プロローグ4 投稿者:モフ・ハイマニューバ 投稿日:05/09-18:13 No.476
「ギャーギャーギャーギャー、やかましいんだよ、埋蔵金でも見つけたんですかーコノヤロー」
銀さん、前回とセリフ違うんですけど…(新八)
プロローグ4
「銀さん!!」「銀ちゃん!!」
生きてる!まだあの人は生きてるよ!!
僕はそう思い周囲を捜した。だけど、いくら捜しても声のする方向がわからない。
幻聴だったのか、そう思い下を向くと見覚えのある着物の端が……
「神楽ちゃーん!あんたなに踏んづけてんのォォォ!!」
「なにて……あっ」
「あ、じゃねぇよ!僕たちの二十分は何だったの!?」
「人踏んづけてて気付かない人間なんていないヨ。だからこれはきっと偽者アル」
「ンナわけあるかァァァ!!ほら、そこ退いて!ジャンプしない!!」
「なあ、新八。なんか俺の背中でジャンプしてる奴がいるんだけど…」
「気のせいです」
「てめーさっきの会話聞こえてたんだよ!お前ら今月給料なしだ」
「何言ってんですか、今月もじゃないですか。そんな事言うと助けてあげませんよ」
「平和ねぇ」
「そうだな、妙」
「何 気安く呼び捨てにしてんだよゴリラ。体に触るな、なれなれしくするな、殺すぞ?」
「すいません」
「あーあ、今日はとんだ厄日だ。たく、どうしてくれんだよ。ジャンプ吹っ飛んでんじゃねぇか。また新しく買わなきゃいけねぇのか?」
無事救出された銀さんが愚痴をこぼす。
「それはこっちのセリフだ。てめーらのせいでせっかく作ったマヨネーズが台無しじゃねーか。どうすんだよ?」
「喜ぶ」
「よーし、その喧嘩買ったー」
「だいたい、てめーの作ったもんなんか誰が好き好んで食うかって…あああああああああああ!!!」
突然銀さんが叫び声をあげた。
「どうしたアルか銀ちゃん。そんな、婚約者が実は自分の妹だったみたいな叫び声なんか出しテ」
「なに、そのお昼のドラマみたいな例え」
とりあえず神楽ちゃんは放っておくとして、
「おいおいおいおい、どーすんだよ!解毒剤なくなっちまったじゃねぇか!!」
「「あっ」」
「あ、じゃねーよ!お前らどうしてそういうこと忘れちゃうんだよ!!」
「しょーがないでしょ!!こちとらあんたの捜索に一生懸命でそんなこと考える暇もなかったんだから!!!」
「あのサド捜すアル!あいつならまだ持ってるかもしれないアル!!」
「それだ!おい、チンピラ警察!テメェんとこのサドガキはどこに行る!!」
「誰がチンピラ警察だ!!…そういや見かけねぇな総悟の奴。近藤さん、総悟のやつ知らねぇか?」
土方さんが近藤さんに尋ねる。
「いや、てっきりトシが知ってると思ってたんだが…」
しかし近藤さんも知らないらしい。
「死んだアルか、あのサド」
「おいおい神楽ちゃんよー。今あいつは俺たちの生命線なんだぜ?そんなことになったら……」
僕たち三人の顔がサァーッと血の気が引いて青くなった。
「いやだァァァァ!!死にたくないィィィィ!!逝きたくないぃぃぃぃ!!!」
「コラァァァァ!サドォォォォォ!!さっさと出てこぉぉぉぉい!!!」
「冗談じゃねぇ!!俺はまだジャンプ読みきってねぇんだぞ!!ンナ状態で死ねるかァァァ!!!」
沖田さぁぁぁぁぁぁん!!どこですかぁぁぁぁぁぁぁ!!
カチッかチッかチッ
「あれ?これでもう終わりですかぃ」
あとがき
はい、そういうわけで沖田さんが行くことになりましたー。
ええ、何でそうなったかと言うと単に私が沖田総悟が好きだからってことになるんですがね。
そんなわけで、いよいよネギまの世界です。