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大魔導士は眠らない 12話 原宿での密会(×ダイの大冒険、オリ有り) 投稿者:ユピテル 投稿日:04/08-04:48 No.78




一人の青年と少女は手を繋ぎながら原宿の街頭を歩いていた。彼らの背後に蠢く怪しき影。

影はただ見つめていた、光り輝く彼らの姿を。少女は青年に笑顔を贈り、青年は少女に温もりを与える。

影はただ見つめていた、来るべき時に備えて。その手は微かに震えていた。












大魔導士は眠らない 12話 原宿での密会












「う~~エヴァちゃん羨ましい~」


まき絵は思わずハンカチを歯で引っ張りたい衝動に陥るが何とか抑えることに成功する。亜子は彼らの様子を凝視する、その瞳は微かに潤んでいるのは気のせいだろうか。


「でも……エヴァさん嬉しそうだね」


アキラの発言に皆、同じ想いだった。彼女のあれほど喜ぶ姿など今まで一度も見たことはない。

しかしエヴァを抜きにしても女性があんなに嬉しそうに笑う姿を彼女たちは見たことがなかった。


「やっぱり……付き合ってるんやろか」

「そうとは決まってないと思うよ~」


亜子は曇った表情を浮かべ、裕奈は亜子の発言を否定する。


「ほら、ポップさんってエヴァちゃんの家で居候しているっていうし、二人で買い物も可笑しくはないんじゃない?」

「でもわざわざただの買い物で原宿まで来る?」


まき絵の発言に裕奈は呻く。確かに買い物をするのだったらそれこそ学園都市にある生協にでも行けば事足りる。


「もしかしたら私たちと同じように修学旅行の買い物に来たんじゃないかな?」


アキラの発言に皆一斉に彼女を指差す。


「「「それだ!!」」」


ノリのいい友人にアキラは苦笑する。


「あっ、動き出したよ!」


まき絵の声に再び彼女たちは彼らの後を尾行していった、やはり気になるらしい。









「おっ、エヴァこの服なんてどうだ……」


ポップはエヴァに似合いそうな服を持ってくる。エヴァの脇には何着か置かれていることからどうやら何度も着せ替え人形と化しているようである。


「ふん……まぁ悪くはないな」


口は悪いが表情は満更でもなさそうである。エヴァのその反応にポップは満足げに頷く。


「よし! ……すみませんこれ一組ください」

「一組だと!?」


ポップの思わぬ単語にエヴァの眉毛が跳ね上がる。顔が徐々に赤らんでいくエヴァをポップは不思議そうに見つめる。


「ありがとうございます、ペアルックですね?」

「こら貴様! 何故そんなものを買う!!」

「そりゃ一緒に着るためじゃないのか?」


ポップの発言にエヴァの耳から湯気が上がる。


(何を赤くなってるんだ? エヴァと茶々丸が同じ服だとそんなに恥ずかしいのか?)


ポップはエヴァが急に黙ったことに首を傾げたがこれ幸いといそいそとお札を出した。






「ちょっと!ペアルックだよ!?」

「やっぱりポップさん、エヴァちゃんと……」


ポップの思わぬ買い物に皆に動揺が走る特に亜子はズンと落ち込んでしまい、そんな彼女にアキラは肩に手を置く。


「まだ、そうと決まったわけじゃない」

「で、でも……」

「そうそう、もしかしたらエヴァちゃんの他に誰か贈るのかもしれないし」


裕奈の発言に少しだけ亜子の顔色が良くなる。


「そ、そうやな……もう一着を他の子に贈るのも考えられるもんな、うん」


勝手に頬を染め自己完結する亜子に周囲はやれやれと溜息をつく。






「ん~~」

「ポップ、いいのはあったか?」

「ちょっと待ってくれ」


ポップはアクセサリーを眺めていた。エヴァは何故かそわそわとポップを見つめていた。何故なら「これがいいかな~」とか「こっちのほうが似合うかな」などと独り言をブツブツと呟いているのだ、どう考えても自分に買うように思えない。エヴァは自然とポップを見つめるわけだ。


「よし!すみませんがこれとこれ、あとそれとそれをお願いします」

「毎度ありがとうございます、その商品は……」


ポップはカードを渡しサインした後、商品を受け取った。彼の買ったものはルビー、サファイア、オパール、エメラルド、アメジストの宝石をドロップ状に加工したネックレスである。


「おい、ポップ!」

「何だ?」

「何故お前にそれほどの金がある」


キャッシュカードで一括で払ったことにエヴァは驚きを隠せない。ポップが買ったネックレスは一品だけでも軽くサラリーマン一年分の給料は優にあるのだ。それを五つ、しかも一括なら例えエヴァでなくても驚くだろう。


「あぁ……それはな」


ポップは楽しそうに語る。何故ポップがそれほどの金があるかというと実は以前学園長にある物を売ったのだ。それは一欠片のオリハルコン。これを説明した瞬間、近右衛門は腰が抜けたというからそれがどれほどのものか想像できよう。

すでに地上で失われ幾年の歳月が過ぎたのか……彼らの世界でオリハルコンはすでに存在していない。つまりポップのもつそれが地上唯一のオリハルコンなのだ。ポップそれを学園長に売ったわけだ。

その価値は計り知れず、とても値段をつけられるものではない。そこで学園長は自分の金庫から好きなだけ引き出せるようにしたのだ。

そのオリハルコンは悪用されないかという懸念だが問題はまず起こらないだろう。まず売った相手が近右衛門、一応信頼に値する人物だ。更に例えオリハルコンが他の者、魔の手に渡ったとしよう。しかしそれだけではどうしようもないのだ。

それを何かしらに加工する技術など当の昔に失われている。さらに加工するにはロン・ベルク級の鍛冶師が必要だ、まず、問題はないだろう。というわけでポップはこの世界で金に困ることはないのだ。






影で見守る(尾行する)四人の瞳は大きく見開かれていた。入った店にも驚いていたがそれよりもポップが買った品のほうが遙かに驚きである。


「ちょっと!今の見た!!あの値段を全部一括払い!?!?」


裕奈はかなり動揺していた。他の三人も同様である。


「ポップさん……実はお金持ちなんだ」


アキラも驚いたようだ。亜子は目を点にしている。


「えっと……全部足すと…………えぇっ!?!?!?」


何とか計算し終わったのかまき絵は目をパチクリさせる。とても中学生にはお目にかかれない金額にまき絵は目を回しそうだ。


「ポップさん……実は貴族かなんかとちゃうのかな?」

「「「それだ!!!」」」


ポップは知らない……この情報が瞬く間に広がり更なる災厄を呼び起こすことになろうとは…………









「そろそろ一息つこうか」

「そうだな」


ポップとエヴァは手頃なカフェで暫しの休息をとることにした。二人が店に入ったことを確認すると四人も気づかれないように店へと足を踏み入れた。


「いらっしゃいませ、お客様は何名で」

「四人です」

「ではこちらへ…………」


ウェイトレスに案内され席に座る。ちょうどそこからポップたちの姿が見えたのだが……


「ちょっと、あれってネギ君とこのか!?」


四人の視線の先には仲良くパフェを食べていたネギとこのかの姿が目に入った。どうやらポップも気づいたようで彼らの席へと向かう。

あちらもポップたちに気づいたのか驚いた顔をしている。何やら話し込んだ後、ポップとエヴァは同席することになったようだ。


「ちょっと、ポップさんとエヴァちゃんも問題だけど、ネギ君とこのかは一体何なのよ!?」


今までもあっぷあっぷだったのが更なる展開を向かえ頭がパンクしそうな裕奈。まき絵などすでにパンクしている。


「ねぇアキラ……あれってもしかして…………」

「そう見えるよね……」


亜子とアキラはひそひそと会話する。


「どうしたの?」


裕奈もひそひそと会話に入る。アキラは無言で横を指差す。するとそこには……


「派手!?」


目が痛くなるような衣装に身を包んだ三人の少女の姿があった。


「確かに目が痛くなるけど、それがどうかしたの?」


何とか復活を果たしたまき絵も会話に参加する。


「衣装じゃなくて顔を見てや」


亜子の声に裕奈とまき絵は改めて見てみる。するとどうも見覚えのある顔だということに気がついた。


「もしかして桜子達!?」

「……やっぱりそう見えるやろ?」


二人は頷く。化粧がかなり厚いが顔の形から推測すると彼女たちによく似ている。極めつけは自分たちと同じように彼らの動向を見つめている点だ。


「ちょっとあたし電話してみる」


裕奈は携帯で桜子の番号を押す。すると……


~~~♪~~~♪~~~♪


案の定隣から着メロが流れる。かなり驚いていたが……桜子は仕方なく小声で携帯に出る。


「もしもし、裕奈どうしたの?ちょっと今手が離せないんだ、また後で……」

「分かってるって、ちょっと横見て、横」

「横?横って……あっ!?」


桜子が驚いた顔でこちらを見つめる。どうやら気がついたようだ。桜子は二人を横を見るように指示し、美砂と円も彼女たちの存在に気がついた。


「なんで裕奈たちがここに?」

「あたし達はポップさんたちを追って!桜子達は?」

「あたし達はネギ君たちだよ」


桜子の携帯から円の声が聞こえる。確かに見ればわかる。


「そうだったのか……じゃあ俺たちも何か探さないとな」

「じゃあ一緒に見て回りましょうよ、ポップさん」

「ウチもかまわへんで」


七人が一斉に振り向く。どうやら一緒に何やら見て回るようである。


「もしかしてこれが噂のダブルデート!?」

「初めて見るよ!!」

「あわわわわ」


ひそひそと携帯を通して話し出す。


「じゃあそろそろ出るか」

「そうだな」


四人は席を立つと店から出て行った。裕奈達はコードネーム蛇さんの如く壁に張り付いたり、ダンボールの中に隠れたりした……というかダンボール?

ポップたちはドアから出たのを確認すると皆視線を合わせる。


「「「「「「「私たちも行こう!!!」」」」」」」


彼女たちの思いは一つとなった。









「これどうですか?」

「イマイチちゃうかな~」

「これなんかどうだ」

「もう少しマシなのはないのか」


四人はああでもないこうでもないと色々な店を見て回る。なかなかお目当ての物が手に入らない様子だがこのかとエヴァが特に楽しそうにしている。


「これは決定なのか!?」

「そんなネギ君クビになってもうやんか!?」

「ポップさんもマズイよ!」


七人でぎゃーぎゃー言い合う。周りから不思議な視線を向けられるが気にしている場合ではない。


「じゃあ無難でこれでいいか?」

「そうやな、これでええんちゃう?」

「ふん、私はどれでもいい」

「じゃあこれにしましょう!」


何やらレジで精算している。


「何買ったんだろ?」

「見た感じじゃ何か分からないね?」


一体何を買ったのか再び論議しあう。何故か遠くからいつもポップが着ているような服に身を固めた人が近づいてくるのだろう。


「「ふぅ」」


エヴァとネギの声から溜息が同時に上がる。


「「ネギ君(エヴァ)疲れたん(のか)?」」


こちらもぴったりと声がハモる。思わずこのかとポップは顔を見合わせ笑う。


「じゃあちょっと静かなところを探して休まへん?」

「そのほうがよさそうだな」


こうして四人は人気のないところに向けて歩き出した。






「静かなところ!? 拙いんじゃない!?」

「いいんちょ~早く来て~」

「いいんちょに連絡したの!?」

「あとアスナも来るって」


がやがやと言い合う彼女たちの背に忍び寄る青い影。彼女たちはその影を発見すると一斉に頷いた。


「君たち……ちょっとそこまで…………」


青い服の男が言い終わる前に……


「「「「「「「一、二、散!!」」」」」」」


一瞬にしてばらける七人の女子に呆然とする警官…………あんたら忍者か









彼女たちは物陰に隠れてことの成り行きを見守っていた。何故なら……


(((((((膝枕!!!)))))))


彼女たちの血走った視線の先には眠ってしまったエヴァとネギを膝に乗せるポップとこのかの姿があった。


「く~このか羨ましい! 少年を膝枕するロマンをもう体験するとは!!」


美砂は悔しそうに見つめていた。


「「いい(ええ)な~~~」」


まき絵と亜子から溜息が漏れる。彼女たちの瞳には幸せそうに眠るエヴァの姿が眩しく映っていた。


((換わって欲しい))


アキラと裕奈の思考がシンクロする。






「ふふふ可愛いな~ネギ君」


このかはネギの頬を押す。ぷにぷにとした弾力が堪らないようだ。


「そうだな……」


ポップの暖かい眼差しをネギへと向ける。その姿に昔の親友の姿がダブる。


「んっ」


エヴァが小さく呻き声をあげる。その手にはポップの裾を握っている。その様子にこのかが笑う。


「エヴァちゃん、ポップさんに構って欲しいんちゃう?」

「そうかな」


ポップは視線を膝の上で眠るエヴァを見つめる。その寝顔は安らぎに満ちていた。ポップは目を細めなエヴァの頭を静かに撫でた。エヴァの裾を握る力が少し強まった気がした。


「そうや、カード」


ぽんと手を叩くとこのかはネギを仰向けにした。


「カード?何のことだ?」

「ポップさんは知らへんな、何でもネギ君とキスするとカードが手に入るんやて」






「このか、ネギ君にキスしちゃうの!?」

「っていうかカードって何よ」


当然の疑問を抱く七人。


「そうか……まぁいいんじゃないか?」

「「「「「「「いいの!?」」」」」」」


あっさり問題発言をかますポップに驚いているとこのかは彼の発言に笑顔で頷く。


「というわけでネギ君~♪」


顔を近づけるこのかに……


「「「「「「「ちょっと待った~~」」」」」」」


堪らず物陰から、そして駆けつけてきたいいんちょの声が響き渡る。


「あれ……みんな何でいるん?」


思わずこのかは首を傾げる。


(本当だな、何故こんなにぞろぞろとついてきたかな……)


ポップはどうやら最初から気づいていたらしい。


「そんなことはどうだっていいですわ!ネギ先生に膝枕……私がしたいですわ!」


あやかが吼える。彼女のバックには虎が咆哮したとかしないとか。


「こ、このか……あんたホントにネギと……?」


アスナも動揺した面持ちでネギとこのかを見つめる。このかもアスナが来たことに驚く。


「あちゃ~もしかしてバレてたんか?」


ネギも周りの騒がしさに目を覚ます。


「アスナさん!?どうしてここに……」

「どうやらバレてたみたいや……」


二人は困ったように顔を赤く染める。


「バレてたってやっぱり…………」


アスナは困惑した面持ちで二人を見つめていた。二人はバレてしまったから今から渡すことにした。


「「アスナ(さん)誕生日おめでとう(ございます)!!」」

「「「「「「「「「…………へっ?」」」」」」」」」


皆の表情が固まる。その様子をポップは楽しそうに見つめる。


「本当は明日に渡したかったんやけどな……これアスナがお気に入りの曲のオルゴールや」

「今日はこれを探しに買い物に行っていたんですよ~」


ネギとこのかのネタばらしに周囲は唖然としていた。


「……そういえばそうでしたわね」


ポツリとあやかが呟く。すっかり忘れていたようだ。


「アスナ……」


呼び声に振り向くと……


「ポップ!? それにエヴァちゃん!?」


驚いた面持ちで二人を見つめる。ネギたちの仲が気になって視界に入らなかったようだ。


「ほれっ」


ポップが差し出す手の上に綺麗にラッピングされた箱が……


「アスナの誕生日が明日だなんて知らなかったからな……一応四人で選んだ目覚まし時計だ。壊して困ってるって聞いたからな」


アスナの手に二つの箱が握られる。桜子たちもいそいそとプレゼントの山をアスナに贈る。


「やばっ!あたし達何も買ってないよ!?」


裕奈が頭を掻く。


「しゃ~ないやろ、すっかり忘れてもうたんから」

「修学旅行が終わったらみんなで買いに行こう」

「そうだね~」


アキラの提案にまき絵が同意する。


「じゃあこのままカラオケ行ってアスナの誕生会やろ~よ」

「「「「「「「「賛成~~!!」」」」」」」」


そのまま済し崩しにそのままカラオケに向かうこととなった。ついでにエヴァがなかなか起きなかったためポップが背負い、原宿の町を歩いたらその光景が雑誌に載ったことは余談である。誕生会も無事に終わり寮に帰宅した彼女たちはふと思った。


(((((((ネギ君とこのかはアスナのプレゼントを買いに原宿へ…………じゃあポップさんたちは??)))))))









「あ、ありがとうございます」

「気にするなって、メンテで行けなくて残念だったな……まぁ土産ってところだ」


屈託なく笑い頭を撫でるポップに茶々丸はフリーズを起こしてしまった。彼女の首にはエメラルドのネックレスがポップの手によって架けられていた。


「チャチャゼロは首に何回も巻かないといけないけど勘弁な?」

「人形ニ贈ルナンテ変ワッテンナ、オマエ」


小さな人形であるチャチャゼロの胸元には何重に巻かれているトパーズのネックレスが小さく光を放っていた。本人も言葉のわりには結構気に入っているようである。

いつもなら嫉妬の炎に身を纏いポップに制裁を加えるメイランは何故か家にいなかった。メイランはポップから贈られたルビーのネックレスに狂喜乱舞して天にも昇る気持ち、というか本当に天に昇って行ってしまった。彼女曰く、空の中心で愛を叫びに行くらしい。

デュランの首元にはサファイアの宝石が蒼い輝きを放っていた。彼は床にクールに横になっているがしっぽが物凄い勢いで振られているためもろバレである。

そして一番重症は誰かと言うと…………


「ふふふふふふ」


緩みまくった表情で宝石を玩ぶエヴァであろう。さっきからずっとアメジストの宝石を撫でてはにやけているのである。エヴァのその締まらない顔つきにポップも少々引き気味だ。


「おい、夕食はどうする?」

「ふふふふふふふふ」

「……………」

「駄目だこりゃ」

「ソウダナ」


顔に手を当てポップは深く溜息をつき、チャチャゼロはケラケラと笑う。


(今度から気をつけないとな)


黄昏れた面持ちでポップは窓の外を眺めた、すると……


「おっ流れ星か」


漆黒の夜に流れる一筋の光にポップは早口で願い事を呟くのであった。


「エヴァたちが正気に戻りますように! エヴァたちが正気に戻りますように!! エヴァたちが戻りますように!!!」


ポップが言い終わると同時に流れ星は夜の闇へと溶けていった。そしてその願いは明日まで効果が発揮されることはなかったという。















―――――――――――宝石は素人にはオススメできない





大魔導士は眠らない 大魔導士は眠らない 13話 京の都へ

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