第二十話『さくらのハチャメチャ番外編』



○月×日、今日は雪広家(委員長の実家)でなんとなくパーティーが行われた。

「委員長さんの家は凄いね知世ちゃん」
「はい」
「ここに集まっていますのは麻帆良学園の関係者・・・つまり魔法先生ネギま!に出てき
ますキャラクター達がここにいる見たいですわ」
「知世ちゃん・・・そんな危険なネタはちょっと・・・」
「ああ・・・後敵キャラクターは出てこないみたいですわ♪」

知世の言うとおり先ずはネギま!に出てくるキャラクター達(敵は抜く)が雪広家のパーティー上に集まっている。

「・・・でなんでワイがここにおんねん!」
「それは小太郎君が敵とはみなされなかっただけみたいですわ」

『魔術×魔法』本編では今敵のはずの小太郎までいる始末、この小説の作者は一体何を考
えているのやら。

「桜、そういえば今日はお前達の世界の住人もやってくるらしいな」
「うん小狼君も来るしお父さんもお兄ちゃんも私が知っている人全員来るみたいだよ」

エヴァの問いに答える桜、するとちょうどさくら友達である佐々木利佳・柳沢奈緒子・三
原千春・山崎貴史と前世クロウリードである柊沢エリオルとルビー・ムーン事秋月奈久留
スピネル・サン事通称スッピーそれに観月歌帆等などどうでも良いサブキャラ達がパーテ
ィー会場内に現れた。

「「「「桜ちゃん久しぶりー!」」」」
「久しぶりですねさくらさん」
「久しぶり利佳ちゃん奈緒子ちゃん千春ちゃん山崎君にエリオル君に奈久留さんにスピネルさんに観月先生にそれから・・・・」
「桜長くなるから全員の名前呼ばなくて良いだろう」

律儀に全員の名前を呼ぼうとする桜にエヴァは止める。
すると山崎がいきなり出てきていつもの事を話しだした。

「パーティーって言うのわ、昔国同士の戦争の時戦争をする前夜敵同士で杯を交わしあっ
たり食べ物を一緒に食事したものがそもそもの元なんだよ」
「そうなの?」
「さくらちゃん・・・うそようそ・・・」

いつもどおり山崎のウソに騙される桜は千春にツッコまれる。
ウソだと聞いた桜はウソだと思い始めたが、続いてエリオルが山崎に助け舟をだした。

「よく知っておりますね、昔の人は人情に厚くて戦争の殺し合いをする前に死ぬかもしれ
ない相手に戦争前最後の日くらいは良き日にするようにと戦争前の日に敵味方わけへだて
なく一緒に食事するようになったんですよ」

エリオルの話しにうそだと思っていた人物全員が本当のことだと思い始める。
だがそれでも年の功であるエヴァはだまされなかった。

「桜そんなもんウソに決まっている・・・」
「あの時は私もこっそりパーティーに参加させてもらってましたからね」
「お前までなぜここに!?」

フードをかぶった謎の人物まで出てきて山崎に加担する。

「それはもうパーティーの後は悲惨でしたよ、さっきまで杯を交し合っていた人同士が殺
し合いをしてましたからね・・・」
「お前までこのウソに加担するの・・・「おや・・・吸血鬼の真祖とあろう者がこんな事を
知らないのですか・・?」」
「・・・が・・・ぐ・・・知っているに決まっているだろう!」

エヴァまでこのウソに取り込んでしまった三人組、するとこの三人は手を取り合った。
(注意:これは本当に私の考えたウソです・・・)

「あなたとは気が合いそうですね」
「是非お名前を聞かせてください」
「私の名は・・・そうですね、クウネル・サンダースと今は及びください」
「良い名前ですね、僕の名前は柊沢エリオルと申します」
「そして僕の名前は山崎貴史・・・これからよろしくお願いします」

そして自己紹介をしあう三人、その周りには何か嫌なオーラを漂わせてスッピー・奈久留・
歌帆を連れて会場の奥のほうへ離れていった。
その後エヴァはこちら側をでかいTVカメラで撮っているサングラスをかけた黒服の女
集団とそれに指示を与えている女性に気づいた。

「あんなクソ共をほって置いて桜、さっきからTV局で使っているようなでかいカメラで
さっきからこっちを撮っている集団はなんだ?」
「あ・・・あの人達は・・・」
「私のお母様とSPさんたちですわ♪」
「なるほどな・・・」

妙に説得力のある知世の言葉にエヴァは一瞬で納得した。
すると向こうも向こうでSP達への指示が終わったのか知世の母である大道寺園美はこち
ら側へ走ってきた。

「桜ちゃ〜ん!・・・」
「お久しぶりです」
「お久しぶりですわお母様」

久しぶりの親子の対面、だが園美は桜の方に近寄り抱き付いた。

「知世ばかりズルイ桜ちゃんと一緒に暮らしているなんて」
「・・・ってそこ!・・・私じゃなくて桜ちゃんを撮るのよ!」

SPが桜ではなく自分を撮っていたことに気づき園美はSPに注意する。
今さら言うのもなんだが園美も知世と同じ位桜がすきなのである。

「本当にお前は母親似だな知世・・・」
「そうですね・・・でも桜ちゃんもお母様が言うには桜ちゃんのお母様なでしこさんと似
ているとの事ですわ」
「あってみたいものだなそのなでしことやらに(もう会えんが)」
「あら・・・知世のお友達?」

桜に抱きつき終わった園美はやっとの事でエヴァに気づいた。
桜以外まったく眼中になかった様だ。

「はい、麻帆良学園同じクラスのエヴァンジェリン・A・K・マクダウェルちゃんと絡繰茶々
丸さんですわ」(←居たのか茶々丸・・・)

今まで何も喋らなくて作者からも存在を忘れ去られていた茶々丸はぺこりとお辞儀してエヴァはスルーする。
すると桜の友達である千春達が桜に話しかけてきた。

「エヴァンジェリンちゃんって外国人?」
「お人形さんみたいだね」

そしてエヴァに触りまくる二人、するとエヴァはうっとうしくなり茶々丸と共に桜達から
離れていった。

「あ〜うっとうしい行くぞ茶々丸」
「ハイマスター」
「あ・・・行っちゃった・・・」

そして今この場に取り残された桜達と友達三人衆それに寺田先生・・・すると千春が

「桜ちゃん他の友達とかも紹介して」

・・・と言い桜達は会場を回りに行った。(後ろからSPに撮影指導しながら着いて来ている園美は無視する)

「本当に広いねこの会場」
「室内でもこれだけ広いとすぐ迷子になっちゃうよ」

本当に無駄に広いこの会場、大体東京ドームのマウンドと同じ位広い。
そして会場内を歩く桜達、すると桜は一番最初に運動部四人組まき絵・アキラ・裕奈・亜
子を紹介した。(双方の紹介を省く)

「まき絵さんって雰囲気何処となく桜ちゃんに似てるね」
「えっ・・・そうかな?」

作者自身もそうおもっている事を話す千春、桜も桜でまき絵とはかなり気が合い麻帆良学
園ではエヴァと茶々丸の次によく話す人物である。
そして他にネタもないので次の紹介へと移る桜、すると次は図書館探検部の三人を紹介し
た。(やっぱり双方の紹介を省く)

「ねえねえ、利佳ちゃんって言ったっけ・・・後ろの寺田先生とは何処まで行ったの?」
「え・・・えっと・・・(///)」

いきなりのハルナの質問に顔が赤くなる利佳と同じく顔を赤くしながらそっぽを向く寺田
先生、するとハルナが園雰囲気に気づいた。

「うんうん・・・青春だね〜お姉さんラブ臭を感じてしまうわ(実際は犯罪だけど)」
「ラブ臭ってなんですかハルナ!」
「(私もネギ先生とこんな風になるかな・・・)」

ハルナはラブ臭を感じ夕映はそれにツッコミを入れ、のどかは自分の世界へと旅だってしまう。
そして続けて人の恋話が好きなハルナは千春と奈緒子に聞いてきた。

「千春ちゃんと奈緒子ちゃんは良い人とかおないの?」

めちゃくちゃ怪しい顔になってしまっているハルナ、桜達はそれを察知してかその場から
逃げた。

「あ〜あ・・・逃げられちゃった」

そしてまた次の人を紹介するために歩く桜。

「次に紹介する人を見たら驚くよ」
「へぇ・・・どんな人なの?」
「麻帆良学園3−Aの担任の先生だよ」
「「「???」」」

すると桜は次にアスナ・ネギ・木乃香を発見した。

「ネギ君・アスナさん・木乃香さん!」
「あ・・・桜さん、隣に居るのはお友達ですか?」
「そうだよ、友枝中学校の友達利佳ちゃんと奈緒子ちゃんと千春ちゃんそれに寺田先生」
「どうも僕の名前はネギ・スプリングフィールドと言います」
「私は神楽坂明日菜、まあネギの保護者と思ってもいいわ」
「桜ちゃんの友達もかわええなあ、まあ桜ちゃんが一番かわええけど」
「ウチの名前は近衛木乃香よろしゅうな」

双方の紹介も終わってみたのは良かったが、利佳は桜にある事を聞いた。

「桜ちゃん、そういえば先生を紹介するって言っていなかった?」
「目の前のネギ君がそうだよ利佳ちゃん」
「「「「えっ?・・・・」」」」

その瞬間利佳達は数秒間固まりその間背景が真っ黒になり一匹のカラスが利佳達の頭上を
通っていった。

「「「えぇ〜〜〜〜!!!!!!」」」

やっぱり大声で驚く利佳達、やはりこれはお決まりパターンである。

「この子が先生をやってるの!?」
「いったいいくつなの!?」
「数えで十歳ですが・・・」
「この世界の労働基準法はいったいどうなっているんだ!?」

ネギの(数えで)10歳発言に今まで黙っていた寺田先生まで喋りだす始末、利佳達はす
でに信じられない顔をしている。

「やっぱり驚いたね利佳ちゃん達」
「はいどの世界にも子供が先生をしているなんてネギ先生くらいですから」

そして驚きつつも次の紹介に移動する桜達、するとちょうど桃矢と藤隆が到着したのか桜に話しかけてきた。

「桜さん」「桜」
「あっお父さんお兄ちゃん久しぶり」
「お久しぶりです桜さん」

久しぶりの親子の対面をする桜と藤隆、すると寺田先生とも挨拶をした。

「あ・・・これはこれは寺田先生、桜さんがいつもお世話になっております」
「あの・・・私はもう木之本さんの先生ではないのですが」
「そうでしたすみません寺田先生は小学校の先生でした」

などなどどうでも言い事を話し込む寺田先生と藤隆、すると何処からともなくネギクラス
の面々が現れだした。

「桜ちゃん、このかっこいい人桜ちゃんのお兄さん?」
「うわ〜月城先生と同じ位かっこいい!」
「今度月城先生と桜ちゃんのお兄さんとのBL本だそうかな」

次第に桃矢の周りにはクラスメイトだらけになっていく。
そして雪兎と奈久留も桃矢の到着を聞きつけ桃矢の所へ近づいてきた。

「桃矢」「桃矢く〜ん!」

雪兎は普通に桃矢に近づき奈久留は桃矢に後ろからしがみつく、するとうっとうしくなっ
た桃矢は奈久留を振り下ろした。

「桃矢君久しぶり」
「雪・・・久しぶりだな」
「桃矢」

奈久留を無視して再会の言葉を交わす二人、するとハルナのラブ臭センサーにびびっと来た。

「くおおおおおーーーーこれで次回のネタができたわー!!!!!!!(プツッ!)」
「どうしたのハルナ」
「どうしたですかハルナ」

いきなり興奮して変な言葉を上げ立ったまま気絶したハルナ、桃矢と雪兎のラブ臭を感知
できたのはハルナだけだったので周りは何が起こったのかわからなく騒然となる。

「やはりここは『抹茶コーラ』を飲ますしかないな〜」

そしていきなり出てきた木乃香が『抹茶コーラ』を飲ませると、ハルナの顔はみるみる青
ざめていきけたたましい声と共にハルナは目を覚ました。

「ぐぎゃああああああーーーー!!!!!」
「あ〜死ぬかと思った」

するとネタ帳に今回の事を書き込むハルナ、今言っておくがこの話は本編とは全く関係がない。
そしてまた小一時間過ぎると会場は突如真っ暗になり朝倉司会で何らかのイベントが始まった。

「ええ・・・今回司会をする事になりました朝倉和美です」
「まあ私の紹介はこれぐらいにしておいて今回のパーティーのプログラムに移ります」
「今回のパーティーにはなんと三名のゲストが来て下さっておりますが、今作のヒロインである桜ちゃんに先ず前に来てもらいましょう!」

朝倉は黙々と司会を行い『魔術×魔法』のヒロインである桜を前のお立ち台に上らせる。
すると朝倉は今回のゲストを一人一人紹介した。

「先ず一人目のゲストはこの人、『D・C・N・S ダ・カーポ〜ネギま!シーズン〜』のヒ
ロイン白河ことりさんです!」
「皆さん始めまして、白河ことりっす」
「「「「「「(やっちゃったよ作者!・・・)」」」」」」

クロスのクロスややってしまった作者に皆そろって作者にツッコミを入れる。

「ことりさんは『ネギま!シーズン』ではネギ君のお姉さん的役割になってるみたいですねえ」
「はい・・・私はお姉ちゃんしか居ませんからネギ君がかわいくって」
「そうですか〜さてみなさん驚いてないで次いきますよ〜!」

そしてやはり次のゲストはこの人であった。

「二人目のゲストは『ネギま!LESSON』のヒロイン一文字むつきさんです!」
「みなさん始めまして一文字むつきと言います」
「むつきさんは『ネギま!LESSON』ではネギ先生のママ的役割になっているようですが
何かコメントをどうぞ」
「ネギさんママとして今後も頑張ります!」

そしてゲストは最後となり最後の一人を朝倉は紹介した。

「そして最後のゲストは『スーパー教師ちるみさん』のヒロイン香田ちるみさんです!」
「どうも原田家でメイドをしております香田ちるみと申します」
「ちるみさんは『スーパー教師』において唯一副担任として3−Aの教師をしておられます
が何かコメントをお願いします」
「物を壊さないように頑張ります!」
「ハイハイ人間として基本的な事がでましたね」
「基本的(ガーン)!!」

ちるみが落ち込む中朝倉の司会は進む進む進む、すると次のプログラムへと進んだ。

「えー・・・次のプログラムはこれです!」
「『誰が一番No.1ヒロイン決定戦』です!」
「え?」「え?」「え?」「ほぇ?」
―――パパパパパーン!!!

すると朝倉の後方から大きなクラッカー音が聞こえてくる。

「今回のプログラム内容を説明しますと数回競技を行いまして誰が一番のヒロインか決定いたします!」
「やる競技内容は作者のその時その時の気まぐれで変わり作者すら誰がNo.1になるのか分かりません」
「これこそ『梁○泊流なりゆきまかせ大作戦』だー!」
「「「「「「「だあああああああーーーーーー!!!!!」」」」」」」

朝倉の発言により会場のほとんどの者達がこけまくる。

「皆さんコケないでくださーいそれもこれもこの作者のせいですからー!」
「さてそろそろ競技に移りましょう、今回の第一種目は・・・・・」


「お料理対決ダー!!!!」
「うおおおおおーーーーーーー食べてーーーー!!!」
「ハイハイそこの豪徳寺薫さん静かに〜!」
「やったー名前が出たー!」

そして喜ぶ豪徳寺薫、すると朝倉がそれを無視して競技内容の説明に移った。

「競技は簡単、ただ単にここにある食材を使って料理を作ってもらいます」
「審査員はこの人たち、人が良すぎてちゃんと審査できるのかネギ・スプリングフィールド、辛口で審査をするエヴァンジェリン・A・K・マクダウェル、ちゃんと味分かっている
のか犬上小太郎、なに考えているか分からないクウネル・サンダースの四人です!」
「それでは一人一人コメントをどうぞ!」

朝倉はネギ達にマイクを向けた。

「えっと・・・皆さん公平に審査します」
「不味かったら殺(や)るぞそれとネギやにんにくを入れるなよ」
「食い物だったらなんでもええわ」
「料理楽しみですね」

そしてそれぞれのコメントも終わると競技に移った。

「この競技は1位50点2位30点3位10点4位5点ですが、それでは初めてください!」

こうして料理に移る四人、それぞれの料理風景はこんなものであった。

「キャー!!!!!!」
――――パリンパリンパリーン!!!
「「「大丈夫ですか!」」」

ちるみが転んでやはり皿を割ってしまい他の人の良い三人はそこに集まってしまう。

「すみません・・・で料理が完成しました」
「「「いつの間に完成したんですか!?」」」

皿を割りながらもいつの間にか料理ができてしまっているちるみ、助けていた三人は全く
料理が進行していなかった。

「急いで作らなきゃ」

そして急いでそれぞれの料理を作った三人、その間に審査員はちるみの料理を食べていた。

「かーうめえ」
「おいしいですちるみさん」
「さすが本家本元のメイドだな、茶々丸の料理よりかうまいぞ」
「まあ茶々丸さんの料理はデータ料理ですからね」

こうしてちるみの料理をゆっくりと食事している間に料理を作り終わった三人、食事が終
わるとその順位が発表された。

「では順位を発表します」
「今回の順位はこれだ!」

一位:一文字むつき(98点)
二位:香田ちるみ(90点)
三位:白河ことり(85点)
四位:木之本桜(84点)

「今回の順位解説をクウネルさんどうぞ」
「二位のちるみさんがさすがメイドで一番おいしかったのですが皿を割って迷惑をかけて
しまったのが決定打となりましたね、後の二人はもう少し料理の修行が必要です」
「ハイ、良き解説ありがとうございました」

そして第一競技が終わり第二競技に移った。

「第二競技は・・・・『力持ちは誰だ決定戦!』」
「競技内容は簡単、この中にあるバーベル一番重い物を持ち上げた人が優勝です」
「ちなみに桜選手・・・カード使ってもOKです!」
「良いのかな・・・」

そして始まった第二回戦、この競技は『力』(パワー)のカードが使える桜がダントツ勝利
かと思われたが意外なイレギュラーが発生した。

「おーっと桜選手200Kg持ち上げたー!」
「対するちるみ選手は250Kgだー!」
「むつき選手とことり選手50kgも上らない」
「桜選手今度は300Kgだー!」

そしてちるみと桜の攻防も進み最終的には結果はこうなった。

一位:木之本桜(1.5トン)
二位:香田ちるみ(1トン)
三位:白河ことり(30Kg)
四位:一文字むつき(20Kg)

「さて第二種目の解説を小太郎君どうぞ」
「魔法つこた桜姉ちゃんは分かるけどちるみ姉ちゃん人間か?」
「小太郎君解説ありがとうございましたー。ではこうして第二種目終わりましたがここで中間発表を行います」

一位:香田ちるみ60ポイント
二位:一文字むつき55ポイント
二位:木之本桜55ポイント
四位:白河ことり20ポイント

「一位から三位まで団子状態ですがことり選手頑張ってください!」


「さて次の種目は『運動神経100m走』、もう結果は見えていると思いますが始めます!」

本当にこの種目は朝倉の思ったとおりの結果となった。

一位:木之本桜
二位:白河ことり
三位:香田ちるみ
四位:一文字むつき

「桜ちゃん早かったね」
「そうですか?」

言葉を交わす桜とことり・・・

「今回の解説をエヴァちゃんどうぞ!」
「やはり桜が一番だったな」

そしてそこらを飛ばして第四種目『学力対決』へと入り桜は真っ白になりながらもテスト
に参加した。

「ほぇええええ・・・わからないよ〜」
「ええ〜この問題は中学生レベルとなっております、桜選手には少しきついようですね〜」
「私達には簡単なんですけど・・・」
「そうですね」

成績優秀なことりと教師である一文字むつきにしてみれば中学生のレベルの問題は簡単で
ありちるみも中学生レベルくらいなら普通にできた。

「さてそれでは成績発表に参ります!」
「ほぇぇぇ・・・成績が皆に見られちゃうよ〜」
「今回の成績はこれだ!」

一位:白河ことり(485点)
二位:一文字むつき(470点)
三位:香田ちるみ(400点)
四位:木之本桜(・・・は悪すぎるので伏せておきましょう)

「さて今回の競技についての解説ネギ先生お願いします!」
「桜さん後でバカレンジャーさん達と共に補習を行いましょう」
「ほぇぇ・・・(泣)」
「なんで私達まで補習なのよ〜!」
「ハイハイアスナは黙っててね」

こうしてアスナを黙らせる朝倉、すると種目は最終種目へと入っていった。

「さて記念すべき最終種目は・・・・・


『水着審査』だーー!!!!!!」
「「「「うおーーーーー!!!!!」」」」

そしてごく一部の格闘家の四人から声援が上る。
すると朝倉は立て続けに最終種目の説明をした。

「最終種目は審査員がクウネルさんとカモミールさんへと変わります!」
「そしてネギ先生を使いそれぞれのコンセプトを決めてポーズをとってください『年齢詐
称薬』を使いましてもOKです!」
「それでは水着を決めてください」

すると桜達の目の前に大量の水着が置かれる。

「何にしようかな♪」
「やっぱり海草ですね」
「桜ちゃんの水着は私が選びますわ」
「ほぇ・・・知世ちゃん?」
「う〜んこまりました」

それぞれ水着を選ぶ中幕が下がり桜達がどんな水着を選んだか隠す。
そして10分ぐらい経過すると水着審査が始まった。

「それではお待ちかねの水着審査へと移りましょう」
「さてトップバッターはこの人一文字むつきさんコンセプトはやはり『母と子』だー!」

すると白いワンピースを着たむつきと7巻で着ていた水着を着たネギがでてきた。

「それではポーズをとってください」

するとむつきはネギの後ろに回りそのまま抱き上げた。
ネギの後頭部辺りにはやはりむつきの胸が当たっている。

「それでは審査員コメントをどうぞ!」
「う〜むこれはネギ兄貴がうらやましいですぜ旦那」
「シンプルに決めたむつきさんの水着がネギ君と会っていていいですねこれぞ『母と子』です」
「さ〜てどんどん行きましょうネギ先生はさっさと中へと入ってください」

中へ入ったりでたりしなければいけないネギ、中へ入っていくと中からはネギの声が聞こえた。

「ことりさん自分で着替えますから脱がさないでください!」
「ダ〜メネギ君着替えるの遅いからハイ今度はこれね♪」

中で無理やりことりに着替えさせられている様子のネギ、すると準備できたのかその声はやんだ。

「さ〜て次誰が出てくるのか今ので分かりましたね、そうです次はこの人白河ことりさんです!コンセプトは『可愛いお友達』です!」

すると赤いビキニを着たことりと十一巻で着ていた狐娘風のかっこをしたネギが出てきた。

「ぶふー!(パタリっ)」
「おお〜・・・委員長が倒れたぞ!」
「ネギ君かわい〜!!!」
「ことりさんもセクシーだ!」
「被害者(委員長)が一名でましたがそれではポーズをとってください」

するとことりはネギをお姫様抱っこしてホッペにチュっとキスをした。

「ことりさんネギ先生になんて事をなさるんですか!」
「わ〜委員長が生き返った!」
「誰か委員長を止めろー!」

生き返って前に出ようと暴れだす委員長、するとクラスメイト達が委員長を止めた。

「旦那、これはたまりませんねムッハー・・・」
「ええ・・・自分の毛が赤色ですから自分とあわせたのでしょう、ですがこれほどネギ君
が可愛いとはナギに見せてやりたいですね・・・くくく・・・」

そしてことりの水着審査も終わり次はちるみの番となった。

「それでは次香田ちるみさんですコンセプトは『海』です!」

すると海草とかかれたごく普通の水着を着たちるみがネギを連れて出てきた。

「あの・・・これは水着審査ですからもう少し考えて選んでください」
「ええ・・・ダメですか?」
「ダメですよこれは・・・」

もうすでに解説しなくても良いくらいダメなちるみ、その様な者はさっさと飛ばして次の
最終水着審査桜に移った。

「それでは最終水着審査木之本桜さんに移ります、コンセプトは『少女を救った謎の男性』です!」

するとスクール水着を着た桜と魔法使いのフードをかぶったナギ姿のネギが出てきた。

「それではポーズをとってください!」

するとネギは桜をお姫様抱っこして被っていたフードを取った。

「大丈夫ですか?」
「ハイ・・・」

そしてそんな台詞をはく桜とネギ、カモとクウネルの審査はこうだった。

「やりますねここにきてスクール水着とは、私も屈服しましたさすがは知世さん」
「これこそ桜嬢ちゃんを知り尽くした知世嬢ちゃんでないと思いつかない荒業ですな」
「それにしてもネギ君ナギにそっくりですね」

そして全水着審査も終わると、すぐに順位が発表された。

「さてそれでは水着審査の順位発表を行います」
「最終種目水着審査の順位はこれだ!」

一位:木之本桜
二位:白河ことり
三位:一文字むつき
四位:香田ちるみ

「さてなぜこうなったかのコメントをクウネル審査員からどうぞ」
「ハイ、こうなった理由はやはり今回はセクシーさを競うのではなく萌度を競うものでありスクール水着を選びました桜さんが一位と言う事になりました」
「オイラはことり姉さんがよかったっすけどクウネルの旦那に決定権を譲りやした」

そして全ての競技も終わり、総合成績はこれとなった。

一位:木之本桜(160ポイント)
二位:白河ことり(130ポイント)
三位:一文字むつき(100ポイント)
四位:香田ちるみ(85ポイント)

「優勝は木之本桜選手だー!!!!!」

そして桜の頭上にあったくす玉がわれ、桜の頭に大量の紙ふぶきが落ちてきた。

「おめでとうございます桜ちゃん」
「それでは木之本桜さん、今回の賞品を受け取ってください!」
「え・・・賞品があるの?」

こうして桜の目の前に出された大きな箱・・・

「それでは桜さんあけてください」

そして桜は大きな箱に手を掛ける。
するといきなり勝手に箱のふたが持ち上がった。

「ほ・・・ほぇぇぇぇーーーー!」
「誕生日おめでとう桜」
「小狼くん?」

箱の中からは誕生日おめでとうと書かれたケーキを持った小狼がでてきた。
そう・・・この小説を投稿した日は四月一日、桜ちゃんの誕生日である。

「「「「「「「「「桜ちゃん誕生日おめでとう!」」」」」」」」」

観客席からも桜にお祝いの言葉が飛んでくる。
そして桜は何が起こったのかわかり涙を流しながら皆に礼を言った。

「ありがとう皆・・・そして小狼くん、久しぶり」

桜は礼を言い終わるとすぐさま小狼に抱きつく、そして普通のパーティーは桜の誕生日パ
ーティーへと変わった。

「皆皆ありがとうこれからも本編で私頑張るよ!」

そして桜が一言喋ると回りは活気付き、今日のパーティーは次の日の朝まで続いた。

「ほぇぇ・・・さすがに朝まではきつすぎたよ」
「桜、別荘を貸してやろう」
「ケッニンゲンテニャヨエエイキモンダナ」

エヴァや茶々丸・チャチャゼロの周りにはもうすでにグロッキー状態のやからにあふれ返っていた。


<第二十話終>


『ケロちゃんの次回予告コーナー』

「こにゃにゃちわ〜今回なんかワイのせ・・・り・・・ふ・・・が・・・」

「だんだん落ち込んだらあかんでケロちゃんウチかてセリフがなかったんやから」

「まあそうやな、きい取り直して今回もケロちゃんの次回予告コーナーがやってきたで〜」

「今回のゲストは和泉亜子っちやなんやアンケートで上った四人で抽選したら亜子っちに

当たった見たいや亜子っちも運がええな〜」(←マジで抽選したら亜子になりました)

「そうやケロちゃん今回のパーティーどないやった?」

「美味いくいもんがいっぱいあってよかったわ〜」

「ほんまケロちゃんって食い意地がはっとるな」

「そやそやそう言えばそろそろ次回予告幾行くで〜」

「さて次回のタイトルはー」

「『さくらの苦悩とのどかの告白』や」

「異世界の小僧に攻撃できない桜は落ち込みまくり」

「ネギ坊主が好きな本屋嬢ちゃんは告白する」

「はたして桜の出した答えとは!?」

「が次回の見所やな」

「と言うわけで予告も終わったけど今回先に言うとく」

「次回の『次回予告コーナー』のゲストは今回の本編で出てきたゲスト三人から一人選ば

れて登場するで」

「ふうんそれやったらケロちゃんだれがええ?」

「ワイか・・・ワイやったらちるみ姉ちゃんやな、何か美味いもんでも作ってほしいし」

「やっぱりケロちゃんの頭ん中くいもんの事しかないねんな」

「それじゃあそろそろ今回の次回予告コーナーも終わりや」

「ほな好例の最後のキメいこかケロちゃん」

「うしゃあ一緒にいくで亜子っち!」

「「ほなな〜」」

<終>


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