HOME  | 書架  | 

当サイトは「魔法先生ネギま!」関連の二次創作投稿サイトです。ネギま!以外の作品の二次創作も随時受け付け中!

書架

[]

第四話 自分の目で見たものを信じましょう 投稿者:モフ・ハイマニューバ 投稿日:05/12-22:36 No.502

どんな困難な状況にあっても、解決策は必ずある。救いのない運命というものはない。
災難に合わせて、どこか一方の扉を開けて、救いの道を残している。  (セルバンテス)


第四話 自分の目で見たものを信じましょう


<side 学園長>

「…頭は大丈夫ですかィ?」

「だから大丈夫って言ったじゃろ」

「中身のほうでさァ」

「お前喧嘩売ってる?高畑君、こいつを殴りたまえ」

「できません」

学園長は咳払いをすると話を続けた。

「と言うのも、幕府など当の昔に崩壊、滅亡しておる。君の言うところの真選組も武装警察などではない。
 そもそも天人などという宇宙人はここにはおらん
 となると考えられるのは二つ。
 おぬしが嘘をついている場合とさっき言った異世界から来た場合なのじゃが」

学園長は沖田をじっと見つめると、

「嘘をつく意味がない。こちらは記憶を消すことも出来る、嘘をつくにしてもモットまともな嘘をつくじゃろ」

「しかし学園長、そうなると彼はどうやってこの世界へ?」

高畑君がたずねてきた。

「おそらく何かの事故…いや、もしかしたら何者かに召喚されたのかもしれない」

「何!?」

今まで黙っていたエヴァが驚きの声を上げる。

「異世界から誰かを召喚することなど今の魔法使いでできるやつはそうはいないはずだぞ!!」

「まだそうと決まったわけではない。君、何か心当たりはあるかね?」


<side 沖田>

(心当たり、心当たり……あっ)

あるにはあった。しかし言えない。
君なら言えるだろうか、マヨネーズの超反応で異世界に来たと!
しかも、その原因が自分にあるなどと!!

「ありやしたが、重要機密に当たるんで話すことはできやせん。
 ただ言えることは、事故だと言うことだけでさァ」

沖田は軽やかに嘘を吐いた。多分、嘘発見器にも引っかからないだろう。何しろ脈拍に以上がなかったのだから(後日、茶々丸談)

「…わかった、君を信じよう」

「学園長!!」「じじい!!」

エヴァとタカミチが学園長を思いとどまるように言う。
だが、学園長はそれを無視すると話を続けた。

「ところで君はこれからどうするのじゃ?」

「どうしやしょう?」

その日のうち、あるいは数日以内には帰れると思っていたので
まったく考えていなかった。しかもこの世界での知り合いはろくでもない奴ばかり。
さて、どうしたものかと考えていると学園長が

「どうじゃね沖田君、この学園で教師をやってみてはどうだね?」


<side 学園長>

「聞くと君はかなりの実力の持ち主と言うじゃないか」

タカミチの話や沖田本人の話を聞いてみると性格はともかく腕だけは確かなようなのだ。

「そこで君には警護を兼ねて教師をやってもらいたいのじゃよ」

「じじい!私は反対だぞ!!」

言うと思っていたがエヴァは反対の声を上げる。

「こんな得体の知れない奴を教師にするなどと… いったい何を考えている!!」

「…ではエヴァ、おぬしは彼をこれからどうするつもりじゃ?」

「そ、それは……」

「殺すわけにも放っておくわけにもいかないのじゃ。
 じゃったら利用するのが一番賢い考えと言うものじゃろ?」

「だったら、警備員にでもすればいいだろ!!」

「それがのう、エヴァ。実は教師に一人欠員が出てしまってのう。その代わりを探しておったのじゃ。
 そんなときに彼が現れてのう。これで新しい教師を探す手間が省けると言うものじゃ」

それに、と学園長は話を続ける。

「警備員をやらせるとするとエヴァ、おぬしのところに彼を預けることになるのじゃが」

「!! ふざけるな!!そんなのは私はごめんだ」

「なら、これで話は終わりじゃ。
 で、沖田君。受けてもらえるかのう」

沖田は

「話が全然見えてこねぇんですが、いったいどういうことなんですかィ?」

と言った。
学園長は彼が魔法について何も知らないのだということを思い出す。
そして、

「沖田君、今から君にこの世界について教えよう」




あとがき
どうも、モフ・ハイマニューバです。
なんかもう俺何やってんだろうって状態で書いています。
沖田の性格つかみにくいし、いるはずのキャラのセリフがまったく出てこなかったり(特に茶々丸)他のキャラの性格も崩壊しつつあるし。
もう、どうしようと思いつつも頑張って書いていきたいと思います。
それでは、また今度

副担任は侍先生(ネギま×銀魂)/第五話

  HOME  | 書架top  | 

Copyright (C) 2006 投稿図書, All rights reserved.