HOME  | 書架  | 

当サイトは「魔法先生ネギま!」関連の二次創作投稿サイトです。ネギま!以外の作品の二次創作も随時受け付け中!

書架

[]

EPISODE.20「吸血鬼5」 投稿者:偽・弓兵 投稿日:08/04-23:19 No.1035

EPISODE.20「吸血鬼5」


SIDE:アキラ

今、私は夢を見ている――――――――

なぜなら、私とまき絵、亜子、裕奈がメイド服を着てネギ先生を襲っているのだから…。


「それ~~!! 脱がしちゃえ~~!!」

「はわわわ~~、だ、駄目ですよ~~!?」

夢の中の私は、他の皆と協力してネギ先生を脱がしている。

――――私…こんな願望があったのかな…?

夢とはいえ、こんな事をしているなんて…。

そして、ネギ先生は服につけていた小瓶を私と亜子に投げつけ…。

「“風花 武装解除”!!」

呪文を唱えたような風のネギ先生から発生した風が、まるで魔法のように私と亜子のメイド服を脱がした。

「きゃあぁ!?」

その隙をついてその場から脱出したネギ先生は、

「“眠りの霧”!!」

裸で動けなくなっていた私と亜子に、白い霧を浴びせた。

「あ…」

私の意識が急速に薄れていく。

夢のはずなのに…なぜ、眠いのだろう…?

薄れゆく意識の中、ネギ先生たちは外に出て行った。

この場に残っているのは、既に意識を失った亜子と私――――

「やれやれ…エヴァも彼女たちまで巻き込みやがって…」

そんな、どこかで聞こえた声が私の耳に響く。

この声は――――――――――――?

「よっと」

次第に重くなる瞼を見開いて、今自分を抱き上げた人物を見ようとする。


しかし――――もう、意識が保てない。

「アキラちゃんも、災難だったな?――――まあ、今度何かおごるから――――今はゆっくり休みなよ?」

その聞き覚えのある優しげな声に、残った意識の全てを総動員してその人物を見る。


そして、私はその人の顔を見ることできた――――

その人は――――

(翔馬――――先生――――?)

自分を抱き上げているのが、翔馬先生だと気付いた私は……安心して意識を手放した――――。




SIDE:翔馬

「あー、よーやっとるなぁー」

アキラちゃんと亜子ちゃん。そして、まき絵ちゃんと裕奈ちゃんを保護した俺は、戦い始めたネギ君とエヴァ&茶々丸に追いつこうとオーガバジンを走らせている。

遠くからでも魔法の光は見えるし、彼らが――――主にエヴァ――――壊した窓や道路を見る限り、やはりエヴァが優勢らしい。

「ま、当然って言えば当然か」

幾らネギ君が才能ある魔法使いの卵でも、百戦錬磨の吸血鬼に勝てる道理が無い。





「んー? どうやら、ネギ君はあの橋におびき寄せているみたいだな?」

以前、俺がオーガになって戦った橋に向かっているネギ君たち。

「まさか、いざとなったら学園外に逃げ出す算段か…?」

まあ、それが悪いとは言わんが…。

「もし、そうなら少し俺はネギ君をかいかぶっていたことになるなぁ…」

強敵には勝てないから逃げる――――

その姿勢を責める気は無いが、その強敵に立ち向かう勇気こそが、彼には必要なのではないだろうか…?




そんな事を思っていると、俺はようやく彼らに追いついた。





「お? あれは――――捕縛結界ってやつか…?」

ネギ君が、あらかじめ仕掛けていたらしい罠を発動したらしく、エヴァと茶々丸が捕まる。

なるほど…色々考えていた訳か…。

「これで、僕の勝ちです!! おとなしく観念した、悪い事ももう、止めてくださいね!!」

ネギ君は、勝利を確信したのかエヴァに降伏勧告をするネギ君。

だが――――

「将棋でいう王手の状態なのに、あのエヴァの余裕――――まだ、切り札があるのか…?」

そして――――

「残念だったな、ぼうや」

茶々丸がアンテナを出して、結界を解除した。

――――いや、マジで茶々丸とオーガバジン交換しない?

万が一を考えて、別の場所に待機させているオーガバジンと茶々丸を比べて、本気でトレードを考える。

あんな能力まであるとは…。




自分の切り札が敗れたのが信じられないのか、動揺したネギ君はあっさりエヴァに捕まり、血を吸われそうになる。

「いいトコまでいったんだがなー」

なかなかいい作戦だったが、あそこで気を抜いたのはまずかったなぁ…。

「あの年でここまでやれればいい方だとは思うがね…」

なぜか、ネギ君を説教しているエヴァ。

ナギなら~とか言っているらしい。

まあエヴァの勝利ってことで、エヴァがネギ君の血を飲み過ぎない限りここは静観するか…?

そう思ったのだが――――

「お? あれは――――明日菜か!!」

こちらに向かってくる明日菜。

橋の柱の天辺にいる俺たちの位置から、こちらに向かって走り来る明日菜の姿を確認できた。

「――――ここからが本番ってことか…」



「コラーーーー!! 待ちなさいーーー!!」

そして、オコジョがマグネシウムの光で茶々丸を惑わした隙をついて、明日菜は走る勢いを生かしてそのままエヴァにとび蹴り!!

「ふん…たかが人間が私に触れる事など出来んぞ?」

そう笑うエヴァ。

確かに、エヴァクラスの常時展開されている魔法障壁ならば、たとえ素人を越えた威力を持つアスナキックでも貫く事は出来ないだろう。

だが…じじいから聞いた明日菜の能力が正しければ――――

ゴッ!!

「あぷろぱぱぱぱぱぁぁぁぁぁ!!!!!?」

まともにアスナキックを受け、吹っ飛ぶエヴァ。

――――だから、油断するなっていったのに…。

やはり、エヴァの魔法障壁は無効化されたらしい。

「あれが明日菜の能力――――『魔力完全無効化能力』か…!!!!」

ある意味、究極の能力だな…。


そして、明日菜とネギ君が合流した。

そして、ネギ君たちの隠れているあたりで発動する魔方陣。

「仮契約か…」

つー事はネギ君、明日菜とキスしたってことか…?

「後で、あのエロオコジョと一緒にお仕置きだな…」

明日菜の唇を奪っていいのは俺だけだと源法典で決まっているというのに…。





そんな俺の思いを無視して、再び対峙するネギ君とエヴァ。

今度はネギ君には明日菜が付いている。


「ま、順当に考えれば明日菜を茶々丸にあてて、その間にネギ君がエヴァをどうにかするしかないんだがな…」

勝機はおそらく、茶々丸が明日菜を傷つけないという事と、エヴァがネギ君を試すために本気ではないという事だ。

そして激突するネギ君とエヴァ。

「“魔法の射手 氷の17矢”!!」

「“魔法の射手 連弾・雷の17矢”!!」

「“闇の精霊29柱!! 魔法の射手 連弾・闇の29矢”!!」

エヴァの氷の矢をネギ君の雷の矢が撃退。

そしてエヴァから放たれる闇の矢。

そしてそれをまた撃退するネギ君。

今のところ互角だ。

予想外に手ごわいネギ君に、何故か嬉しそうなエヴァ。

「エヴァも屈折しているなぁ…」

やはり、複雑な感情のある相手の息子――――ここまで手ごたえがあると、楽しいのだろう。


しかし、そんな楽しい時間も長くは続かない。

「来るがいい!! ぼーや!!――――――――“闇の吹雪”!!」

エヴァの手から黒い吹雪が放たれ――――

「“雷の暴風”!!」

ネギ君の手からは、稲妻を放つ嵐が――――

二つの純然たる暴力は、両者の中間でぶつかり合い――――

「ハックシュン!!」

拮抗していた力は、ネギ君のくしゃみで崩れてしまった。

そして、力の余波であたりに立ち込める光と煙。

(うあ…何? この展開? さっきまでのシリアスはどこに?)

俺がそんな事を思っている間に、エヴァが煙の中からその姿を現す。

「やりおったな…!! さすがは、ヤツの息子…!!」

そんな台詞を口走っているが――――

(なんで裸やねん…?)

そんなエセ関西弁でツッコミをいれそうになる姿――――ぶっちゃけ全裸のエヴァ。

――――マジでネギ君は一回矯正させんといかんのではなかろーか…?

何か、ネギ君の魔法と言うと女の子を脱がせる事がメインな気がしてならない。

俺がネギ君の将来を危ぶんでいる間に――――



「マスター!! 予定より停電の復旧が早いです!!」

あせった様子の茶々丸の声。

そして――――

「ぎゃんっ!?」

エヴァの魔力が封印されてしまう。

そして、空中から落ちるエヴァ。――――下は川だ。

そして、魔力を失ったエヴァの体はほぼ見かけどおりの力しか持たない。

つまり――――

ここから河に落ちたら――――大怪我をするか…最悪死ぬかもしれない。

(ま、そんな事はさせないがな!!)

既に俺は走り出している。

垂直の壁を高速で走り降りる。あの鶴子さんと刀子さんの“ヂゴクの特訓”という名の拷問がなければ、生身でこんな事は出来なかったが…。

ネギ君も、エヴァの落ちていく様子を見て走りだそうとしたが、魔力の使いすぎか倒れこんでしまった。

茶々丸は少し離れていたし、明日菜は論外。

エヴァを助けられるのは俺だけだ。

足もとの気を使って加速。

『瞬動術』はほぼ完璧にマスターしているが、さすがに『虚空瞬動』はまだだ。

空を飛べない俺が、エヴァを助ける事など無謀でしかないのだが――――

「オーガバジン!!」

俺には、心強い相棒がいる!!

橋から飛び出し、落ちていくエヴァを空中でキャッチ!!

そして一緒に落ちていく俺たちを、万が一のためにあらかじめ橋の下に待機させておいたバトルモードのオーガバジンが受け止める。

ホバリングするオーガバジンの背に乗って、元の場所に戻る俺とエヴァ。

「――――翔馬…?」

あっけにとられた顔のエヴァ。

それに――――

「ま、今回はエヴァの負けって事だな?」

「――――な!? 私は負けてなどおらん!! 停電が続いていれば私が勝っていた!!」

俺の言葉に、そう反論するエヴァ。

「おや? かの“闇の福音(ダーク・エヴァンジェル)”がそんな負け惜しみを言っていいんですか~?」

「~~~~~~~!!! うるさ~~~い!!!!」

そんなエヴァの声をよそに、俺たちは皆のいる場所に戻っていった。




SIDE:ネギ

よ、よかった…。

落ちていくエヴァンジェリンさんを見て、飛び出そうとした僕だったが魔力が枯渇していてふらついてしまった。

このままではエヴァンジェリンさんが――――!!

と思っていた僕の目の前では、エヴァンジェリンを救う翔馬さんの姿が――――


翔馬さんは、飛行する黒いロボットの肩に乗って僕たちのほうにやって来た。





「翔馬!? アンタ、なんでこんなトコにいんのよ!?」

明日菜さんが、翔馬さんを見てそう叫んだ。

――――そうだ…なんで翔馬さんがここに…?

「よっと…」

エヴァンジェリンさんを抱き上げた翔馬さんは、ロボットから降りる。

そして、裸のエヴァンジェリンさんを降ろして自分の上着をかける。

「まあ、ぶっちゃけ最初から見てたし」

――――え?

「はあ!? ――――って、最初から見てたんなら助けなさいよ!?」

「それじゃあ、ネギ君のためにならんだろ?」

翔馬さんが言うには、エヴァンジェリンさんの行動を知った学園長が、僕の修行の一環として今回の騒動を見過ごしたらしい。

「でも――――」

「別に誰も怪我してないし、いいんじゃね?――――それにこの程度の事でへこたれていたら、『マギステル・マギ』なんてもんにはなれないんじゃねーか?」

「う…」

それは――――

「でも、今回エヴァちゃんは――――」

反論する明日菜さんに、

「まあ、確かにまき絵ちゃんとかを巻き込んだのは少しやりすぎだったが…本気でネギ君を殺すつもりで血を吸う気だったら、もっとやりようがあったろ?」

――――エヴァンジェリンさんが本気で手段を選ばずに襲ってきたら、僕に立ち向かう手段なんてなかったよね…。

「だから、じじいがこの件をほっといたんだよ…まあ、一応監視として俺がいた訳なんだが」

「――――まあ、一応納得しとくわ…」

明日菜さんも、なんとか納得したようだ。

「まあ、そう言うわけだ。ネギ君。一応君の勝ちってことだから…よく頑張ったな!!」

そう言って、僕に向かって親指を上げる翔馬さん。

それに――――

「――――はい!!」

大きな声で返事をした。

ああ…魔力は少しも残っていないし、体中が痛いけど――――

僕は、やり遂げた達成感で胸が一杯だった…。






PIROOOOO!!!

「ん? ――――じじいからか」

翔馬さんが、携帯電話をとる。――――相手は、学園長らしい。

すると――――

「はあ!? ここに鬼の大群が向かってる!? そりゃいったいどーゆー事だ!?」

学園長からの話を要約すると――――

・停電で結界が弱まったのを狙って、多数の侵入者があった事。

・その中に、強力な召喚師がいた事。

・その術師が、タカミチに捕まりそうになった時に、苦し紛れに特殊な魔具を使用した事。

・その魔具によって現れた大量の鬼と、それを統括する大鬼がこちらにむかっている事。

・他の侵入者もいるせいで、こちらにむかってくる鬼の群れに対処できる人間が、僕たちしかいない事。



た、大変だ~~~~!!!!!!


「って、オイ!! 高畑はどうした!? 高畑がその場にいたんならアイツの責任だろ!?」

『高畑君は、その召喚師から目を離すわけにはいかんのじゃよ…相当の術者でな、隙を見せると逃亡してしまう恐れがある…魔具を使ったとはいえ、百体近くの鬼を召喚した術者を野放しにしておく事はできんのじゃよ…』

学園長の苦しげな声がした。

つまり――――

「俺たちしか、今そいつらを対処できるヤツがいないってことか…」

翔馬さんの声も苦しげだ…。

『――――すまんの。だが、お主たちがおらねば…』

「わかってるよ…俺たちの後ろには学生寮とかがある――――ほっとく訳にはいかんだろ」

『なんとか、時間を稼いでくれ…手が空いた者からすぐにそちらに向かわせる』





「つーわけで、今からこっちに来る鬼の群れと戦う事になるんだが――――」

学園長との話を終わらせた翔馬さんは、

「てか、戦えるのは俺とオーガバジン…そして、茶々丸くらいか」

「ちっ…今の私はさっきの封印のショックで力が完全に封じられている…前みたいに翔馬の血を吸って戦うわけにもいかんから――――実質、戦えるのは翔馬とそのバイクと茶々丸だけか…」

そのエヴァンジェリンさんの言葉に――――

「ぼ、僕も戦います!!」

そう僕が言うと――――

「ふん…ぼうやも魔力がもう無いだろう? その状態では翔馬の足手まといになるだけだ」

そうエヴァンジェリンさんが言う。

う…確かにもう魔力はぜんぜん無いけど…!!

「ま、ここは俺に任せときなって!!」

そう軽い口調で言う翔馬さんだけど…正直、百体近くの鬼の群れに勝てるとは――――

「って、私も手伝うわよ!!」

明日菜さんが、翔馬さんにそう言った。

それに翔馬さんは僕に向かっていった、軽い口調を真剣なものに代え――――

「明日菜はダメだ」

まじめな声でそう言った。

「なんでよ!?」

「明日菜が、茶々丸と互角に動けたのはネギ君からの魔力供給があったからだ。それが無い以上、明日菜を戦わせるわけにはいかん」

「でも……!!!」

反論しようとした明日菜さんに――――

「姐さん!! 翔馬の旦那の言うとおりですぜ!! いくら姐さんが素人離れした運動能力を持っていても、鬼の群れに立ち向かうなんて無理ですぜ!?」

カモ君がそう言う。


「ま、そこのエロオコジョの言うとおりだ…それに――――」

翔馬さんは、橋の向こうに鋭い視線を向け――――

「もうきたらしい…」

手にさっきの黒い携帯電話を持ち、

「明日菜たちは下がってろ!! 茶々丸は俺たちが取り逃がしたヤツを中心にエヴァたちのガード!! 俺とオーガバジンでヤツらと戦う!!」

橋の向こうからやってくる、鬼の群れに向かって走り出した。

そして――――

≪Standing-by≫

「“変身”!!」

翔馬さんは、黒い携帯電話を腰のベルトに叩き込んだ。

≪Complete≫

次の瞬間、翔馬さんの体を金色の光が包み込み――――

「あ、あれって…昨日の黒いの!?」

明日菜さんが驚きの声をあげる。

そう、そこに現れたのは昨日茶々丸さんを助けに現れた黒い仮面騎士だったから…。





SIDE:翔馬

「くそ…!!! 多すぎだぞ!?」

俺は、群れに突っ込んで縦横無尽にオーガストランザーを振り回す。

斬!! 斬!!! 斬!!!!

俺に斬り伏せられた鬼は、すぐに消滅した。

だが――――その数が減る様子は微塵も無い。

「ちっ…!! このままじゃ…!!」

今、戦っているのは俺とオーガバジン、そして俺たちを潜り抜けた数体の鬼を倒している茶々丸の三人だけだ。

このままでは、数体の鬼を通してしまう…!!

幾ら俺とオーガバジンが強くても一度に対処できる数は限られる。

その隙を突いて鬼たちは向かってくる。

「くそ…!! 術者がいないのに、ヤケに統制が取れてやがる…!!」

「翔馬!! おそらく、群れの後ろにいる骸骨の鎧武者――――『狂骨鬼』がこの群れを束ねているボスだ!!! ソイツを倒せば――――!!」

後からエヴァの助言が。

「俺たちだけでこの群れを突破してヤツを倒すのは無理だ!!」

せめて、あと数人俺と同じくらいの力の持ち主がいれば――――!!

くそ!! 誰か助っ人を頼んでおくべきだったか!?

しかし、真名も刹那も他のトコに配置されていたし、楓はまだ一応一般人扱いだったしなぁ…!

マスターまで今夜の停電の侵入者に備えて待機していたからな…!!

助っ人は――――

そう考えながらも、鬼たちを叩き斬る俺。

オーガバジンもそのパワーで鬼を吹き飛ばす。

そんな俺たちに、予想外の助っ人が――――

ブオオオオォォォォォォンンンンンンンン!!!!

学園の方から、凄いエギゾーストノートが――――

そして、俺たちの前に現れたのは――――

ドカッッッ!!

鬼の群れにライダーブレイクをかましながら現れたのは――――

「――――乾さん!?」

「おお、やっとコイツが直ったんでな…」

俺の相棒――――オーガバジンと同じ姿をした銀色のバイクに乗った青年…。

「あのじじいに頼まれてきた――――あいつらを倒せばいいんだろ?」

「――――お願いします!!」

そして――――

「“変身”!!」

≪Complete≫

乾さんの体を赤いフォトンフレームが包み――――

超金属の騎士――――“仮面ライダーファイズ”に変身した――――俺と同じ、仮面ライダーの宿命を持つ人――――“乾巧”だった…。





――――To be contenued

MAGISTER MAGI&MASK’D RIDER 000 EPISODE.21「吸血鬼6」

  HOME  | 書架top  | 

Copyright (C) 2006 投稿図書, All rights reserved.