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第十五幕 『風雲! 図書館島大決戦 その8 ~Knight of CRIMSON~』 投稿者:笹谷蟹 生 投稿日:05/16-12:54 No.526
【―――内面状況。思考、明瞭。身体・精神、共に良好】
すぐさま己のステータスを把握し、戦闘に支障が無いことを確認する。
【―――外面状況。完全体:『マリンデビモン』1体。人間:『ネギ・スプリングフィールド』を拘束中。危険】
【―――備考。完全体:『マリンデビモン』は『X抗体』、又はそれに匹敵する改造を受けている確率80%。】
次に、現在の状況を把握・分析。
「確かに危険な状況だ」と、しかし冷静に思う。
(その程度―――問題ない)
【デュークモン】にとって、それは左程の意味を成さない。
それは決して相手を侮っているからではなく、【この姿】になった以上、必ず“勝たなければならない”からである。
敗北は、絶対に、赦されない。
だから、問題など、無い。
【―――最適行動(コマンド)、選択】
あらゆる行動パターンの予測・シミュレートの結果から、もっとも無駄のないものを選び、決定する。
【―――決定。『速やかなる救出と、敵の殲滅』】
ここまでの所要時間、僅かコンマ1秒。
「――――幼き命に手を上げ、破壊を尽くさんとする愚か者共を………」
準備は、整った。
「このデュークモンは――――絶対に赦さない!!」
あとは、己の―――このデュークモンの力量次第!
『魔法先生と紅蓮の聖竜騎士 ~X-EVOLUTION ANOTHER~』
第十五幕 『風雲! 図書館島大決戦 その8 ~Knight of CRIMSON~』
「………………………!!」
ビリビリと、その言動から気迫が伝わってくる。
マリンデビモンに比べ、2m超しかない小柄にも関わらず、自分より巨大な相手を気迫だけで圧倒する。
戦闘に関してほぼ素人のネギでも、その凄さが判った。
「往くぞッ!!」
疾走開始。
騎士―――デュークモンが動いた。
「ゲァァァァアアアアアアアアアアアア――――――――――――ッ!!!!」
同時にマリンデビモンが、迎撃の為に無数の触手を放つ。
上・下・左・右・斜め右上・下、斜め左上・下。
それは、一種の弾幕だった。
それをデュークモンは、
「甘い!!」
一切速度を落さず、右手の突撃槍【グラム】で、全て叩き落す。
「疾ッ!!」
即座、デュークモンは鋭い突きをみまう。
が、マリンデビモンは紙一重でこれをかわす。
「シュァァァァァアアアアアアアアッ!!」
お返しとばかりに、マリンデビモンは毒の墨を噴射した。
「フンッ!」
デュークモンは左の盾でそれを受け止め、弾く。
驚いたことに、盾にはこびり付きひとつない。
「勢ッ!!」
跳躍。
間合いを詰め、【聖槍】の一撃を、放つ。
シュバッ!!
「!?」
だがその一撃は、外れた。
「……ちっ……小癪な真似を」
いや、外さざるをえなかったのだ。
「う……あ、あ……」
そう、攻撃の際にマリンデビモンは、ネギを盾にしたのだ。
「ゲッゲッゲッ…………甘イ奴メ…………」
それをマリンデビモンは愉快そうに嗤った。
敵に勝つためには、どんな手段も厭わない。それが【深海の悪魔】、マリンデビモン。
「くっ…………ひ、卑怯ですよッ!!」
「ダマレ。人間ゴトキガ「黙るのは貴様だッ!!」―――!!」
再び、デュークモンは跳躍。斬りかかる。
だが、
「無駄ダ。貴様ニ人間ハ傷ツケラレナイ!!」
「うわッ!?」
またもやネギを眼前に突き出すマリンデビモン。
「……!!」
ヒュンッ!!
【聖槍】の軌道は、またも逸らされる。
(まだだ。このタイミングじゃない……)
今のはコンマ2秒早すぎた。もう一呼吸、間を置かなくては。
「ゲッゲッゲッ…………如何シタ、強イノハ威勢ダケカ?」
「―――言っていろ」
もう一度、跳ぶ。
カウント、スタート。
(………1、)
「ゲッゲッゲッ…………馬鹿ナ奴ダ」
(……2、)
三度目、またネギが突き出され――――
(―――ッ! ここだ!!)
突如、デュークモンの身体が、深く沈みこむ。
「ナ゛ッ!?」
―――上段への突撃はフェイク。
勢いを殺さず、全て下方に集中。
一切の手加減無く、ネギに絡み付いている触手上部をめがけ、解き放つ!
「覇ァ―――――――ッ!!」
ズバァッ!!
「ゲァッ!!?」
「わわッ!」
その攻撃は、ネギを捕らえている触手の片方を斬ることに成功。
「勢ッ!!」
ザシュッ!!
続けて、もう一本。
「うわぁぁッ!?」
落下するネギを、デュークモンは空中で見事キャッチ。
「大丈夫か?」
「は、はい………」
ネギはやや呆けたような表情をしていたが、慣れない動きについていけなかっただけであろう。問題はない。
「早く、安全な場所まで逃げろ」
「え……あ、ハイ!」
そう言って、駆け出すネギ。
「サセルカァアァアァアアアァァァッ!!!!」
――――【爆ぜよ千の略奪者(ネックハンキング・サウザンド)】――――――――ッ!!
千本に及ぶ触手の群れが、ネギに目掛けて殺到した。
どうやら、もう一度捕らえて人質にでも使う心算らしい。
―――そうは問屋が卸さない。
「それは此方の台詞だ!!」
デュークモンは疾走。群れの只中に飛び込む。
「【誇り高き破邪の剣(ロイヤルセーバー)】――――――――――ッ!!!!」
斬!
斬! 斬!
斬! 斬! 斬!
斬! 斬! 斬! 斬!
斬斬斬斬斬斬斬斬斬 斬斬斬斬斬斬斬 斬斬斬斬斬斬斬斬斬 斬斬斬斬斬斬斬斬 斬斬
斬斬斬斬斬斬斬斬 斬斬斬斬斬斬斬 斬 斬斬斬斬斬斬斬斬 斬 斬斬斬斬斬斬斬 斬斬
斬斬斬斬斬斬斬 斬斬斬斬斬斬斬 斬斬斬 斬斬斬斬斬斬斬 斬斬 斬斬斬斬斬斬 斬斬
斬斬斬斬斬斬 斬斬斬斬斬斬斬 斬斬斬斬斬 斬斬斬斬斬斬 斬斬斬 斬斬斬斬斬 斬斬
斬斬斬斬 斬斬斬斬斬斬斬 斬斬斬斬斬斬斬斬斬 斬斬斬斬 斬斬斬斬斬 斬斬斬 斬斬
斬斬斬 斬斬斬斬斬斬斬 斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬 斬斬斬 斬斬斬斬斬斬 斬斬 斬斬
斬斬 斬斬斬斬斬斬斬 斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬 斬斬 斬斬斬斬斬斬斬 斬 斬斬
斬 斬斬斬斬斬斬斬 斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬斬 斬 斬斬斬斬斬斬斬斬 斬斬
斬ッッッ!!!!
結果、長大に伸びた閃光の刃が、全てを切り裂くのに10秒もかからなかった。
「ギ……巍巍巍巍巍巍巍巍………………ッ!!!!」
恐怖と怒りで、歯噛みするマリンデビモン。
「――――――覚えておけ………」
紅のマントが、宙で翻る。
「このデュークモンに――――敗北はない!!」
「ホザケェェヱェェェヱヱェェェヱェッ!!!」
ブシャァァァァアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!
哀れ、優位が逆転したことで、冷静な判断すら出来なくなったのか、
マリンデビモンは自棄糞気味に、毒墨を噴射する。
だが、それが最期の足掻きとなった。
「遲い!!」
もはや防御する必要も無い。デュークモンはヒラリと身を翻し、呆気無く毒墨をかわす。
「だぁッ!!」
そのまま加速し、顔面を左手の聖盾で殴りつける。
「ウゲぁッ!?!?」
怯んだ隙に、目にも止まらぬ速さで駆け抜け、マリンデビモンの背後を―――――――殺った!!
「これまでだ」
【聖盾】―――【イージス】をその背に押し当てる。
「!!!!」
マリンデビモンは気がついたようだが、もう遅い。
【イージス】の表面に光が奔り、魔法陣を形成する。
射程は零距離。回避はおろか、防御も不可能。
「悪に染まりし魂を―――」
それは、この聖騎士だけが使える、絶対勝利の『言霊』。
「―――聖なる光が焼き尽くすッ!!」
即ち、死刑判決!!
その名も――――
―――――――――――――【FINAL ELYSIUM】―――――――――――――――
「【終極の断罪光(ファイナル・エリシオン)】――――――――ッ!!!!!!!!」
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!
「あぎゃァアアアァアアアァアァ■■■■■■■■■■■■■■■■――――――!?!?!?!?!?」
―――――慈悲無き閃光が、全てを光に還した。
「―――――――――――――ふう……………」
デュークモンはそう嘆息した。
「この程度の相手に手こずるとは……情けない」
だが、何はともあれ無事解決。
もう【進化】を解いても良いだろう。
スッ……
デュークモンが眼を閉じると同時に、その身体を光の球が包み込み、
パリィィ………ィィン
儚い音を立てて、割れた。
そして、そこに現れたのは“グレン・MD・サマーフィールド”の姿だった。
「ふう………」
グレンは左手の甲を見つめながら、また溜め息を吐いた。
手の甲には、赤い三角形が並んだ―――【KETHER(ケティル)】と呼ばれる刻印がある。
その真ん中で、淡い光が二つ、明滅を繰り返してしている。
(あと『2回』、か………『補給』をしておくべきだったな……)
「グ、グレン……先生…………?」
恐る恐る、といった風な声が、横から聞こえた。
というか、いるのは判っていたから驚きも何もしない。
「やあ、ネギ君。無事で何よりだ「グレン先生! さっきのは一体何だったんですか!?」…………」
普通に返事をしようと思って口を開いたのだが、見事に出鼻を挫かれてしまった。
(まあ、普通はそう訊くよな)
「え~~っと、さっきの【烏賊】や【大蛇】みたいなものは“デジモン”といってだな……
「そうじゃなくて! グレン先生がこう『ピカ―――ッ!』って光ったと思ったら
『騎士』みたいな姿に【変身】してこう『ズババ―――ッ』とか『ドビャ―――ッ』とか」
……兎に角落ち着け、ネギ君」
「あ、ハイ。スミマセン」
「…………」
…………うわ。ネギったら目がキラキラしてるよ。やっぱり変身ヒーローはどこの国でも憧れの的なのか?
グレンは弱った。迂闊にも、少年の好奇心を刺激しすぎてしまったようだ。
グレンは溜め息一つの後、こう切り出した。
「………質問は一つずつ頼む。俺が答えられる範囲でなら答えよう」
「あ、ハイ……じゃあ、グレン先生は【魔法使い】か何かですか?」
「その質問の答えは『NO』だな。俺はただのしがない【騎士】だ」
「【騎士】?」
ネギは首を傾げた。
そんな職業あったかな―――? といったニュアンスだ。
「ああ、すまない。少し勿体つけすぎたな。
正確には、俺はこの【世界】の人間じゃない―――いや、【人間】でもないな」
「???」
「俺は、“デジモン”なんだ」
グレンは詳細を語り始めた。
「え……つまり、あの【変身】したのが本当の姿で、悪い奴を追って、
違う【世界】から僕たちの【世界】にやってきた……そういうことですか?」
「ああ、そんな感じで合っている。あとあれは【変身】じゃなくて【進化】と言うんだよ」
まあ、知らない者から見れば、そう見えてしまうのも無理はない。
通常、進化というものは生物が種族全体で、長い年月をかけて変化することを指すのだ。
さらにグレンの場合、デジモン本来の【進化】ともまた違ったものなのだが―――それは割愛することにした。
「まあ、俺が話せるのはここまでだ………理解してもらったかな?」
「あ、ハイ。どうもありがとうございました」
きちんとお辞儀するネギ。実に礼儀正しい。
「………さて、ここを早く出てしまわないとな」
「あ! で、でも、出口がありませんよ!?」
唯一の非常口は、先の“デジモン”の所為で入り口が塞がった為、使えない。
「はうう! もうこんな時間!?」
ネギは腕時計を見て慌てた。
(……仕方ない、『喚ぶ』か?)
グレンはケータイを取り出すと、
ピ、ピ、ポ。
何やら番号を打ち込み始めた。
「どどどどうしよう!? それにアスナさん達が無事に着いたかどうかも……ああ! 魔法さえ使えたら!」
ピ、ポ、パ。
「って、何してるんですか? グレン先生」
「ん? ああ、これ?」
パ、ポ、ピ。
その質問に、グレンは悪戯っぽい笑顔を浮かべて、一言。
「裏技、さ♪」
「???」
そう言うとグレンは、
「【召喚(コール)。『鎧鎗騎(グラニ)』】」
ピッ
通話ボタンを、押した。
一方その頃。
チ―――――――ン♪
やたら調子のいい音が、鳴った。エレベーターが着いた音である。
「わっ まぶしっ」
地上に着いたそれから現れたのは、明日菜達バカレンジャーだった。
「やっと出れたです……」「もうへとへと~~~」「ホントやわ~~~」
と言うのは、夕映・まき絵・木乃香の、気絶していた3人。
「いや~~~でも結構楽しかったアルね」
「ってどこがよくーふぇ!! もう少しで死ぬとこだったのよ!?」
「まあまあ無事に帰れたのでござるから、良かったではないでござるか」
と、これは古菲・明日菜・楓の3人。
「でも………ネギ君たち大丈夫かな~~?」
「大丈夫でしょ。グレン先生もいるし、任せろって言ったのは向こうだし」
何てことなく言うが、実は明日菜が一番それを気にしていたりする。
(大丈夫……よね、ネギ……)
「まあ、待つしかないでござるよ。案外、ひょっこりと帰ってくるかもしれないでござる」
「アハハ! あり得るネ、それ 」
冗談半分で笑った、まさにその時だった。
ギギィィィィ…………
立て付けの悪い音を立て、入り口の扉が開く。
「「「「「「!!!!!」」」」」」
思わず身構える、バカレンジャー達。
そして――――
「―――あれ? どうした? みんな」
場の空気を、間の抜けた声が粉砕した。
「「「「「「ホントに来た―――――――――――――――――――――――ッ!?!?!?」」」」」」
その時、全員の声が唱和した。
「……………妙に傷つくな、その言葉は」
グレンが、ぬう……と顔をしかめた。
「ああ! いや、そういうことじゃなくって!」
「冗談半分だったでござるが……よもや本当にひょっこり帰ってくるとは思ってなかったでござる」
「……あれ? そういえばネギ君が真っ白になってるけど、どうしたんですか?」
見ると、グレンの後ろで放心状態になったネギが。
「………ごめんなさいごめんなさいごめんなさい急加速はやめてくださいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいジャックナイフターンもやめてくださいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…………」
……何やら頭を抱えて何かに必死に誤っているが…………何があった?
「いや~~~『加速』に耐えられなかったというか、何というか……………」
むにゃむにゃと言葉を濁すグレン。
……言えない。
真逆、久々に喚び出した【相棒】が、
羽目を外していきなり【マッハの世界】にご招待してくれちゃった、なんて言えるわけが無い。
……ええ、断じて。
(……次からは扱いに気をつけなくてはいかんな……)
……っていうか、これでネギがスピード恐怖症とかになったらどうしよう。
杖に乗れなくなったら、話進まねーやん。
「――――まぁ、それはさて置き。君たち、今がどういう状況かわかってるかね?」
「ええと……日曜の夕方ですね」
「ええ!? もうそんな時間なの!?」
「まずいよ~~~!」
驚愕におののくバカレンジャー達。
「うむ、この状況は非常に宜しくない。よって、寮に戻ったら、至急に勉強会をやろうかと思う。
勿論、俺もできるだけ協力するが、どうかな?」
―――その質問に、否、と答える者は居なかった。
余談であるがその勉強会は、もの凄く熾烈を極めたものになったとか、ならなかったとか。
………どうでもいいか。
そして、あっという間に成績発表へ。
その結果は――――玉砕でした。
「なんてこった……ブービーが69.5点……僅かに届かず、か………
矢張り一夜漬けでは無理があったか…………ん?」
ふとグレンは、視界の隅にネギの姿を認めた。
力なく扉を開け……駆け出していく。
その後姿は、見ていて耐え難いものがあった。
(今回の件は俺の落ち度でもあるしな………学園長にかけあってみるか)
そう思って、足を学園長室に向けようとしたときだった。
「おお、グレン君。丁度いいところに」
バッタリと廊下で学園長に出会った。
「学園長? お体は大丈夫ですか……って、それは?」
「おお、これかの? 実は遅刻した8人分の採点をワシがやっとってのぅ。
うっかり2-A全体と合計するのを忘れてしまったのじゃよ」
「ええッ!? ちょっといいですか!?」
学園長が「ああ、構わんよ」と言うより早く、手にしていた点数表を奪い取り、凝視する。
「え~と、綾瀬 夕映 63、神楽坂 明日菜 71、(中略)長瀬 楓 63、宮崎 のどか 95………」
表を持つグレンの顔色が変わり、その手がワナワナと震えた。
「え、ええと……これを2-A全体と足して計算すると…………ッ!!?」
「いや~~~今回の2-Aは………――――――――――」
グレンの耳には、もう学園長の話し声も何も聞こえない。
(こッ……この点数はッ!!)
一刻も早くネギにこのことを伝えねば。
「いやいや、今回は大変じゃったし、万が一最下位でも大目に見ようと思っとったんじゃが……
なかなかどうしてやるもんじゃのう」
――――が、その前に一つだけ言いたいことができた。
「学園長…………一ついいですか………?」
「ん? 何じゃグレン君。そんな怖い顔をして」
「――――――――――そういうことは早めに言わんかあああああああああああああああああ!!!」
と、いうわけで。
無事に課題をクリアしたネギは、見事に正式な教員になれましたとさ。
めでたし。めでたし。
あ、そうそう。
これまた余談だが、学園長は2-Aの皆に平謝りしてどうにかグレンの鉄拳を免れたそうな。
チャンチャン♪
………これにて、『風雲! 図書館島大決戦』編は終結。
だが、この事件はほんの始まりにすぎなかったのです。
果たしてこの先、ネギとグレン達を待ち受ける試練とは!?
そして【メルキセデクの書】を奪った、黒フードの男の目的とは!?
物語は、まだまだ、
つづく。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
次回予告
………ええと、それでは次回の予告を…………ん?
(ドルンドルン……キキ―――ッ ドンッ!)
………ゲフッ!?
「オッス! オレ様の名は【アッシュ】だ。おまえ等、覚えてるか?
―――何? 知らねェだと!? 知らねェっていう奴ぁ今覚えろゴラァッ!!(怒)
次の話はオレが主役のショートストーリーだ。【番外編】とかの位置になるが、
あえてそのタイトルは使わねェとか筆者が言ってるがな。
……おっと、肝心のタイトルを忘れるとこだったぜ。
次回、
『魔法先生と紅蓮の聖竜騎士 ~X-EVOLUTION ANOTHER~』
第十六幕 『魔王とドロン』
…………ネタがバレバレじゃねェか。だから最近客が来ねェんだよッ!! このボケ筆者!
ま、バカだし、それも仕方ねェか。それじゃ―――あばよッ!!」
(ドルンドルン………ブロロロロロ…………)
………お、おにょれアヤツはぁ~~~………ガクリ……………
作者は全治一ヶ月の怪我を負った(笑)
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