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 第二話 物事には限度というものがある。 投稿者:モフ・ハイマニューバ 投稿日:05/11-19:20 No.491

エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル
真祖の吸血鬼にして歴戦の最強の魔法使い
魔法界で600万ドルの賞金がかけられていた犯罪者だったが十五年前に姿を消した。
『闇の福音』『人形使い』『不死の魔法使い』と呼ばれている。

結構な有名人なのだがそんなことは一切知らない沖田総悟。
果たして彼の運命は……


第二話 物事には限度というものがある。


<side エヴァ>

「………!!」

ふふ、驚きで声も出ないようだな。
無理もない。自分で言うのもなんだが私の名は裏の世界でかなり知られている。
その私をここまでコケにしたのだ。八つ裂きにされるとでも思っているのだろう。

少女―エヴァはいかにも楽しそうな顔で男の次の反応を待った。

怯えるのか、許しを請うのか、泣き叫ぶのか、それとも襲い掛かってくるのか。
どれにしてもこの男なら楽しめそうだ。
疑いをかけてくるかもしれないがそのときは実力でわからせればいい。

エヴァはそれらのことを考えながら楽しそうに待っている。

だが、男のとった行動はまったくの予想外だった。


<side 沖田>

(長っ!!)

エヴァの名前を聞いたとき、沖田はそう思った。
それは仕方のないことかもしれない。
彼の生きていた場所では長い名前の人間などほとんどいなく、どちらが苗字でどちらが名前かもわからない。しかも、間にもなにかあるとなると、一体なんと呼べばいいのかわからない。

(となると、今言ったのをそのまま返せばいいのかねぃ?…めんどくさっ!!だけど……)

せっかく向こうから名乗ってきたのにこちらが名前を呼ばないのは失礼ではないだろうか。

沖田はそう結論を出すと自分も名前を名乗った。

「こいつはどうもご丁寧に。俺ァ、沖田総悟ってもんでさぁ。
 よろしくたのみまさぁ、エヴァ(ピー)オン・A・K・マク(ピー)ド。
 あれ?何で人の名前なのに…ま、いいか。で、ここはいったいどこなんですかィ?」

結果は言わなくてもわかるだろう。

これまでの態度+聞いてきた名前を間違える+それをどうでもよさそうにしている

イコール最悪である。


<side エヴァ>

「私の名前はエヴァンジェリンだ!!
 そんな、こんなところで名前を出していいのかわからないぎりぎりな名前じゃない!!
 それに、私の苗字はマクダウェル!!
 ハンバーガーの大型チェーン店と一緒にするな!!
 AとKしか合ってないじゃないか!!!
 さらに言うなら――――!!」

マシンガントークは続く
従者は落ち着くように言うがもう止まらない。沖田はまったく聞いてないが……
さらに続く説教(愚痴)を

「もうそれくらいでいいじゃないか、エヴァ」

聞き覚えのある声が遮った。


<side 沖田>

「…タカミチか。いったい何のようだ」

(今度はだれでィ……。この嬢ちゃんの保護者か?
…たくなにやってんだよ土方さん。さっさと迎えに来いよ)

沖田は声のするほうを見た。

「学園長に言われて君の助っ人に来たんだけど…「必要ない」…そう言わないでくれ
 …で、彼が侵入者かい?」

「…ああ」

新たに出てきた男と少女とのやり取りを聞きながら沖田はこんなことを考えていた。

(侵入者?あちゃー、ここ大使館だよ。まいったなー。
仕方ねぇ、土方さんのせいにしちまうか)

沖田は三秒でそのことを決めると

「すいやせん、ちょっとここの責任者に会わせてくだせェ」

と言った。


<side タカミチ>

(責任者?……学園長のことか?)
「…君は何でその責任者に会いたいんだい?」

「ちょっとした外交問題になりそうなんでさァ」

狙いは学園長なのか、それとも別の組織からの使いなのか
タカミチが学園長に連絡を取るか判断に困っていると、

「連絡する必要ならないぞタカミチ。
 今からこいつに吐かせればいいだけのことだ」

エヴァはそう言うと瓶を投げ

「リク・ラク ラ・ラック ライラック」

「やめろエヴァ!!」

僕は急いでやめるように言ったが

「もう遅い、魔法の射手 氷の三矢」

エヴァは魔法を使ってしまっていた。
向こうは呆然として座ったままでいる。このままでは直撃してしまう。
だが、この距離ではこちらが何かしても間に合わない。

「危なっ――!!?」

しかし、僕は驚愕することになった。
座ったまま、魔法の射手 三矢を避けることは出来ない。
得物も持っていないため防ぐことも出来ない。
そして、ほぼ不意打ちでこの距離の攻撃に反応する事自体、普通の反射神経では出来ない。

何も出来ないはずのこの状況で

「危ないなぁ、何するんですかィ」

男は無傷のまま座っていた。





あとがき
どうも、感想が怖くて聞けないモフ・ハイマニューバです。
その場のテンションだけで書いているため話にまとまりがなく、
大変見苦しいものになっておりますが、楽しんでみていただけたらうれしい限りです。
それでは、また今度

漫画本編に入るのはもう少し先になりそうです。

副担任は侍先生(ネギま×銀魂)/第三話

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