し怒ったほうがいいんじゃ・・・」

「そうなんだけど・・・なんか、いつもハナさんやアスナちゃんが代わりに怒るからタイミングを逃しちゃって・・・、刹那さんも、僕のために怒ってくれてありがとう」

怒るタイミング云々よりも、そもそも、怒ってすらいないように見える良太郎。というか、自分の事はほっといて、刹那にお礼を言う始末である。

「・・・良太郎さんって、本当にお人よしですね・・・」

「そうかな・・・?やっぱり迷惑かけちゃうよね?」

自分のこの性格の所為でアスナたちがいつも無駄に腹を立てているのに、良太郎は申し訳なさを感じる。刹那はそんな、良太郎を見てクスクスと笑った。

「フフ、やっぱりそうですよ。普通の人は、良太郎さんみたいな状況になったら大抵、他人のことなんて考えてられませんよ。でも、そこはむしろ良太郎さんの素晴らしいところだと思いますよ? どんな時にも誰かを思いやる・・・言うのは簡単ですが、実現するのは簡単じゃありません。きっと、良太郎さんがそういう性格だから、モモタロスたちも、アスナさんもネギ先生もお嬢様も、それに、私もアナタの力になりたいと思うんです。・・・少なくとも私は、良太郎さんには何時までも変わらずに優しいままでいてほしいです」

そう言って刹那は良太郎の良いところを語る刹那。時に甘さが命取りにすらなることもある裏の世界を知る彼女にとって、水のように清らかな心を持って戦い続ける良太郎は太陽のような存在に思えたのだ。
少なくとも刹那自身は、良太郎に対する自分の思いを一種の憧れのように感じていた。

「ありがとう、刹那さん」

そんな刹那にお礼を言う良太郎。
なんとなく、二人を包む空気が甘ったるくなりかけたその時・・・

ドゴーーーーン!

「「「きゃああ~~~~!」」」

((!!!))

静かな庭園から悲鳴と爆音が聞こえた!

シュウウン・・・

「イマジンの匂いだ!」

「モモタロス!」

その音とともに、邪悪な匂いを嗅ぎつけ、現れるM良太郎!

「今の方角は・・・お嬢様たちのいるプールだ!!」

「アッチだな?よ~し、先に行くぜチャンバラ女!変身!」

ピッ、

<SWORD FORM>

パシュウウン
ファアアン
ガシャン!

「俺、参上!」

ブオオオオオン!

「ハッ!」

変身と同時に良太郎が通ってきた道からオート操縦で走ってきたマシンデンバードに飛び乗る電王!

・・・・続く・・・・

おまけ
【デンマギファイル】
ウラタロス・・・2003年の現代にやってきた未来人のエネルギー体が野上良太郎の思い描く『浦島太郎』から海亀をイメージしてこの世に現出した姿。良太郎にとり憑いた二体目のイマジンで、良太郎が特異点であるのを承知で憑き、そのメリット(安全性?)を利用し、現代をエンジョイするのが目的の色ボケイマジン。
いつも口先だけのウソをついてはその場をごまかし、なかなか本心を表さないひねくれ者で、良く単純なモモタロスをだましてはからかって遊んでいる。
刹那的な生き方で目の前の楽しみを満喫するためにウソをつき、結果、周囲の信頼はまるでなく、そのことからデンライナーから下ろされそうになる。
だが、良太郎のお人よしなウソの介錯により残留することに。本人は否定しているが、そのことに恩義(格下に助けられたくやしさ?)から、以降、良太郎と共に戦うことになる。

仮面ライダーDEN-O-MAGI 第34話 戦慄ダイナマイトフェザー!!守られし者がくれるもの

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